【東京湾2020冬】絶好調の『船シロギス』釣り初心者入門 目指せ100尾
2020年02月14日 16:30
抜粋
東京湾の沖釣りターゲットのなかでも、最も手軽に狙えるシロギス。ポイントは港から至近で、沖釣り入門に最適。今回はシロギス釣りの基本となるタックルや釣り方の解説と、お勧め船宿の最近の釣況を紹介する。
(アイキャッチ画像提供:金沢八景・進丸)
東京湾のシロギス釣りのキホン
シロギス釣りの基本となる、タックルと釣り方を解説する。シロギス釣りのタックルはエントリーモデルでも十分楽しめる。釣行回数を重ねて腕を磨いてからステップアップするのも楽しみのひとつ。
竿
初めて購入するならエントリーモデルで十分。代用品としては感度の優れたバスロッドもオススメ。使用するオモリは8~20号前後のため、その範囲のオモリ負荷をもった1.6~1.8m前後のもの。調子は8対2~7対3で、穂先がしなやかかつ、感度のいいものほど、アタリは取りやすい。
リール
この釣りで仕掛けの投入や回収がスムーズに行えるのは、小型スピニング。ミチイトはPEライン0.6~1.5号100mほど。
仕掛け
天ビン仕掛けまたは胴突き。前者なら、お勧めは固定式のシンプルなもので、腕長10~15cm前後が絡みが少なく扱いやすい。仕掛けはフロロカーボンライン0.8~1.5号を使用した全長0.6~1m程度。ハリには流線や競技キスの8~9号の2本バリ。
後者はミキイトがフロロカーボンライン2~3号で50~60cm程度。オモリの上部約10cm前後からフロロカーボンライン0.8~1.2号程度で30~40cmの枝スを出し、ハリは同じく流線や競技キスの8~9号が一般的。
オモリは、船宿からの指定があれば、それを基準に10~20号を複数用意。
船シロギスの釣り方
エサは、青イソメをできるだけ真っすぐ通し刺し、1~3cmタラす。
数を伸ばすなら、仕掛けをキャストして広範囲に探ると有利。事故を防ぐために必ずアンダースローで投げ入れ、着水直前にスプールのイトの放出を止めると、仕掛けが前方に放り出され、天ビンとの絡みが防げる。オモリが着底したら、イトフケを回収。0.5~1mの幅でオモリが底をはうイメージで仕掛けをサビき、付けエサをアピールする。
また、キャストができなければ、船下に仕掛けを落とすだけでもOK。船の揺れで、オモリが底をたたくようにしておけば自然と誘いになる。
水温と活性によるが、アタリはブルンッと明確に伝わることが多く、初心者にも分かりやすい。
アタリがきたら、ひと呼吸おいて、スーッと竿先を聞き上げるように立ててアワせる。ハリ掛かりしたら一定速度でリーリング。船内に抜き上げるように取り込む。
食味について
冬場は上品な脂乗りが特に抜群。自分で釣ったシロギスで、ぜひこの味を体感してもらいたい。
オススメの船宿紹介
今回の情報提供いただいた、お薦めの船宿の最近の釣況をご紹介する。状況はビギナーでも「アタリがなくて退屈」といったことはなさそうだ。
金沢八景・荒川屋
東京湾金沢八景(瀬戸橋)の荒川屋では、午前・午後の半日船と1日船の3体系で受け付け。1月26日の午前船では12~23cm7~34尾。1月25日の一日船ではトップ114尾。
金沢八景(漁港内)・進丸
金沢八景(漁港内)の進丸では、「一日船はちょっと長くて楽しめるかどうか不安」といった人にぴったりなショート船で出船中。1月26日は22cm頭に8~60尾。1月25日はトップ105尾と好調をキープ。
東京湾門前仲町・深川冨士見
東京湾門前仲町の深川冨士見では、1月26日40~43尾で、釣り人の希望で早上がり。1月25日はトップ103尾。
<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>