『メバリング』ステップアップ解説:メバル狙いの「バチパターン」とは?
2021年04月14日 17:00
抜粋
バチパターンはシーバスフィッシングにおいて有名なパターンだが、メバリングにおいてもバチパターンが存在する。今回はバチパターンでのメバルの狙い方を解説する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター山下洋太)
バチ抜けとは
バチ抜けとは、イソメやゴカイなどが産卵のため砂や泥から水面に出てくることを言う。バチ抜けが起こる時期は、地域や場所にもよるが12月後半から5月中旬が一般的だ。
バチ抜けの時に大型メバルが釣れる傾向にある。私自身、過去10数年バチ抜けパターンでメバルを狙っているが、20cm後半の大型メバルが釣れることが多い。いい時には28cm前後のメバルを20匹程度釣れることもあるため、大型狙いにバチパターンは外せないパターンだ。
メバリングのバチパターン
メバリングでのバチパターンで意識したいポイントを紹介しよう。
時期
12月後半から5月中旬くらいまでがバチパターンでメバルを狙えるシーズンだ。特に港湾部でのバチ抜けが起こる4~5月がバチパターンでのハイシーズンとなり、大型が比較的狙いやすくなる。
時間帯
シーバスにおけるバチパターンと同様で、潮がよく動く大潮や中潮で日没付近に満潮を迎え、下げ始めるとバチが抜けてメバルが釣れ始めることが多い。潮の流れが速すぎると捕食しにくいためか、メバルからの反応がなかなかないこともある。そのため一瞬潮の流れが緩んだときに集中して釣りをしたい。また場所によっては、シーバスの時合いが終わった後にメバルが釣れ始めることもある。
場所
地域にもよるが、12月後半から3月くらいまでは河川や河口部でバチ抜けが起こりやすく、4~5月は港湾部でバチ抜けが起こりやすい。時期に合わせて釣り場を選択したい。
バチ抜けに有効なルアー
メバリングにおけるバチパターンで有効なルアーを紹介しよう。
シンキングペンシル
シーバスのバチパターンにおいて、シンキングペンシルを使用する人は多いと思うが、メバルのバチパターンでも同様にシンキングペンシルは有効だ。
サイズとしては、50~90mm程度のものを用意すると良い。カラーは、ホワイト系、チャート系、ピンク系のルアーが今まで使用した中で最も反応が良い。
ジグヘッド単体リグ
遠投が必要ない場面では、ジグヘッド単体リグ(ジグ単)も有効だ。特に川幅の狭い河川の河口部では、過去にジグ単でかなりの数のメバルを釣り上げることができている。ワームは2inchから3inch、ジグヘッドの重量は0.9g前後が扱いやすい。シンキングペンシルより少し深いレンジで、流れに従ってリグを流すドリフト釣法をすると、反応を得ることができる。
フロートリグ
港湾などの大場所では、フロートリグを使用することも有効である。シンキングペンシルなどのハードルアーに反応が悪い時や、ジグ単で届かない場所でメバルがヒットするときにはフロートが良いだろう。遠投して超スローリトリーブで探るとメバルからの反応が多い。
釣り方
釣り方もほとんどシーバスのバチパターンと同様だ。バチが抜けている時は、メバルは表層を意識している。そして、バチは遊泳力が低いため、潮に漂っている。そのため潮上に投げ、潮下に流す様にルアーをトレースすると、表層に漂うバチを演出することができる。
<山下洋太/TSURINEWSライター>
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