人気エリアの地磯フカセ釣りで45cm1.6kg口太メジナ【神奈川・城ケ島】
2021年04月20日 17:00
抜粋
産卵前の大型メジナを狙って神奈川県城ヶ島の地磯へフカセ釣行。大型のバラシや天候変化に対応し、最終的に45cm1.61kgの口太メジナを手中にした釣行をお届けしよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)


磯釣りが楽しめる城ヶ島
首都圏から車で1時間ほどで行けて、本格的に磯釣りが楽しめる釣り場がある。今回紹介する城ケ島だ。城ケ島は神奈川県三浦市にあり、マグロで特に有名な三崎港と並び、観光名所としても知名度が高く、いつでも多くの観光客で賑わっている。
ここで城ケ島の歴史を少し紹介。城ケ島は島というだけに、かつては三崎港の岸壁から渡し船を使って行き来をしていた時代がある。1960年に現在の城ケ島大橋が完成してからは船ではなく、徒歩や車などで渡ることができるようになった。当初は通行料を徴収していたが、昨年より無料化されて往来がしやすくなり、益々大勢の観光客が訪れている。
磯釣り場「三浦道場」
肝心の磯釣り場としての城ケ島であるが、三浦半島の磯場の中では、水深があり、潮の流れ方も良いことから、一年を通していろいろな魚種が狙え、良型が数多く記録されている。本格的に磯釣りをされる方から、手軽に磯釣りを始めたい方まで、十分楽しめるのが城ケ島の磯場である。
本格的な磯釣りが楽しめる(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)ただ伊豆半島の釣り場のように渡船を利用した沖磯は少ない。島内には千鳥島、釜島、猪ノ子島の3か所の沖磯はあるが、伊豆と比較してしまうとキャパシティは少ない。しかしながら、沖磯に負けないほどの釣果が期待できる地磯が多くあるのが、城ケ島の最大の魅力だ。
個人的なことになるが、城ヶ島は三浦半島の磯場の中でも、釣りの基本など多くのことを学んできた場所ということから、「三浦道場」と勝手に呼んでいる。
4月は産卵期終盤
この原稿を書いている4月、メジナ釣りシーズンとしては産卵に入り出す頃となり、釣り上げるのが厳しい状況となる。ただ個体差があるようで、産卵し出すメジナもいれば、まだ産卵前のメジナもいる時期ではある。
そして、一度に産卵してしまうのではなく、何回かに分けて産卵をしていることも、釣り上げたメジナから見受けられる。
はっきりとした生態は分かっていないが、産卵を終えてしまうと一時的に食い渋ってしまうので釣り上げるのが難しくなることが多い。それが3月後半から4月頃と重なり、産卵期終盤と呼んでいる。
イツセノカドで大型メジナ狙い
例年、産卵前のメジナを狙って何度も釣行を重ねている。理由としては、エサ取りが少ない時期なので、良型を狙い易いこと。それとこれが狙う一番の理由であるが、長さ、重量共に自己記録が狙えるトップシーズンということが挙げられる。50cmオーバー、3kg超えも夢ではない。
3月17日も昼からの釣行ではあるが、自己記録更新を目指して城ケ島のイツセノカドという地磯へ釣行した。当日の天候は、北東風がやや強く吹き、前日に通過した低気圧のウネリが残っていた。磯周辺は沖からのウネリでサラシができ、潮はあまり流れていないようだが、サラシで沖に潮筋ができる状況。
当日のタックルと仕掛け
まずはコマセを作った。オキアミ3kgに配合エサ(グレパワー沖撃ちスペシャルとグレパワーVSP各1袋)を良く混ぜた後に、少しずつ海水を入れて混ぜ合わせた。
当日使用したコマセ(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)次に、仕掛け作り。竿はがま磯インテッサGⅤ1号5m。リールは2000番レバーブレーキタイプ。道糸銀鱗SSブラックマスターエクストラ1.5号。仕掛けの馴染みを良くするためのハリスとして、トヨフロンスーパーLEX1.5号10mを道糸と直結。食わせ用のハリスとしてトヨフロンスーパーLEX1号2ヒロを反対側に直結した。そのハリスにはハリ一刀グレ4号を結んだ。
ウキは、サラシの出具合などを観察し、狙うポイントの距離を考え、Mサイズの0号をセット。仕掛けを投入した後、潮に仕掛けが馴染み、ゆっくり沈むように、ジンタンシズG5号をゴム管下に打った。
それと、さしエサが潮に揉まれて不自然な動きをしないよう、ハリ上15cmにG7号シズを打った。潮の状況、仕掛けを入れて見ての感じ、今日は良いのが釣れそうな予感がする。
良型ヒットも口切れ
いつもの狙い方として、磯際のオーバーハングした海底近くにいるデカイ奴を狙った。サラシが小さいタイミングで仕掛けを際から離れないように引き付けて差し込ませた。何回かやってみたが、どうやらフグがエサ取りとなっている。ひとまずこのポイントは休ませることにした。
次なる狙い方は、徐々に沖に仕掛けを入れて、メジナの反応が良い距離とタナを探るようにした。すると、15m沖の沈み根際でウキに変化が出た。釣り始めてまだ30分も経っていないタイミング。それも引きからするとかなりの良型。ファーストヒットだから少し慎重にやり取りをした。
と、満月に曲がっていた竿が突然真っ直ぐに戻ってしまう。まさか、ハリス切れか?仕掛けを確認するとハリ外れ。小さなアタリを捉えていたのと、ハリ号数が4号と小さい。唇一枚にハリ掛りしていて、それなりの重量がある魚だったので、口切れしてしまったようだ。なんとなくだが、このバラシで今日の狙い方が分かった。
35cm頭に口太連発
比較的浅いタナで仕掛けを馴染ませ、メジナがさしエサをくわえると抵抗を極力抑えたウキがゆっくり沈み出す。そこでアワセるのではなく、そのままウキを視認できなくなるまで追っていくと、僅かにラインがピンと張るので、そのタイミングに聞きアワセをしてハリ掛りさせる釣り方が有効と感じた。
ほどなくして同じポイントで35cmを頭に32cm、30cmの口太メジナを連発。今日はどれだけ釣れるのか?しかしそうは甘くないのが自然界。真正面となる南西からやや強い風が吹き出した。コマセ、仕掛け投入、いずれも非常にやり難くなる。
口太メジナ連発(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)それでも、予め風のことも予想し、Mサイズウキで投入しやすくしていたのと、コマセも遠投が効くブレンドパターンで臨んでいた。
サラシ際で大型ヒット
正面風によるサラシの出方が沖に長く伸びるようになる。そこで、サラシが切れる辺りをダイレクトに狙ってみた。ウキが沈み出し、視認できなくなるかどうかの所で一気に竿先まで来る強烈なアタリ。
ハリスは1号と食わせ重視で超細仕掛け。何とか取りたい!竿のテンションをある程度余力を残した曲げ方でどうにか右側の沈み根はかわせた。あと10m寄せて浮かせられれば、と思ったことを魚に気付かれたか、今度は左の大きな沈み根際に猛突進しだしてしまう。
いとも簡単にハリス切れ。海の状況は風による小荒れ気味となり、大型がまだ狙えそうな気配。すぐに仕掛けを同じ所へ投入。奴はまだいた。ラインを僅かに張るアタリを取った途端、根掛りでもしたように動かない。ラインを通して魚が掛っていることは感じる。竿をためたまま待つこと数秒。
大物手中で歓喜(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)奴が動き出した。あとは魚の動きに合わせ、根ズレだけ気をつけてようやく浮かせることに成功。タモ入れも一発で決めて取り込むことができた。「いや~!痺れた。」
45cmメジナに満足
口太メジナ45cm、重さ1.61kg。超細仕掛けタックルで良く取れたと自分で自分を褒めたい。興奮冷めやらない中、最後の一投と更なる大物を狙うと、またまた超大型がヒット。しかし、寄せる段階で左側の沈み根で切られてしまう。水平線に夕日が沈みかけたので今日の釣りは終わりとした。
各種料理に舌鼓を打った(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)天候、水温、狙い方等々いろいろな条件が良い方に重なって釣果に結びついたと思う。産卵期終盤で多少ヒットの確率は落ちるが、まだ大型のメジナは狙える。自己記録更新を狙って城ヶ島通いが続きそうだ。
<塩田哲雄/TSURINEWSライター>
城ヶ島の地磯
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