『ライトゲーム』ステップアップ解説:「マイクロメタルジグ」の有効性
2021年04月23日 16:30
抜粋
最近様々なメーカーからマイクロメタルジグが発売され、使用するアングラーも増えている。今回はマイクロメタルジグの有効性について解説する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター山下洋太)
マイクロメタルジグとは
マイクロメタルジグとは、0.6~5g程度のメタルジグのことである。形状が小さいから小型魚だけ釣れるというわけではなく、大型のヒットもある。代表的なターゲットとしては、メバル、カサゴ、小ハタ、アジなどが挙げられる。
マイクロジグのメリット
マイクロメタルジグのメリットを紹介しよう。
遠投できる
マイクロメタルジグは小さいながらも飛距離が出る。そのため、ジグヘッド単体リグ(ジグ単)では届かないところまでアプローチでき、今まで攻めることが出来なかったポイントから魚を釣ることができる。
手返しが良い
ジグ単体で何度も魚を釣るとワームがズレやすくなる。アタリが多い日は1投に何度もバイトがあるが、1回のアタリでワームがズレてしまうと、すぐに回収し、ワームを正しく付け直さないとならないため、手返しが悪くなる。しかし、マイクロメタルジグだと1投で何度アタリがあってもズレたりしないため、魚がヒットするチャンスが多くなる。
喰わせ力が高い
マイクロメタルジグは、ジグ単よりもシルエットが小さい。そのため、なかなかジグヘッド単体リグでは魚からの反応がない場面でも反応がある時が多い。
マイクロジグのタックル
マイクロメタルジグに有効なタックルを紹介しよう。
ロッド&リール
メバルやカサゴを釣る場合は、メバリングに使用しているロッドとリールをそのまま使用できる。小ハタを狙う場合は、メバリング専用タックルの中でも、少し強めのロッドを選択したい。
ライン
小さなメバルやカサゴが多いポイントでは、マイクロメタルジグの操作性に長けたエステルラインを使用するのが良い。大きなメバルやカサゴ、小ハタを釣るなら、PEライン0.2~0.4号を使用する。リーダーはフロロカーボンラインの4~8lbが扱いやすい。
マイクロジグの使い方
マイクロメタルジグの使い方を紹介しよう。
ただ巻き
スローに表層をただ巻きするとメバルが釣れることが多い。スローリトリーブするとヒラヒラと動くため、魚が反応することが多い。ハンドル1回転に2秒を目安にすると良い。
シェイク
シェイクとは、ロッドを小刻みに動かしながらリトリーブをすることを言う。ただ巻きで反応がない時は、この方法を試してみると、反応があることがある。この時注意したいことは、ロッドを大きく動かさないことである。大きく動かしすぎると魚からの反応がないことが多い。
リフト&フォール
リフト&フォールとは、マイクロメタルジグを上下に操作する釣り方のことだ。ハンドルを3回巻いたら、3~5秒リールを止めてフォールさせるとフォール中にアタリが出る。カサゴを狙いたい場合は、底付近でリフト&フォールをすると釣れることがあるため、お試しいただきたい。
ジグ単の代わりに
まずはいつもジグ単体で釣れているポイントで使用すると、魚からの反応が得られやすく、マイクロメタルジグへの信頼度が上がるだろう。筆者も最初はジグ単体で釣れるポイントで使用し、その日100匹以上のメバルをあげることができ、マイクロメタルジグの有効性に驚いた。
購入時のポイントとしては、2つフックが付いているものを選ぶとフッキング率が高くなるため、オススメだ。マイクロメタルジグは価格が安くコストパフォーマンスに優れている点もオススメポイントである。これからのロックフィッシュゲームに是非導入していただきたい。
<山下洋太/TSURINEWSライター>
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