『メバリング』ステップアップ解説:プラッギングのカラー選択とローテ術
2021年04月24日 16:30
抜粋
昨今人気のメバルプラッギング。ルアーのカラーが増え、どれがいいのか悩むアングラーも多いだろう。今回はメバルプラッギングにおいて有効なカラーについて解説する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター山下洋太)
カラーの重要性
メバリングでは、プラグでもワームでもカラー選択は重要である。全く反応がなく今日はダメかと諦め半分でカラーを変えると、いきなりバタバタと釣れることがある。このようにプラグのカラーが状況に合ってないとアタリすら無いことも珍しく無いため、状況に合わせたカラー選択が必要になる。
この状況でこのカラーが良いとパターンを掴むことができれば、今までよりも数を釣ることができるようになるだろう。
カラーの種類と特徴
メバル用プラグのカラーには、クリアー系とソリッド系の2つがある。
クリアー系
クリアー系はルアーが透明なカラーのことで、メバルプラッギングにおいては基本となるカラーである。クリアー系でもピンクやチャートなどのカラーもある。どんなパターンでも対応できるため、メバルプラッギングを始めるアングラーはクリアー系をまずは押さえたい。ピンクやチャートなどのカラーがあり、ラメが付いているものもある。
ソリッド系
ソリッド系はクリアー系とは違い、透明ではなくシルエットがハッキリと出るカラーのことだ。マイクロベイトがいる時や、月が出ている時に使用頻度が高い。ブラック、チャートなどが代表的なカラーである。
クリアー系必携カラー
クリアー系で必ず持っておきたいカラーは以下の通りだ。
クリアーラメ
クリアーのボディにラメが入っているタイプ。ラメの色は赤やシルバーなど様々なパターンがある。ボディの色は完全にクリアーのものと、クリアーのチャートやピンクなどのものがある。メバルプラッギングにおいては、どのようなパターンでも適応できる懐の深さから、1番使用頻度が高いカラーだ。パイロットカラーとしても優秀である。
まずはこのカラーから試してみることで基準のカラーとなり、このカラーからどのようにカラーローテーションすれば良いかの判断材料となる。
グローグリッター
グローの粒がルアー表面に付いているカラー。全体がグローで光るカラーとは違い、粒が光るためアピールしすぎないところがこのカラーのいいところだ。アミパターンで特に威力を発揮し、このカラーでしか釣れないと時がある。絶対に持っておきたいカラーだ。グローグリッターを使う時は、UVライトなどで蓄光させてから使うことをオススメする。
ソリッド系必携カラー
ソリッド系で必ず持っておきたいカラーは以下の通りだ。
ブラック
ブラックはシルエットがハッキリと出るカラーだ。月が出ている時や常夜灯周りで活躍する。特に月が出ている時に海藻帯を攻める場合、海藻の上をブラックのルアーでトレースすると魚からの反応を得られることが多い。よくアングラーには不人気と言われているカラーだが、押さえておきたいカラーの1つだ。
チャート
クリアー系のチャートも人気の高い色だが、ソリッド系でも反応が得られやすいカラーだ。特にマッドチャートはオススメしたい。濁りが常にあるポイントでは、他のカラーでなかなか反応がない時でも釣れることがあるため、お試しいただきたい。
シルバー
シルバーはフラッシングでメバルをアピールすることができる。フラッシングでアピールするためには、ある程度の光量が必要だ。そのため常夜灯周りにベイトフィッシュがいる時には、シルバーが有効な場合がある。
カラーローテーション
カラーローテーションとして、2つのパターンを例に挙げ解説する。
アミパターン
アミパターンはメバリングにおいて難易度の高いパターンと言われている。アミパターンでは、基本的にクリアー系が有効だ。まずクリアーラメで探る。だいたいはクリアーラメで反応があることが多い。反応がなかったり、アタリがあってもフッキングしない場合はグローグリッターに変える。だいたいこの2つのカラーを持っていれば、アミパターンでは十分に釣りができる。
マイクロベイトパターン
マイクロベイトパターンにおいてもまずはクリアーラメを選択する。それで反応がない場合は、ソリッド系のカラーに変えてみる。シルエットをハッキリとさせたい時はブラック、チャートを選ぶと良い。私の経験では、月夜の時シルエットがハッキリしたカラーに反応することが多い。それでも反応がない場合は、フラッシングでアピールするシルバーに変え、反応があるかどうか探る。
<山下洋太/TSURINEWSライター>
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