投げ&チョイ投げでキスの接岸検証 2ヶ所ランガンで計9匹【和歌山】
2021年04月26日 16:30
抜粋
シーズンインにはまだ速いが、キスの状況を確認するために和歌山の扇ヶ浜と芳養に釣行してきた。それぞれ投げ釣りとチョイ投げで狙い、釣果を得たのでリポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター牧野博)
3月後半にキス調査
ウグイスが鳴き始め、本格的な春の到来が感じられるようになった。水温はまだ低いが、紀南方面では徐々にキスの動きが感じられるようになってきた。
2月中旬に印南港でのキス釣りをリポートしたが、ここのところ気温の高い日が続いていて、田辺湾の周辺でも遠投できれば十分2ケタ釣果が望めるだろう。チョイ投げで狙う場合、一般的には5月連休過ぎからが手堅いところだ。しかし今回は敢えて厳しい3月後半にチョイ投げ中心で試し釣りしてみた。
前半は扇ヶ浜で普通の投げ釣りでキスの動きを確かめてから、場所を芳養漁港に変更、港内をチョイ投げで探り、いつものライト感覚の釣りでどのくらいキスと遭遇できるかというチャレンジである。
扇ヶ浜で投げキス釣り
3月25日の午前中は雨であった。昼食をとってしばらくすると雨が止んだので扇ヶ浜に向かう。公園として整備されているので駐車場が広く、徒歩0分の便利な釣り場である。駐車場の直下の護岸の中心部から投げたのは午後1時半ごろ。
竿はスカイキャスターの30号、オモリは新製品のスピードデルナ―天秤の27号である。仕掛けは全長1.8mとし、アスリートキス6号の4本バリを使った。
5色ゾーンで本命ヒット
潮は込み始めていたが、沖のテトラに向かって6色程投げる。5色ゾーンで小さいながらもはっきりとした魚信をキャッチ。ゆっくり食わせてからリーリングすると15cmのキス。1投目から釣果があったので、キスは動き始めていると判断できる。
ただ、護岸のすぐ先が捨て石ゾーン&海藻帯なので、ここで高速のリーリングを強いられ、キスが外れることもあった。ここでは約1時間半探ってピンギス~15cmまでを4匹。次回に南側の石積み護岸から再度チャレンジすることとして一度竿を仕舞う。
扇ヶ浜
芳養漁港でチョイ投げ
その後、芳養漁港に移動。芳養漁港は砂浜を埋め立てたところに護岸が整備されているが、今回入ったのは、その南側にある昔からあるこじんまりした漁港である。ここではルアーロッド改造チョイ投げ竿の10ftに、リールはキャスティズムの25、オモリは小型L天12号に全長70㎝の2本バリ仕掛け。
2~3色ゾーンに軽く投げて探るが、キャスティズムのリールは非常に軽く操作性がいいので快適である。
20cm頭に本命ポツポツ
上げ潮回りでもあったので、港入り口の小さな波止から投げてみたが、まだ水温が低いためかキスの気配がない。そこで思い切って港内の一番奥に移動、船揚げ場のそばの護岸の出っ張りから投げてみると、モゾっとした魚信を捉えることができた。意外に港の奥の凪いでいるところにキスは寄っていた。
その後失投しない様に静かにキャストし、単発ながらキスを追加していく。そして、夕マヅメに、激しくサオをたたくような魚信。外れないようにゆっくりリーリングすると、仕掛けが軽いためか潜るような動きも見せスリリングだ。ゆっくり取り込むと本日最長の20cmのキスでびっくり。芳養漁港のチョイ投げでは、約2時間でキス5匹。まだ水温は低いがキスは確実に動き始めている。
最終釣果
この日は午後の暖かい時間帯で田辺周辺の2か所を探り、キスは20cmまでを9匹。キス接岸の足音を確実にキャッチすることができた釣行だった。
漁港内はプロの漁業者の仕事場である。作業の邪魔にならないように気を付けたい。
<牧野博/TSURINEWSライター>
芳養漁港
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