人気上昇中『ライトブリームゲーム』とは? 釣り方とタックル流用術
2021年05月08日 11:30
抜粋
春の釣り物としてタイたちが釣れ始める。ショアの釣り物では、チヌ(クロダイ)がルアーで釣りやすい。そこで、近年流行の「ライトブリーム」を紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)


ライトブリームとは
「ライトブリーム」=フィネス・チニングともいえるだろう。この釣り方を再確認したい。
従来のチニングというと、ロッドは20g前後のジグまで投げられる7ft台MLクラス、ティップは軟らかめに味付けされているが、全体としてジャキッとしたしっかり感のあるロッドで、セットするリールは2500番か3000番。PEライン0.6~1号前後がスタンダードだった。ベイトリールを使う、まんまブラックバスのような釣り方もある。
だがこの釣り方では食わないチヌも増えてきた。特に人的プレッシャーがかかりやすい、大阪湾近郊でいえば淀川周りだ。人気の場所は常に波動の大きいルアーがガンガン投げられているので、チヌが嫌がって、露骨に見切るようになったと聞く。そこでライトブリームという、筆者の記憶では2015年くらいに提唱された釣り方が、今キテいる。
当時はフィネスで釣る意味がそこまでなかったのだが、最近はフィネスでなければチヌが食いにくい。そのため、チヌのルアーにおける最優先的な釣り方となりつつある。
ライトブリームで数釣りしよう(提供:TSURINEWSライター井上海生)魚の食いが立つのは、確実に「夕マヅメ」、そして夜。ド深夜でも釣れることもある。
目安としてPEライン0.3~0.4号がライン本線となる。これを主眼にタックルを組み立てたい。
タックル流用術
では、肝心のライトブリーム用のタックルを考えてみよう。なお、専用のロッドが開発されている釣りではないので、ライトブリームでは、必ず何かのサオを流用することになる。筆者の考え方として、ライトゲームのタックルをそのまま持っていけばいいと思う。
メバリング流用
タックルはそのままでOK。メバルロッドソリッドorチューブラー、7ft台。リールは2000番にPEライン0.3号、リーダーは6lbを80cm。PEラインは0.25号までは筆者の経験上問題ないが、アジ・メバル専門に0.2号を張っているアングラーは、もう少し太いイトを使いたい。
ドラグを使って弱らせて獲るので、魚と力勝負するのでもないが、どうしても根に潜るタイプのキビレ、チヌがいる。そういう連中を根からリフトするために、イトの力がいるのだ。
メバルタックルでチヌをキャッチ(提供:TSURINEWSライター井上海生)アジング流用
ロッドは6ft台を持ってきて、2000番または1000番スピニングリールにPEライン0.3号を使用しよう。このタックル要件では、橋脚打ちやキワ打ちという、狙いを絞りきった打ち方しかできない。河川の前に投げてコースを引いてくる釣りは難しい。また年無し級がヒットしたときには、筆者の経験では取り込みまでに15分かかることもある。どこかタックルの局所でリフトするのではなく、全体を使ってじっくり体力を削り、だましだまし上げてくることがポイントだ。
ライトブリーム入り
この釣り方から入る、という人は少ないかもしれないが、ライトブリーム入りならばメバルロッドソリッドorチューブラーに2000番PEライン0.3号、リーダー6lbを80cm程度というスタンダードタックルをおすすめする。ワーミングメインなら、ロッドはソリッドだろう。
バスからの流用
バスロッドの流用も利く釣りである。スピニングでもベイトでもOKだが、1g程度のリグが軽快に扱えるものにしたいので、PEラインは0.3号、ロッドの調子はULが基本だ。
ライトブリームのポイント
狙うのは、湾奥の海のキワ、橋脚打ち、リバー小場所などである。チヌは汽水域に着きやすく、また水質の汚染にも強いという特徴を持ち、この二つが重なっていると魚影は濃い。
筆者の通う大阪南港などの海では、まさしく足元がポイントとなる。メバルのように足元に横にコースを作る。レンジは表層から探り、中層、ボトム上へと下げていくのが基本だ。
ライトブリームの釣り方
ライトブリームではワーミングが一の手となる。チニング用のワームを使用するのもいいが、筆者がもっとも感触を得ているのは、バスワームの2inch前後。カラーは高活性、ノーマル活性、低活性用にアピール度をかえて三色程度。
そして、これが面白いのだが、チヌには非常にメタルがよく効く。小型キビレから大型チヌまで、マイクロメタルジグに積極的に食ってくる。また、メバル用プラグなども使える。ハードルアーで打ちたいアングラーの釣り欲も満たしてくれる、面白い釣り物だ。
具体的な釣り方としては、通常のリトリーブ、ミドスト、軽量のヘッドと組み合わせて「ボトムふわふわ」など。
取り込み直前に大事なことがある。チヌが水面に浮いたら、その時点で一度、ちょっとドラグを緩めてやる。そうすると、暴れてジグヘッドが外れるというバラシが防げる。必ずサオでリフトするのでなく、リーリングでじわじわと寄せながら、タモ入れまで持ち込もう。
タモ入れ時にはドラグを緩めて(提供:TSURINEWSライター井上海生)フィネスで狙おう
チヌやキビレは、生息するエリアでは簡単に、よく反応する大型魚である。釣れる噂のある湾奥エリアでは必ず出る、と言い切ってもいい。チニングでの強気な釣り方よりも、若干加減してやった「食わせ」、フィネスの方が軽く口を使ってくるので、ぜひライトブリームで最初の1匹を獲ってやろう。
チヌはメタルにも反応する面白い魚(提供:TSURINEWSライター井上海生)<井上海生/TSURINEWSライター>
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