『アジング』ステップアップ解説:「PE」か「エステル」かは性格次第?

2021年05月27日 17:00

[TSURINEWS]

抜粋

強度は高いが風に弱く浮力が問題のPEライン、強度は低いが水なじみよく軽量リグが扱いやすいエステルライン。今回はアジングのメインライン代表格2種を考察したい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

『アジング』ステップアップ解説:「PE」か「エステル」かは性格次第?

PEかエステルか

アジングをする上で、PEラインとエステルラインの長所短所を比べると、次のようなものが挙がる。

PEライン

長所
〇強度が強く、大型ゲストの対応力が高い
〇5gクラスのジグ単、メタルジグなども使える
〇根掛かり回収率が高くなる
〇浮力が必要な場面で有用なこともある

短所
△浮力があるため、軽量リグが水中に入りにくい
△水中でイトがたるんでしまい、バイトを乗せにくい
△強風時にはラインメンディングが難しい

エステルライン

長所
〇軽量リグがよく飛ぶ
〇軽量リグの水なじみがよく、水中でもほどよいテンションが保てる
〇比重が高いラインで、ある程度の風には対応できる

短所
△バックラッシュしやすい
△強度がPEの1/4程度しかない
△根掛かり回収率が低い
△大型ゲストの対応力は低い

『アジング』ステップアップ解説:「PE」か「エステル」かは性格次第?エステルラインでも大型が獲れたりする(提供:TSURINEWSライター井上海生)

長所短所、それぞれお互いの裏を返したようなものである。どちらが優れている、と言い切れるものでもない。では、アジングのメインラインに、どちらを選択すべきだろうか?

決め手はあなたの釣りの性分

アジングにPEラインかエステルか、この二つのメインライン候補で悩むならば、自分自身の釣りの性分に問いかけることである。ごく簡単に言ってしまうと、結構強気の釣りがしたいならば、PEライン。フィネスで神経戦も苦にならないならば、エステルを使うべきだ。

PEラインを使ってアジングをするときの一番の問題は何よりイトが水中に入りにくいことだが、これはリグを重くすることで、ほとんどエステルと遜色ない状態にまで持っていける。その場にいるアジが重量級の重さのヘッドに食ってくるならば、PEでもいい。その方が釣っている操作感を持ちながら、楽しく、こちら主導でアジングできるはずだ。

だが、現在、実際にはアジングのメインラインはエステルだろう。ジグ単1gアンダーで水中にリグを定位させ、ワームをプランクトンの塊に見せて口を使わせる、という釣法が今のショアのアジングのスタンダードになっている。

とにかくフィネスで数を伸ばしたいならエステルだ。ただ、ライントラブルとロストは多くなり、釣り方的にも神経戦になるが、そうやって堪える分のご褒美というべきか、乗せたときの快感はたまらない。

『アジング』ステップアップ解説:「PE」か「エステル」かは性格次第?あなたはPE派?エステル派?(提供:TSURINEWSライター井上海生)

両方持っていくという手も

PEラインとエステルライン、どちらも持っていく方法もある。現に筆者もそうしていて、状況によって使い分けている。1台のリールで、2個のスプールを持っていくということだ。

『アジング』ステップアップ解説:「PE」か「エステル」かは性格次第?スプールを二つ持っていって臨機応変に(提供:TSURINEWSライター井上海生)

私の場合、アジングでは基本的にエステルを第一に使い、バックラ連発で疲れたり、大型ゲストが多い場合はPEラインにチェンジする。

これからは高比重PEの時代か?

以前、別の記事でも紹介したが、高比重PEなるものが出てきている。PEラインの比重を高く、水なじみよくしたものだ。しかも強度はほとんど落ちない。アジングの他に、エギングでも用途があるようだ。私も実際に使ってみたが、確かに1gアンダーのリグも、水に入りやすかった。そして釣れた。

ただ今の高比重PEラインにはちょっと課題が多い。まず線径が太い、つまりラインとして号数に対しちゃんとした細さではないので、あまり飛ばない。そしてリーダーとのノットが限られる。「このノットでなければ使えない」という、言っては何だが不完全さ……。

しかしそういった課題さえクリアされれば、将来的に、バックラッシュもしにくく、ラインメンディングもしやすく、軽量リグが扱いやすい上に強度も高い、理想のメインラインとなるだろう。

神経戦が苦手ならPE 得意ならエステル

まとめて言うと、今のアジングの辛気臭さというか神経戦が苦手ならばPEラインを使ってしまうこと。フィネスが好きなアングラーならば、エステルを使うことを推奨する。

<井上海生/TSURINEWSライター>

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