【2021東海】鮎トモ釣りのキホン 使用タックル・釣り方・注意点

2021年05月28日 16:30

[TSURINEWS]

抜粋

いよいよ今年も待ちに待ったアユのトモ釣りシーズンが開幕する。ここではトモ釣りビギナーに向け、サオや仕掛け選択、釣行河川の選択、釣り方などを紹介したい。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 武田英敏)

【2021東海】鮎トモ釣りのキホン 使用タックル・釣り方・注意点

アユトモ釣りをはじめよう

トモ釣りを始めたい、楽しみたい。始めたが釣果が伸びない。教わろうと思っても師匠、先生がいない。そんなビギナーに向け、サオや仕掛け選択、釣行河川の選択、釣り方などを紹介したい。

まずは誰かにトモ釣りを教えてもらいたい、そんな人には初心者向けにトモ釣り教室を行っている漁協があり、道具類一式貸し出ししてくれて、体ひとつで参加できるイベントがある。とにかく参加することが第一歩。質問すれば分かりやすく解説してくれる。

トモ釣りタックル

アユのトモ釣りで使用するタックルについて紹介しよう。

【2021東海】鮎トモ釣りのキホン 使用タックル・釣り方・注意点タックル図(作図:週刊つりニュース中部版 武田英敏)

トモ釣りのサオ

モーリスから発売されているトライキット鮎リバーストーン63は、本格的にアユ釣りを始めたいという人向けではなく、川に行って水遊びしてアユを釣ってバーベキュー!というような、今までのアユ釣りのイメージとは違うライトなアユ釣りがコンセプトだ。

このキットは水中イト、仕掛け、ハリが付属されていてオトリと鑑札さえ購入すれば、すぐにアユ釣りを始められる。

トモ釣りを本格的に始めたい。数年はサオや道具を買い替えないという人は、アユ釣り道具が豊富な釣具店で店員に相談し、サオや道具を実際に手に取ってみてみよう。そして希望金額内で見積もりを出してもらうのが最も確実だ。

私のお勧めは8.5m、9m。調子はどこの河川をホームグラウンドにするかで変わる。店員に相談すれば、ビギナーがオールラウンドに使えるサオを選択してくれる。

トモ釣りの仕掛け

トモ釣りの仕掛けは特殊なため、現場で仕掛けを作る、ジョイントするといった必要以上の作業をできるだけ省略することが大事で、自宅で準備していくのが一般的。天上イトを作る。水中イトに目印を付ける。ハナカン周りを作る。ハリ、ハリスを選択して作る。

仕掛けは作る楽しさもあり、自分のオリジナル仕掛けを作るのも面白いが、実際は慣れるまで難しく、トラブルの原因になる。そこで完全仕掛けといった天上イト、水中イト、ハナカン周りイトがセットされているものが各社から発売されている。

【2021東海】鮎トモ釣りのキホン 使用タックル・釣り方・注意点ビギナーには完全仕掛けもおすすめ(提供:週刊つりニュース中部版 武田英敏)

水中イトの種類は複合メタル、ハイブリッドメタル、ナイロンライン、フロロカーボンラインがある。張り替え仕掛け、ハナカン周り仕掛けも出ている。

水中イトの使い分けだが、簡単に説明すれば速い流れ、水深がある川では複合メタル、ハイブリッドメタル、緩い流れはナイロンライン、フロロカーボンライン。瀬での引き釣りなら複合メタル、ハイブリッドメタル、泳がせならナイロンライン、フロロカーボンラインといった感じだ。

他の釣りでは考えられない種類の多さだが、全てオトリという生きたモノでの釣りがゆえに必要になる。いろいろなラインをいろいろなポイントで使い、違いを勉強するのもいいだろう。

トモ釣りのハリ

ハリは3本、4本イカリパック、ヤナギ仕掛け2本、3本が発売されている。ハリはアユとの唯一の接点。トモ釣りはスレ掛かりさせる釣りなので、他の釣りよりハリ先には神経を使う。種類もいろいろで、重さや形状が掛かり方に影響する。

【2021東海】鮎トモ釣りのキホン 使用タックル・釣り方・注意点ハリはアユとの唯一の接点だ(提供:週刊つりニュース中部版 武田英敏)

3本、4本イカリの違いについては、掛かりが速いのが4本イカリ、確実に深く掛かるのが3本イカリ。しかし、4本イカリは3本イカリより重く、根掛かりのリスクがある。

使い分けは細かく言えば河川によっての癖、天然海産アユ、天然ダム湖産アユ、人工産アユ、琵琶湖産アユなどアユの種類によっても当たりバリみたいなものがあり、釣具店で「どこどこの川はどんなハリがよく、今ならどのようなハリのサイズが良いですか」とたずねたらアドバイスをくれると思う。

同じタイプ種類のハリでの3本イカリ、4本イカリは全く別モノと言っても過言ではない。あまり深く考えず、実践感覚を身につけることが大切だ。

それとヤナギ仕掛けギブ(2本ヤナギ、3本ヤナギ)はイカリバリを超える驚異の掛かりで、群れアユからナワバリアユまで全てのポイントを攻略、釣りこぼしのアユを拾えるヤナギ仕掛けともいえる。

イカリパックでのお勧めのハリはTYPE2(3本・4本イカリパック)。「迷ったときはTYPE2」と多くのトモ釣り師から言われるほどの信頼と実績を誇る。

914Z(3本・4本イカリパック)は中小型アユをターゲットとした軽量オールラウンドタイプ。内を向くハリ先形状のおかげで根掛かりが少ない一方、アユへの掛かりが速い。

TYPE3(3本・4本イカリパック)は、キツネ形状のフトコロの保持力の良さが、大アユ狙いに最適だ。ギブ(3本・4本イカリパック)は、現在でも最速を誇る超早掛けバリ。群れアユや追い気の悪いアユを攻略するのにお勧めだ。

トモ釣り河川の選択

トモ釣りを楽しむ上で一番大切なことは、安全第一で無理をせずに自分の体力で楽しめる河川を選ぶこと。大河川は天然遡上が多く魚影も濃い。アユも大きく成長し、数も型も楽しめる。だが反面リスクも高く、ビギナーにはお勧めしがたい。

まずは小規模河川から釣行計画を立てよう。川幅が狭く透明度の高い河川ならアユの行動が目視でき、サイトフィッシングで勉強にもなる。もちろんポイントによっては深場もあるが、股下までのポイントなら根掛かりしても立ち込んでオトリを回収しやすい。

お勧めは三重県の宮川上流や大内山川。宮川上流は放流オンリーの河川だが、放流量が多く今シーズンは人工産4530kgを放流予定で、抜群の魚影だ。大内山川は天然遡上もあり7月に入ったころから面白くなる。

オトリは多めに用意しよう

オトリ購入は2匹が一般的だが、私的には3~4匹のオトリを購入し、どんどん交換し一日の釣りを自分なりにいろいろな視野からトモ釣りを楽しんだらいいと思う。

トモ釣りは循環の釣りだ。慣れるまではオトリ購入の匹数にこだわらずだ。大会でもあるまいし2匹スタートといったルールもない。慣れてくれば減らせばいいのだ。

【2021東海】鮎トモ釣りのキホン 使用タックル・釣り方・注意点自分なりの視野で楽しもう(提供:週刊つりニュース中部版 武田英敏)

実釣だが、まずポイント選択は養殖オトリが無理なく泳げる所、万が一根掛かりしても回収できる水深のポイントからスタートする。オトリを川の流れにナジませ、むやみに引っ張らずオトリ任せに5分ほど辛抱する。この作業ができるかできないかが一日の釣りを左右する。

時合いやオトリが元気な間はアユがアユを呼んで、「トモ釣り簡単」とまで思えてしまうが、反対にパターンが崩れると天国から地獄のごとく、他の釣りにはない負のスパイラルに陥る。オトリという生きたモノでの釣りの難しさでもあり面白さでもある。

テーマを持って臨もう

トモ釣りだけでなく、いろいろなジャンルの釣りにでもいえるが、釣りたい釣りたいが先走れば、必ず壁にぶち当たる時期がくる。その日その日で自分なりの目標を持ち、「今日はオトリを10分ごとに交換する」、「今日はいろいろなハリを使う」、「今日はいろいろな水中イトを使用する」、「今日はポイントをいろいろ移動する」などテーマを持って釣れば、必ず新しい考えでステップアップするだろう。

時間に余裕があれば早朝、昼間、夕方に分けて釣りに行くと時間帯ごとのアユの活性、掛かるポイントの行動パターンも分かってくる。釣果が安定し、釣れたアユのストックに余裕ができたら流れが強いポイント、深場のポイント、根掛かりしても回収しにくいポイントを狙うのも面白い。

ポイント移動にメリハリを

掛かったばかりの野アユをオトリにし、同じポイントで5分を目安に掛からなければ、自分の立ち位置を変えたりオトリを泳がせるラインを変える。それで掛からなければオトリを回収し、逆バリの状態やハリを点検。ハリハリスの長さを変更。それで掛からなければ、その時間帯に自分に釣れるアユがいないと判断しポイントを変わる。

ただし時間帯を変えてもう一度サオを出してみると、入れ掛かりになることもあるからダメポイントとは思わず、再度サオを出すのも面白い。

自分なりに試行錯誤しよう

オモリ、背バリといった付属品の使用もチャレンジしよう。オモリ、背バリは主にオトリを止める、沈める、安定させるために使用する。オトリが弱ってから使用するのではなく、元気なうちに使用する。オモリの選択サイズも慣れるまでは難しいし、根掛かりも多発するが、最初は0.5~3号までを使い分けて感覚を体で覚えよう。

【2021東海】鮎トモ釣りのキホン 使用タックル・釣り方・注意点試行錯誤が釣果につながる(提供:週刊つりニュース中部版 武田英敏)

背バリもトロ場での泳がせで使うと、ノーマル仕掛けとはまた違う野アユの反応があるから試してほしい。他の釣り人のアドバイスを聞くのも大事だが、「こんなポイントでその釣り方、道具使いはおかしい」と言われても、ルールなんかはないのだからいろいろなことを試してほしい。

アユ釣りならではの注意点も

アユ釣りは体力、気力、集中力をかなり消耗する。釣り始めのパワーのままで釣り続けることは不可能だ。適度に休憩を取り、再開することも釣果につながる。

どこの漁協も力を入れている、アユ疾病まん延防止(冷水病対策)についても注意が必要だ。釣ったアユ、オトリアユは必ず持ち帰る。他の河川でのオトリアユと購入したアユ、釣ったアユはオトリとして持ち込まない。使用後の道具は十分に乾燥消毒する。

そして他の釣り人とのトラブルにも気をつけ、先行者がいれば必ず声をかけて入川する。他の釣り人との間隔は、最低上下サオ2本以上空ける。ゴミは必ず持ち帰る。マナー、モラルを守り、さらにコロナ対策を万全にして、今シーズンはトモ釣りにチャレンジしてみてほしい。

<週刊つりニュース中部版 武田英敏/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2021年5月21日号に掲載された記事を再編集したものになります。

The post 【2021東海】鮎トモ釣りのキホン 使用タックル・釣り方・注意点 first appeared on TSURINEWS.

この記事を見る

楽天市場ランキング
30位
コストパフォーマンスに優れた万能遠投磯竿 遠投ガイドを搭載したコストパフォーマンスに優れた万能振出遠...
¥5,490 送料無料
29位
商品仕様 ■型番:LFC-497 ■メーカー:エクセル【X'SELL】 商品説明 フェルトソールとス...
¥5,490
28位
●掲載商品は複数サイトおよび実店舗で併売しています。ご注文タイミングにより欠品し、お取り寄せにお時間...
¥2,808
27位
●商品名に【同梱不可】【他商品同時注文不可】と記載されている商品は別倉庫から発送となるため同梱できま...
¥198