【2021中部】春エギング最盛期突入 好調のモンスターアオリイカを攻略
2021年06月03日 17:00
抜粋
春のエギングシーズンもたけなわ。今回は記憶にも記録にも残る一発大物狙いのアオリイカエギングを紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)


2021年春の概況
2021年春の三重県・紀東方面のアオリイカは空前の当たり年だった。2月後半から釣れ始め、ゴールデンウイークには2kg、3kgのモンスターサイズも登場。高水温のせいか親イカシーズンも、徐々に早まっているようだ。
温暖化による高水温のせいか、アオリイカのシーズナルパターンが年々崩れていくような気がするが、とにかく今年も昨年に続き当たり年のようだ。南伊勢、紀北方面では2月後半から釣果の声が聞かれ、5月に入って一気に本格化。昨秋から釣れ続いていたエリアもあり、秋の延長なのか春のシーズンインなのか、よく分からない状態だった。
本来春イカというからには、桜の咲く時期が本番と思われがちだが、本当の春イカの最盛期は5月中盤から6月いっぱいまで。「春じゃなくて初夏やん」という声も聞こえてきそうだが、そこはご容赦を。というのも、1kgクラスはコンスタントに釣れても、2~3kgのモンスターサイズが出るのは5~6月に集中しているのだ。
そして今季は前述の通り、紀東方面ではこの大型連休中に各地で2~3kgのモンスターが上がっている。また日本海側もすでに定置網にかなりの数のアオリイカが入っている。
フィールド
手軽な陸っぱりでもいいが、やはり人が多く入っておりイカたちは連日エギを見せられてすっかり学習している。秋ならともかく、このシーズンでは1匹を手にするのもなかなか難しいだろう。
手つかずのエリアに出ていくのがよい(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)最も高確率なのはボートで手つかずのエリアへ出るか、イカダへ渡るかのどちらか。ボートは乗合方式の遊漁船でもいいし、船舶免許を持っていればレンタルボートで出るのもお勧めだ。
レンタルボートもおすすめ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)具体的にイカダであれば、三重県・南伊勢町~尾鷲の間。迫間浦や贄浦、方座浦、古和浦など。またレンタルボートなら、紀伊長島や引本浦、矢口浦など。日本海のイカダなら敦賀や小浜方面に数軒渡船店がある。
イカダでのんびり(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)アオリイカエギングのタックル
モンスターアオリを狙うタックルを紹介しよう。
タックル図(作図:週刊つりニュース中部版 編集部)ロッド
基本的に陸っぱりのタックルと同じだが、4号までのエギをフルキャストでき、しっかりシャクれるバットの強さを持つロッドが望ましい。3kgクラスがヒットすることも想定し、パワーのあるロッドがお勧めだ。
リール
リールは小型スピニングリールで、ダイワなら2500番、シマノなら3000番クラス。ハイギアでもパワーギアでもどちらでもいい。
ライン
ラインはPEラインの0.8号。0.6号でもいいが、アワせ切れやシャクり切れのリスクがあるので、0.8号ぐらいが最も使いやすいと思う。
リーダーは擦れに強いフロロカーボンラインの2号。長さは1ヒロほどで、メインラインのPEラインとは摩擦系のノットでしっかり結束しよう。お勧めのノットはFGノット。動画サイトなどで結束方法を見ることができるが、とにかく数をこなしてスムーズに結べるようになろう。
リーダーの先にスナップを介し、エギを接続するわけだが、スナップに関しては釣具店のエギングコーナーに行けば必ず各メーカーのものが売っているので、SかMサイズのものを選ぼう。
エギ
エギは2.5~4号まで幅広く用意したいが、メインで使うのは3.5号。この時期に2.5号や3号はいらないのでは?と思う人もいると思うが、最近の傾向として大型のイカが小型のエギにしか反応を示さない場面をよく見る。
3.5号中心のエギ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)大型のエギ=大型のイカという考え方は当然間違いではないが、小さなベイトの関係か、小型のエギが抜群に効くこともある。この時期における小型のエギは、決して小型のイカを狙うためのものではなく、デカいイカを仕留めるための、引き出しのひとつと思ってほしい。
カラーに関しては、ピンクやオレンジなど視認性のいいものに加え、オリーブやアジカラーなどナチュラル系のものをそろえておこう。下地のテープもマーブルや金、アカキンなどいろいろだが、そこまでシビアに考える必要はないと思う。
ほかに偏光グラスやライフジャケット、帽子は必ず着用を。これから日中は暑くなるため、クーラーには多めに氷を入れておき、飲料も多めに持参するようにしよう。
時合いに集中
イカダからもボートからも、陸っぱりのキャスティングのエギングとほぼ同じスタイルだ。船や陸っぱりのように、自由に移動ができない。そのためマヅメや潮の動き始めなど、時合いと思われる時間帯に集中して攻めていきたい。
どんな釣りでもそうだが、丸一日集中して釣り続けるなど不可能。適度に休憩を取りながら、ここぞというタイミングでしっかり攻めよう。
狙うポイントは、アオリイカの産卵場となる藻場周辺やカケアガリなど底に変化のある所だ。
誘い
秋のエギングとの決定的な違いとして、キレのあるシャクリはそのままに、エギの移動距離を短くし、短い距離でイカにエギを抱かせることを意識しよう。
具体的にはスローフォール系のエギを使い、じっくり長くフォール時間を取ること。エギの滞空時間を長くすればするほど、イカがエギを抱くチャンスが増える。
また警戒心の強い大型のイカは、秋のようにわれ先にエギを奪い合うようなことはまずない。キレのあるシャクリと長いフォール、あるいはボトムステイでイカにじっくりエギを見せ、そこにいるイカを確実に仕留めていきたい。
シャクリのパターンとしては通常の2~3段、あるいは4~5段シャクリがメインだが、その際も激しくではなくティップの振り幅を極力短くするようにしよう。このとき、リールのドラグ設定は、シャクったときにほんの少しジッと滑る程度にしておく。
アワセ〜取り込み
アタリはその後のフォール中に出ることがほとんど。ラインがスッと引き込まれたり、ピンッと弾かれたりフォール中のラインがピタッと止まったり。出方はさまざまなので、「ん?おかしい!」と思ったら、迷わずアワせよう。
空振りでもそれは誘いのシャクリになるので、特に問題はない。そのまま次のフォールに集中しよう。
首尾よくイカが乗ったら、ドスンと手元に重みが伝わる。その重みは秋に釣れるコロッケサイズの比ではない。その後、ジェット噴射による引き込みが伝わってくるが、このときに決して慌てないこと。
イカは胴に海水を吸い込み、それを一気に吐き出して推進力を得る。つまり1回に走る距離は胴の海水1杯分だけ。青物のように猛スピードで突っ走ることはない。ロッドのバットにしっかり重みを乗せ、反発力を生かしてじっと耐えよう。
アオリイカとのやりとり(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)間違ってもこのときに無理にリールを巻いたり、ロッドを寝かせたりしないこと。上に構えて走りたいだけ走ればいい、ぐらいの気持ちでラインを出してやろう。走りが止まればポンピングせずにリールのハンドルを巻いていく。
イカが浮いたら落ち着いて寄せ、取り込みは必ずネットで行う。すくうときは必ずイカの頭から網入れること。絶対にイカを網で追い回すようなことはしない。
イカが大きければ大きいほど取り込みの難易度は上がるが、ヒットからランディングまでのコツはとにかく慌てないこと。
産卵を控えたメスはリリースを
前述の通り、今の時期のイカは産卵を控えている。できれば交接痕のあるメスイカは、できればリリースしてあげてほしい。雌雄の見分け方は、オスは胴に横線模様、メスは斑紋模様があるのですぐに見分けられる。
胴に横線模様があるオス(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)交接痕はメスの口(カラストンビ)を見れば、オスの精子カプセルが付着している。
斑紋模様があるのがメス(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)こういったメスの個体はすぐに体内に卵を持つようになり、産卵活動に入る。この釣りを長く楽しむためにも、産卵間近のメスはリリースしてあげるようにしたい。
交接痕のあるメス(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)またコロナ禍になって久しいが、気を緩めることなく感染拡大防止を徹底して楽しんでいただきたい。
リリースの風景(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>
The post 【2021中部】春エギング最盛期突入 好調のモンスターアオリイカを攻略 first appeared on TSURINEWS.















