今さら聞けないボートシーバスゲームのキホン:「マッチザレンジ」とは?

2021年06月05日 06:00

[TSURINEWS]

抜粋

ルアーシーバスでまず意識したいのは「マッチザベイト」ではなく、「マッチザレンジ」!手軽でメリットの多いレンジ攻略のメソッドを紹介する。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉浦永)

今さら聞けないボートシーバスゲームのキホン:「マッチザレンジ」とは?

マッチザベイトとは

シーバスゲームにおいても「マッチザベイト」という言葉をよく聞く。マッチザベイトとは、釣ろうとしている魚が今ベイトとしている小魚や虫に、ルアーを似せて釣るということだが、確かに普段食べているものが泳いでいれば、違和感なく食べるに違いない。実際意識されている方も多いのではないだろうか?

今さら聞けないボートシーバスゲームのキホン:「マッチザレンジ」とは?湾内に入ってきたカタクチイワシ(提供:TSURINEWSライター杉浦永)

例えばバチパターンなどのようにシーバスがバチしか捕食していない時に、ミノーや鉄板バイブを使ってもシーバスは反応しないことが多い。そんなときは細身のバチルアーを使って、流れているバチにサイズを合わせる必要がある。

また、ベイトが少ない時にはマッチザベイトさせることでルアーの存在感を高めることができる。

マッチザベイトの難しさ

とはいえ、マッチザベイトを成立させるためには、まずはベイトが何なのかを知る必要がある。方法としては以下の方法があるが、いずれも簡単ではない。

魚探反応から推測

この方法はベイトのレンジや量を知ることはできるが、種類とサイズ感がわからない。

今さら聞けないボートシーバスゲームのキホン:「マッチザレンジ」とは?魚探の反応でベイトを推測するのも手(提供:TSURINEWSライター杉浦永)

サビキで釣り上げる

サビキを使用してベイトを釣ってみて、種類とサイズを特定する方法もある。この方法はベイトの種類とサイズを知ることはできるが、本当にターゲットがこのベイトを捕食しているのか分からない。

例えば、サッパが大量にいるポイントでサビキを落とすとサッパばかり釣れる。しかし、ターゲットのシーバスはそのサッパの中に混ざるカタクチイワシだけを選別して捕食していることが多々あるからだ。

釣った魚頼り

釣ったターゲットがベイトを吐き出したりすることもある。この方法はベイトの種類もサイズも好んで捕食しているベイトも知ることができるが、まずは1匹ターゲットを釣り上げなければならない。

今さら聞けないボートシーバスゲームのキホン:「マッチザレンジ」とは?こんな大型のボラを吐き出すことも(提供:TSURINEWSライター杉浦永)

また、ベイトが超大量発生している時、ルアーをベイトのサイズと同じにすると、群の中でルアーが全く目立たなくなってしまい、あまり効果が得られないと思う。こうなると、ルアーがシーバスの目の前を通らない限りバイトすることは少ないだろう。ベイトが沢山いるから、わざわざルアーを追って捕食しなくてもいいに違いない。

マッチザレンジ

そこで私がシーバスを釣るうえでマッチザベイトより重要だと考えるのが、マッチザレンジだ。マッチザレンジとは、シーバスがベイトを捕食したいレンジを知ること。つまり、シーバスがベイトを捕食しやすいレンジにアングラーがルアーをアプローチしていくことである。

例えば、水深2mあたりにベイトがいてシーバスがベイトを捕食しているのに、水深1mをルアーでアプローチしては意味がない。なぜならシーバスが意識しているレンジではないからだ。

このように、我々アングラーはシーバスの気持ちになってシーバスがベイトを捕食したいであろうレンジを攻略していくというものだ。

マッチザレンジさせる方法

マッチザレンジの基本的なメソッドとしてまず挙げられるのが、ベイトのレンジやシーバスのレンジを把握できていない場合に、ルアーのレンジを表層からボトムにかけて徐々に下げていく方法がある。

例えば、ポイントに到着して、初めに投げるルアーは水面下50cmを狙えるショートリップミノー。次に水面下1.5mを狙えるロングリップタイプのミノー。次にミドルレンジを狙えるバイブレーション。次にボトムレンジを狙える鉄板バイブ。このようにルアーの種類を分けて各レンジを丁寧にサーチしていくわけだ。

表層からサーチしていき、初めにヒットしたレンジがその日のシーバスが捕食しやすいポイントではないかと考察できる。

今さら聞けないボートシーバスゲームのキホン:「マッチザレンジ」とは?ルアーの種類をかえてレンジを探る(提供:TSURINEWSライター杉浦永)

釣果が高まるタイミング

シーバスは、ルアーがマッチザベイトしていなくても、レンジさえ合っていれば思わずリアクションバイトしてしまうことが多い。

例えば5cmのイワシを水面下1.5mで捕食していると仮定して、ルアーサイズが8cmであっても水面下1.5mラインをトレースできれば、イワシの群れの中で目立つし、シーバスが捕食したいレンジをトレースしているのでバイトすることが多い。

また、雨水の流入でシーバスのレンジが下がっている際にも表層からボトムにかけて各レンジをサーチすることで、レンジパターンを確立しやすいように思う。いくらルアーがマッチザベイトしていても、シーバスがベイトを捕食しているレンジを理解しない限り、パターン確立は難しい。

マッチザレンジの長所短所

マッチザレンジのメリットは、ベイトの種類・サイズがわかっていない状態でもベイトを調べる手間を省くことができる。

今さら聞けないボートシーバスゲームのキホン:「マッチザレンジ」とは?マッチザレンジでバイトしてきたシーバス(提供:TSURINEWSライター杉浦永)

また、シーバスはスレるとレンジが下がる傾向にあるが、スレてレンジが下がっていっても、アングラーもシーバスに合わせてルアーのレンジを下げていけばヒット率を高めることができる。このスレへの対応もメリットと言える。

反対にデメリットは、様々なタイプのルアーを持っていなければならないことが挙げられる。なぜならサーフェスシンキング、ショートリップ、ロングリップ、トップ、ミドルレンジバイブ、鉄板バイブ、ジグなどレンジ攻略において様々なルアーを試さなければパターン確立にならないからだ。

今さら聞けないボートシーバスゲームのキホン:「マッチザレンジ」とは?様々なタイプのルアーが必要(提供:TSURINEWSライター杉浦永)

また、ポイントに対する熟知・経験値が必要になる。なぜなら、レンジ攻略において、ある程度のポイントの深さや潮流の流れ方、季節性ベイトの動きなどの経験・知識がなければ、シーバスの動きを理解することができないので、いきなりレンジ攻略をするのは難しいだろう。

<杉浦永/TSURINEWSライター>

▼この釣り場について
衣浦港

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