『アジング』ステップアップ解説:再現性のない「謎パターン」とは?
2021年06月11日 11:30
抜粋
アジングではまれに「読めないパターン」とでもいうしかない、再現性のない散発的な釣れ方がある。これは主に群れの密度の問題ではないかと思われるが、攻略方法もなくはない。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)


アジング「謎パターン」
「読めないパターン」「謎パターン」、アジングを通年やっていると、そういう経験が必ずあるはずだ。まあ散発的に釣れたり、釣れなくてもアタったりするが、再現性がない。同じ手で何度も食ってこない。
再現性のないパターンをどう攻略する?(提供:TSURINEWSライター井上海生)筆者はアジングの釣り方として、第一に優先するのが「レンジキープ」である。プランクトンパターンを想定して、フォールも織りまぜながら釣る。これで大体は、アジがそこにいれば乗る。ただ、たまに巻きパターンもあるので、レンジキープでダメならリトリーブ、これが二の手だ。巻きパターンのときは戯れにマイクロメタルも試す。これで食うときはベイトフィッシュがメインベイトなのかもしれない。
こちらがプランクトンパターンを第一に想定して釣っているので、こうやって釣り方で絞り込んでいってアタるけれど釣れないとなると、ちょっと困ったことになる。レンジもシビアに、コースもシビアに、遠方、手前、いろいろと試しても、「コレ」という定点でパターン的にアタってこない。そうなると、ああ、「謎パターンだな」と辛い溜息が漏れる。
怪しいのは「密度」?
「読めないパターン」「謎パターン」の大きな要因として考えられるのは、アジの密度だ。アジは群れで入るわけだが、そもそも群れの個体数が相当少なく、密度が薄いとどうしてもアタリは散発的になる。
その上アジはあっちこっち動き回る魚なので、密度が薄い群れのいるポイントとレンジを特定して釣るのは、難しい。
春アジはアフターになった可能性も
この時期(4月~5月)は春アジの産卵期である。アジは産卵前に接岸してきて体力をチャージするためにエサを荒食いするのでカタにハマれば良型も連発する。
しかし、産卵「後」となると、疲れ果てるのだろう、ほとんどエサを食わなくなる。よってこの時期に関してアジのアタリが遠い、「読めないパターン」とも思われるときには、産卵「後」になってしまった可能性がある。そうなると、これはもうなかなか釣りにくい。
産卵前はよく食うが……(提供:TSURINEWSライター井上海生)一通り試して場を見切る
さて、春アジの産卵後など、アジの活性が低くなる例外的なケースを除いて、「読めないパターン」「謎パターン」をどう攻略するか。これは、反応のいい群れを探し直すしかない。
大体「謎パターン」に縛られているアングラーは、自分のお気に入りの一箇所で釣ってしまいがちだ。ともあれアジが入っている海ならば、付近一帯、全面的にチャンスがある。一箇所に拘泥せず、「読めないパターン」は、ひとまず気配のあるレンジとコースで自分の手数をすべて試して、テンポよく見切っていく。そして、反応するアジの群れを見つけて釣る。
レンジは5カウント、10カウント、15カウントの3つでいいだろう。コースは正面前、左右で三方向。レンジキープとリトリーブの釣り方二本でいけば、18投で場を見切れる。何なら、自分の好きな釣り方ひとつだけでもいい。そうすれば9投で見切って移動できる。
移動した先で、必ず「自分の釣り方」に反応するアジがいるはずだ。
自分のパターンにはめて釣る(提供:TSURINEWSライター井上海生)固執せずラン&ガン
「読めないパターン」「謎パターン」は、その怪しいアタリが出る一箇所に執着して多投するあまりスレてしまい、自分で釣りを難しくしてしまう場合も多い。その場の再現性のないアタリの出方に惑わされず、魚の機嫌は無視し、「自分のパターン」に持っていけるような場所を探す、ラン&ガンの釣り方も、アジングアングラーとして心得ておきたいことだ。
<井上海生/TSURINEWSライター>
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