『アジング』ステップアップ解説:最重要レンジ「表層」の攻略法
2021年06月22日 11:30
抜粋
アジングで最重要となるレンジは「表層」だ。どういうシチュエーションでも表層から始めていく。今回はアジングの表層の考え方や、攻め方について紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)


「表層」から始めるべし
ルアーフィッシングでは「ボトムをとれ」といわれる。しかしアジングでは絶対にボトムをとってはいけない、という気持ちさえ持って「表層からやれ」である。
たとえば、マヅメの青物のライトショアジギングなどではボトムをとらない。これはなぜかというと、青物やフィッシュイーターにとって表層とはひとつの「壁」であり、そこに小魚を追い詰めて捕食するからだ。マヅメボトムで青物を掛けることはあまりない。
アジもいわば青物の一種であり、実際マヅメ時を含め夜も表層に小魚やプランクトンを追い詰めて捕食するので、やはり釣りは表層に始まる。水深がありそうな海でも、必ず表層から始める。果てのないオープンウォーターに投げるとき、唯一のヒントになるのが、表層という「壁」。だからその壁をうまく釣る。どんな海でも必ずアジは表層を意識している。
とにかく表層から釣る(提供:TSURINEWSライター井上海生)表層は5カウント前後から
では、表層とは具体的にどれくらいのレンジなのか。基本的にカウントダウンでレンジを刻んで、5カウントが表層だと言われる。だがこれは本当にキホンに過ぎず、場所の条件によって表層の考え方はかわる。たとえばドシャローで5カウント入れると根魚が食う。よって水深のないエリアではゼロカウントから始める。
シャローでない限り、ヘッドウェイトは0.8gが基準となる。浮きすぎも沈みすぎもしないウェイトで、5カウント。これでベタ凪ぎの海なら水深1.5~2m程度入る。入りすぎたと思うなら2カウント、3カウントというのもド表層を攻めるときに意識すべきレンジだ。
表層の攻め方
表層を意識しているアジには、大きく分けて3種類のパターンがある。
プランクトンパターン
常夜灯下や光が当たるポイントでは、植物性プランクトンが光合成して増殖する。常夜灯下では水面直下でその光合成が盛んになるのだろう、よく表層で反応する。プランクトンパターンのアジの仕留め方は簡単で、軽量リグをじーっと定位させる、それだけだ。
ベイトフィッシュパターン
小魚の姿が多く見られ、そいつを捕食しているのだろうライズ音などがするときは、アジがベイトフィッシュパターンなのだと考えられる。ワームの巻きで釣るか、マイクロメタルなども有効な手だ。ただ横追尾のアジは結構釣りにくい。リールの巻き取りで弾かないように、サオの操作でリグを横に動かすL字釣法で攻略したい。
ただベイトフィッシュの姿が見えていても、そいつらを捕食していないアジの群れも実に多い。これが悩ませどころだ。特に春先のハク(子ボラ)は、アジはあまり好んで食わない感じがする。筆者はそういうベイトは無視して、プランクトンパターンを優先して釣る。
巻きパターンはメタルで釣れる(提供:TSURINEWSライター井上海生)フォールスピードパターン
表層にアジがいるようだが、なぜか漠然としたアタリしか出ない。そしてもっと軽量リグにしたり、レンジを微妙に前後させたりしても食わない。こういうときに試したいのがフォールスピードを速くする手だ。ヘッドを重くする。筆者が勝手に言っているのだが、「フォールスピードパターン」である。
アジは群れによって、たとえば0.8gでもアタるが1.5gのフォールスピードの方が俄然好きでよく食う、という機嫌、その場での偏食傾向がよくある。落ちていくものに反応しているアジは高活性な傾向も同時に併せ持つので、アジのサイズにもよるが、25cm級からはハリのシャンク長も長い方がいいかもしれない。
表層しか狙わない人も
アジは表層から始める、どんなときもそうだ。表層を制するものがアジングを制するといってもいいかもしれない。ものすごく見切りの早い上手なアングラーは、アジングは表層しかやらないと言う。それくらいアジは表層につきやすいのだ。
また、「とにかく表層から」という考えは、夜のライトゲームのほぼ全般に通じる。メバルもそうだし、アジも、最初に10カウントくらいまでズドンと入れてしまうと、ワームを見切って、一度見たものを食わない可能性がある。だから軽量リグで表層からスタートする。
表層から攻めた釣果(提供:TSURINEWSライター井上海生)<井上海生/TSURINEWSライター>
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