海のルアー釣りを始めよう:アジやメバル狙う「ライトゲーム」って何?
2021年06月23日 11:30
抜粋
今回は海でのルアーフィッシング(疑似餌を使った釣り)について、これから海釣りデビューしたい方に基本的な情報をお伝えしましょう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)


ライトゲームのすすめ
海のルアーフィッシングデビューには、「ライトゲーム」という釣りをおすすめします。
ライトゲームとは、比較的細くて短いサオと、リールを組み合わせ、ワームやプラグと呼ばれるルアー(疑似餌)を使って、カサゴ、メバル、アジといった小さな魚を釣る釣りです。
対象は小さな釣り物ですが、ルアーフィッシングとエサ釣りで決定的に違うのは、「ゲーム性」の高さです。エサ釣りと比べると魚の反応は減りますが、その分、場所性などを読みきり、「このルアーでこういう釣り方をすると釣れる」という再現性が見えると、ゲームのように数釣りを楽しむことができます。
たくさん釣れると面白い!(提供:TSURINEWSライター井上海生)必要な道具(タックル)
ルアーフィッシング界では、必要な道具を、「タックル」といいます。
タックルというと、主にはサオとリールの組み合わせのことですが、場合によってはリールに巻くイトや、その先のルアーまでを総合して、タックルということもあります。
とはいえ、基本的にタックルという言葉の意味するところは、釣り物に合わせたサオとリールのセッティングでしょう。ライトゲームでは、このタックルが非常に重要です。他の釣り物に合わせたタックル、たとえばブラックバス用のタックルを持ってきても、そうそう釣ることはできません。
ライトゲーム界では、アジ、メバルに合わせて専用ロッド(サオ)の設計があります。これら2つの釣り物に合わせて、次のようなタックルセッティングが使いやすいといわれます。
アジ狙い
・6ft(180cm)程度のサオ
・1000~2000番台のスピニングリール
・エステルライン0.3号(*エステルラインとは、ポリエステルでできたラインのこと。比重の大きいので水なじみがいいが、強度が低く切れやすい特長を持つ)
張りのあるアジングロッド(提供:TSURINEWSライター井上海生)メバル狙い
・7ft(約210cm)程度のサオ
・2000番台のスピニングリール
・フロロカーボンライン1.5lb~3lb(*lbとはポンド数。イトの強度のこと。1lb約450gの負荷に耐える)
軟らかいメバリングロッド(提供:TSURINEWSライター井上海生)以上です。
異なる部分となると、細かい部分に入っていけば限りがありませんが、何よりもロッドの特性とライン(イト)です。メバル用ルアーロッドは軟らかく、アジ用のルアーロッドは硬い特長があります。それぞれ釣りたい釣り物に合わせて選ぶといいでしょう。ちなみに汎用性をとるならば、ライトゲーム1シーズン目は、確実にメバル用のロッドがオススメです。
そしてイトですが、それぞれの専門性をとるならば上の通りですが、筆者としては、「PEライン」という、現在、海のルアーフィッシングの主流となっているイトを推奨します。0.3号という号数を、2000番のリールに100m巻けば、まずメバル、アジ、カサゴのすべてに対応できます。
PEラインは非常に感度が高いので、アタリ(*魚が食いついたときの手元の感触)がとりやすく、魚釣りの楽しみを十分に堪能できる上、強度が高いことも特長で、大物を掛けたときの対応力も二重丸です。後述するショックリーダーとの結束さえできれば、かなり釣りのレベルが上がります。
PEライン推奨(提供:TSURINEWSライター井上海生)必要な仕掛け
ラインの先にくる、「仕掛け」部分ですが、ライトゲーム入門には、「ジグヘッド単体」という釣り方をオススメします。他のハードプラグなどは、2シーズン目以降に回しましょう。
ジグヘッド単体、通称「ジグ単」とは、ジグヘッドというナマリがついたハリに、ワームというイソメなどを模したソフトルアーをセットするものです。
ちなみにジグヘッドは1個80円程度、ワームは50円程度とリーズナブル!
ジグ単仕掛け(提供:TSURINEWSライター井上海生)簡単にいえば、これを投げてしまうだけで、魚が釣れます。肝心なのは、そのジグ単の仕掛けを投げる、時間と、ポイント(場所)です。
時間・場所・季節
アジ、メバルともに、夜の常夜灯下がキーとなります。
港や波止などには、夜、常夜灯がともるポイントがあります。沖に向かって投げるのではなく、そのような常夜灯下の光が当たる湾内、内海(うちうみ)に向かって、仕掛けを投げましょう。
アジ狙いの場合、常夜灯が作り出す明暗の「明」の部分に。メバル狙いの場合、常夜灯の明暗が作り出す暗や、それ以外の場所でも足元の「キワ」と呼ばれる護岸際などに0.8g程度のジグ単の仕掛けを落として、単純にスローにリールを巻けば、それで釣れてくれます。
狙うは常夜灯下(提供:TSURINEWSライター井上海生)時間は夕方から夜、場所は常夜灯下明暗がシンプルでわかりやすいポイントです。そして肝心な季節ですが、アジの場合は秋、メバルは初冬~春。カサゴは通年釣ることができます。
それぞれの釣り物の、より具体的な釣り方に関しては、別の記事に詳述しましょう。
鬼門は「リーダーの結束」か?
ライトゲーム入門でもっとも難しいのは、ショックリーダー(PEライン等摩擦に弱いラインの先端部分を守るための先イト)の結束でしょう。PEラインを使う場合、フロロカーボンラインというラインを先イトとして、「3.5ノット」という結束方法で60cm程度結ぶのがもっとも簡単ですが、これは室内で何度も練習しないと、絶対に夜の釣りでは実践できません。動画などを見ながら、練習あるのみです。
3.5ノット(提供:TSURINEWSライター井上海生)この結束部分は必ずクリアしたいポイントですが、ここで折れてしまうくらいならば、最初からフロロカーボンラインをリールに100m程度巻いて、それをそのままリグ(仕掛け)のアイ(ジグヘッドなどのイトを通すところ)に結んで使う方がいいでしょう。感度と飛距離は損なわれますが、メバルやカサゴなどの比較的簡単な釣り物は、フロロカーボンでも問題なくアタリを取り、釣ることができます。
その他の必要物
最後に、ライトゲームを楽しむために必須な、タックル以外のアイテムを紹介します。
・ライフジャケット(落水時に膨らむ救命胴衣)
・ヘッドライト(夜釣りで必要)
タックルとその他の仕掛け、安全装備を持って、楽しく海に出かけましょう。
<井上海生/TSURINEWSライター>
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