【2021伊勢湾】エギタコ釣り入門 手軽なのに中毒者続出の面白さ
2021年06月26日 11:30
抜粋
あり合わせの道具でも釣れちゃうが、ハマると8本足に絡みつかれて抜け出せなくなるほど面白い釣り。それがエギタコ釣りだ。今回はこのタコ釣りのキホンを紹介する。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 峯卓)


梅雨ダコが大人気
ふと気づけば早くも6月。ヒラメにビンチョウにメバルにと、存分に楽しませてくれたターゲットも盛りを過ぎ、いよいよ夏の獲物にシフトする時期である。
沖ではキハダが私たちを引きずり回し、近海では腹パンのイサキや、これまた産卵でよく肥えるキス、日本海ではスルメと入れ替わるように回遊してくるマイカを求めて、多くの釣り人でにぎわい始める。
ハマると抜け出せなくなるほど面白い(提供:週刊つりニュース中部版 峯卓)しかし今回はそれらに釣趣でも食味でも引けをとらない釣り物、タコを紹介したい。タコ釣りと言えば、昔から兵庫県の明石。リリースサイズの目安はもちろん、禁漁期や禁漁区域に遊漁の可否時刻まで実に細かく明確に設定され、私たちを永い期間楽しませてくれている。
一方ここ数年、人気がうなぎ上りなのが伊勢湾界隈のタコである。明石よりもサイズが良く、季節の移ろいに合わせるように釣れるエリアも湾奥から湾口部までと広大である。水深も概ね20m以浅なので、潮が速い潮汐でも十分釣りになる。
手軽さゆえに女性ファンも多い(提供:週刊つりニュース中部版 峯卓)専用タックルも各社から発売されているが、なくたって何とでもなる手軽さもチャレンジする敷居を下げてくれている。あり合わせの道具でも釣れちゃう、でもハマると8本足に絡みつかれて抜け出せなくなるほど面白い釣り。今回は船からのタコ釣りを紹介していこう。
伊勢湾タコ釣りシーズン
まず釣期だが、伊勢湾エリアでは5月末から8月初旬といったところだ。狙えば通年釣ることもできるのだが、数が一番わくのがこの期間だ。それに合わせて遊漁船もこの時期にタコで出てくれる。
数が出るのが6月から7月にかけて(提供:週刊つりニュース中部版 峯卓)肌寒くなってからの大ダコ狙いも悪くないが、シーズン初期は前年生まれの良型も出るので、サイズを求めるなら開幕直後に釣行しよう。
エギタコ釣りのタックル
次に用意するタックル類を順にあげていこう。
タックル図(作図:週刊つりニュース中部版 峯卓)ロッド
1.5~2mまでのタコ専用ロッドないし硬めの船ザオ。要は短くて硬いサオなら問題ない。
初めて挑戦するのに専用ザオはちょっとなぁという人には、ジギングロッドがオススメだ。1〜2kgのタコ、しっかりアワセを入れて巻き上げてくるのは、思っている以上の重労働だ。
サオは折れないもたれない長過ぎないが基準(提供:週刊つりニュース中部版 峯卓)後述するがアタリは手で取るのでティップの繊細さなど気にする必要はない。折れないもたれない長過ぎないを基準に選ぼう。
覚えていますか?中高生時代に理科や物理で学習したテコの原理やモーメント。だまされたと思って短く硬いサオを準備していただきたい。
リール
合わせるリールは中型のベイトリール。乱暴な言い方をするならば、ゴリゴリ巻ければそれで良い。
イト
ミチイトはPEラインの2号ないし、3号がベストだ。50m以深を攻めることもある明石などでは、潮切りを考慮して1.5号などを使う場面もあるが、漁場が浅い伊勢湾では無理して細くする必要はない。根掛かり時やオマツリなどを考えると、2~3号が適当だろう。
穂先絡みを防ぎ、オマツリを解きやすくするためにも、リーダーとしてフロロカーボンラインの6~8号あたりを2~3mは結んでおこう。使用するオモリは船で統一の場合もあれば、ポイントや水深、潮に合わせて自由という場合もある。概ね20~50号をいくつかずつ用意しておけば対応できる。
タコエギ&スッテ
最後、いよいよタコエギやスッテの話をしていこう。今では目にもまばゆい数多のタコ専用ルアーが釣具店に並んでいる。どれを選べばいいのか、迷ってしまうこと請け合いだ。選ばせる、迷わせる、パニックを作り出す。コレは商いの基本であるから致し方ない。
使用するタコエギやスッテ(提供:週刊つりニュース中部版 峯卓)「じゃあどうすりゃいいんだよ」って人に秘策を特別にお教えするのでメモしてください。「ドレデモイイ」。普段タコはカニ、貝、死んだり弱ったりした魚などをエサとしていて、専食性はないうえに好奇心は旺盛。つまり何を使っても必ずちょっかい出してくる。
カラーやフォルムで悩む必要はタコに関してはないと考えて大丈夫だ。注意する点としてはあまりに安い製品は、ハリ抜けやハリ先の鋭さが不足しているので、避けた方がいいだろう。
エギやスッテはドレデモイイ?(提供:週刊つりニュース中部版 峯卓)8本それぞれの足が同時に違う動作ができるタコ、9つの脳を持つと例えられるゆえんだ。高度なセンサーを多数搭載した生き物である。海底とのコントラストによってなのかにおいや水流によってなのか、またはそれら全てなのかは知るよしもないが、私たちの想像よりもはるかに確実に素早くルアーを見つけてくれる。なのでゴチャゴチャした集寄は不要だし、3つも4つもエギを付ける必要もない。
釣り方の基本は「底を取る」
さあいよいよ具体的な釣り方である。テクニックと言うのもはばかられるが、1にも2にも確実に底を取る。浮いたエギにはまず乗ってこないので、必ず底を感じながら誘いをかけていこう。
具体的にはロッドを立てて細かくシェイクするわけだが、イメージとしてはオモリを立てたり倒したりしながら、コトコトと流されていく感じだ。
手元に伝わるタコの重みに集中(提供:週刊つりニュース中部版 峯卓)潮や風の速さによってたびたび底を切ってしまうようでは期待薄だ。集寄や多すぎるエギを付けているなら外して少しでも抵抗を減らし、とにかく底をはうように調整しよう。
ボトムをきちんとトレースできさえすれば、必ずや反応があるはずである。アタリは手で取る。この場合、軟体動物が触ってくる感触をアタリと呼ぶワケだから、ゴンとかコツッという感じではない。
アタリ~抜き上げ
シェイクしながら感じていた底のコトコト感が消える、背負わせているオモリ以上の負荷が乗ってくるなどがソレだ。この時点では足でつかもうとしているだけなので、アワせてもスッポ抜けや掛けバレになってしまう。イシガニやガザミ、貝など固くてイガイガのエサを好んで襲うタコは、イカと違いカンナを嫌がらない。
慌てずに数秒シェイクを続けていると、エギの動きを止めるべく体全体で覆いかぶさってくる。さらに重量感が増すこのタイミングがアワセ時だ。大きくゆっくりと引きはがしてやれば、足の根元付近の太い部位にフッキングするはずである。
脱走しないよう釣れたらネットに(提供:週刊つりニュース中部版 峯卓)アワセが決まればどれだけ重かろうと、テンションの抜けやすいポンピングなどせずに、一定の速度で巻いて一気に抜き上げればあなたの勝ちである。特技中の特技である脱走をさせないように、ランドリーネットやスカリ、潮干狩りで使う網袋などに確実に入れて、次の1匹を狙っていこう。
タコは食味も抜群
たかがタコと言うなかれ、人気の要因は食味だけではない。本場の明石では釣りのしやすい小潮回りなど、1年先の予約すら困難なほど、老若男女に愛されている釣りなのだ。チャレンジしやすい敷居の低さ、なのにハマると人間の方がゆでダコになっちゃうような中毒性。
抜群の食味もタコの魅力(提供:週刊つりニュース中部版 峯卓)暦の上ではタコを食べる習慣の半夏生がまもなくである。自分で釣ったタコならさぞかしビールも格別だよね。
<週刊つりニュース中部版 峯卓/TSURINEWS編>
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