『アジング』ステップアップ解説:ボトムの釣り方 深追いは厳禁?

2021年06月28日 17:00

[TSURINEWS]

抜粋

アジのレンジはコロコロかわる。さっきまで表層にいたのが一転、ボトム付近に着くこともある。どういう理由でボトム付近に着くのか、攻略方法まで考えてみよう。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

『アジング』ステップアップ解説:ボトムの釣り方 深追いは厳禁?

ボトム付近にアジがいる理由

釣り人視線で見るアジの行動は、基本的に捕食対象を追ってのものと、何かから身を隠すためのもの、この2つに分かれると考えていいだろう。もちろんアジはアジなりにいろんなことを思って海中を泳いでは寝たりもするのだろうが、釣り人がイメージするアジの挙動は、海中の「どこかで何か食べている」「どこかに隠れている」だ。

ボトム付近は、「どこかに隠れている」パターンで多いと考えられる。夜、大型魚の活性が高いので怖がって沖のボトム付近にレンジが下がる。釣り人があまりに何度もワームを通してくるので何かを察知してボトム付近に下がる。

『アジング』ステップアップ解説:ボトムの釣り方 深追いは厳禁?ボトム付近に着くのは大型魚のせい?(提供:TSURINEWSライター井上海生)

捕食対象から考えてもそうで、ボトム付近はアジの食べ物の宝庫と言える。ショアのアジの主なベイトであるプランクトンは、潮が動かなくなると底に沈むか上に浮くかする。そのため潮止まりの海では、表層も見逃せないが、ボトム付近も要チェックだ。

ただ潮止まりは大体の魚が捕食を終え活性が下がってしまい、アジもその例外ではない。しかしアジは回遊魚で常に体力を少しでも多くチャージしておく必要があるので、多少おなかが一杯でも、小さなワームならボトム付近で食う。

多毛類がいるサーフでも、ボトム付近にアジがつきやすい。その他、日中の小エビベイトなど、アジがボトム付近に着く理由はいくらでもある。

ただ、ボトム付近は釣りやすいレンジではない。これが問題だ。

深いレンジの釣り方

アジングではボトムをとる釣りはしないものと考えて話を進めたい。あくまで、ボトム「付近」だ。もちろん水深によりボトム付近の考え方はかわるのだが、一般的には、0.8gのヘッドで15カウントが目安となる。「そんな軽いヘッドでボトム上まで沈んでいるの?」と思う方も多いかもしれないが、風のない静穏な漁港内などで15カウントというと、7、8m近いレンジは入っているはずだ。十分にボトム上、何なら着底する可能性もある。

『アジング』ステップアップ解説:ボトムの釣り方 深追いは厳禁?軽量リグの15カウントでボトム上を釣る(提供:TSURINEWSライター井上海生)

それでその場の海の半分くらいのレンジしか入らないならば、もちろんもっと沈めるのもいい。だが、どちらかといえば筆者は15カウントと決めきって釣った方がいいと思う。沈めるならヘッドの重さを1gか1.2g程度に重くすることだ。これで15カウント。その方がリグの操作感を見失わずにボトム上のイメージを持って釣れる。

深追いするなかれ

釣り方はレンジキープ、巻きでリフト&フォール、この2つだろう。大体のカウントだけ刻んで0.8gのヘッドをただただ漂わせるボトムふわふわもいい。何にせよ、釣り方のキモはラインテンションだ。張らず緩めず、やや張り気味を保つ。そしてアジがバイトを出してきたらオートマチックに乗るような繊細なリグ設定(ヘッドのシャンク長、ワームのボリューム感)でいく。

しかし15のレンジというのは、深追いするものではない。常に根掛かりの危険がつきまとう上、アジングロッドというかエステルラインでは引き出せないサイズの根魚がきたら終わり。また、多くの波止や漁港は、釣り場の手前に向けてカケアガリになっているので、15のレンジをずっと釣っていると手前で根に捕まりやすい。手前になるほど若干レンジを上ずらせるイメージで釣ると安全だ。

『アジング』ステップアップ解説:ボトムの釣り方 深追いは厳禁?手前で根に捕まったらおしまい(提供:TSURINEWSライター井上海生)

ドン深にいるケースも

筆者が深いレンジに苦手意識を持っていることもあるせいでネガティブ気味な解説をしてきたが、アジがドン深にいることは多々ある。低水温期は特にそうで、ミオ筋のドン深、足元のドン深などは、冬にアジングをするならしっかりと攻めなければならない。

ただし、それでもあくまでボトムに着底させるのではなくて、ボトム上を釣るイメージでいいと思う。いわゆる「ボトムステイパターン」は特定の地域のものらしく、少なくとも大阪湾近郊で通年アジングをする私は、まだ経験したことがない。

<井上海生/TSURINEWSライター>

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