今さら聞けないルアー釣りのキホン:代表的ライン種類と使い分け術
2021年07月02日 11:30
抜粋
釣りイトには様々な種類がある。釣り物ごとに使い分けが必要となり、ショックリーダーの結束が不可欠のイトも。ラインについて、基本的な情報と使い分けについて紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)


PEライン
現在ソルトルアーで主流となっているのはPEラインだ。PEとはポリエチレンという素材で、特長として、同号数でも他ラインと比べると強度が強く、キャスト時の飛距離が伸びやすい。また感度が非常に高い。
PEラインは細い糸が編みこまれたラインで、主には4本編み、8本編み、12本編みがある。編み数が多いほど、一般には同号数でもラインが細くなり、また強度も高くなる。ただ編み数に関しては必ずしも多い方がいいというわけでなく、釣り人各自の感覚で、4本編みの方がイトのもつれや毛羽立ちが少なくて使いやすい、などの意見もある。
PEラインが海釣りの主流(提供:TSURINEWSライター井上海生)PEラインの短所
そんなPEラインの短所は……
・ショックリーダーの使用が不可欠
PEラインは摩擦に弱い。ちょっと岸壁やストラクチャーに擦っただけで切れてしまう。直結すると魚の引きですっぽ抜けたり、歯で切られたりする。そのため、ショックリーダーの結束が不可欠となる。
・浮力がある
PEラインの短所としてしばしば挙げられるのが、浮力だ。水に対する比重が0.98程度と軽い。特にこれは軽量リグ使用時に顕著な弱点で、イトが海面に入るまで空中にあるところでふわふわしてしまう。また海中でも弛みが出るので、繊細な魚のバイトは拾いにくい。
号数ごとの主な釣り物(陸っぱり)
0.1~0.5号:アジ、メバル、チヌ(ライトブリーム)
0.6~0.8号:タチウオ、小型・中型青物(ライトショアジギング)
1~1.2号:大型根魚、中型以上の青物(ショアジギング)
エステルライン
エステルラインは、ポリエステル製のラインで、水に対する比重が1.4程度と軽量リグを沈めやすいのが特長だ。主には管釣り、アジング、また強風時のメバリングで用いられる。特にアジングで1g以下のリグを使用するときの投げやすさ、ラインメンディングのしやすさは抜群のものがあり、現代アジングのメインラインとなっている。
アジングはエステルで(提供:TSURINEWSライター井上海生)エステルラインの短所
そんなエステルラインの短所は……
・バックラッシュしやすい
エステルラインはイト同士が引っ付きやすい性質があり、バックラッシュしやすい。これは釣り人のキャスティング技術の向上である程度防げるが、ゼロにはできない。
・強度が低い
エステルラインは強度が低い。0.3号でも1.4lb程度しかなく、0.2号の場合1lb程度まで落ちる。そのため、ドラグは緩めに入れ、魚のバイトや引きに対して、ラインブレイクしないような調整が必要となる。またショックリーダーの結束も欠かせない。
号数ごとの主な釣り物(陸っぱり)
0.2~0.3号:エリアトラウト、アジ、小型メバル、
0.4号:大型アジ、中型メバル、メバリングの強風対応
0.5、0.6号:特殊な状況でのメバリング、アジング
フロロカーボンライン
フロロカーボンラインはブラックバス界などのメインラインで、耐摩耗・摩擦性に優れる。比重も1.6程度と沈みやすい。使用後に水洗いすればナイロンラインのように磨耗を心配することもなく何度も使える。ルアーやジグヘッドと直結できることも魅力だ。ライトゲームならば1.5~2.5lb、ブラックバスならば8~12lb程度がよく用いられる。
また耐摩擦性に優れる性質から、ショックリーダーとしても使われる。
フロロカーボンラインの短所
そんなフロロカーボンの短所は……
・巻きグセ
フロロカーボンラインは、巻きグセがつきやすい。ずっとリールに巻いたままの状態にしておくと、キャスト時にラインがコイル状になってしまう。ただ、ある程度のまでの細さならば、手で引っ張れば巻きグセは解消できる。
メバリングに使用することもできるフロロ(提供:TSURINEWSライター井上海生)ナイロンライン
ナイロンラインは簡単なエサ釣りなどで用いられるラインで、古きよき安価なラインである。ただし磨耗しやすく、ソルトで細糸ならば、一度の釣行でほとんど使い物にならなくなってしまい、また釣行中にも切れやすい。
ボートシーバスなど一部のルアーフィッシングではメインラインとして現役である。
直結が可能なラインは?
以上、基本的な4つのラインについて解説してきた。PEライン、エステルラインはショックリーダーの使用が不可欠なので、ノット(結束)についても覚えたい。ただしエステルでも0.3号あれば、20cmちょっとくらいまでのアジならば直結ができる。その他、フロロ、ナイロンラインも直結が可能で使いやすい。
<井上海生/TSURINEWSライター>
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