『陸っぱりライトゲーム』ステップアップ解説:魚種毎の適水温は何度?
2021年07月09日 16:30
抜粋
ほとんど例外なく魚が冬~初春に釣れ渋るのは、低水温だから。今回はライトゲームのターゲットに絞って、海水温にそれぞれの魚種の適水温を合わせて、シーズナルパターンを作ってみよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)


各魚種の適水温
ライトゲームのターゲット、それぞれの適水温は、次の通りだ。
アジ:15~24℃
メバル:14℃前後
カサゴ:14~25℃
ちなみに、シーバス、チヌ、といった湾奥居着きのライトゲームにも反応する魚は、適水温14℃~となる。低水温でもアクシデント的に釣れることはよくある。チヌは暑くても反応するが、シーバスはどちらかといえば適水温云々ではなく、何を食べているかのパターンだ。
マイクロベイトパターンの冬のチヌ(提供:TSURINEWSライター井上海生)大阪湾の平年の水温
筆者がメインフィールドとする大阪湾沿岸の水温について、平年のデータを紹介しよう。あらかじめ断っておくと、私が信頼する泉南の情報源のグラフから抜書きするもので、リアルタイムで確認できるのは過去1週間分となる。
春季3~5月:12~15℃
夏季6~9月:20~26℃
秋季10~12月:20~15℃
冬季1~2月:13~10℃
ちなみにこの記事を書いている今現在(6月16日)、同海水温情報は19.9℃。昨年より1.4℃低く、平年よりも0.4℃低い。昨年は暑い夏で黒潮大蛇行などの影響もありアジが壊滅的だったが、こうして海水温から紐解いていくと、なるほど海水温に非常に敏感なアジがまったく釣れなかった理由がわかる。
今年はわりと豊漁の春アジ(提供:TSURINEWSライター井上海生)シーズナルパターン
今年、関西は過去一番の早さで梅雨入りした。平年と比べて現在は少し海水温が低いが、海のあらゆるメインベイトであるアジがこの春よく釣れてくれたので、これから夏にかけて上がり、秋にかけて下がって安定して、程よい海水温になるのではないかと思われる。
ただ、梅雨が早く来ている分、夏も早くなって、あるいは夏季の釣りが長くなるかもしれないという予測も立つ。海水温が25℃以上になるとアジはほぼアジングでは釣れない。沖のディープに潜ってしまう。よって今後の時期は、チヌ、タコ、カサゴなどが狙い目だ。
それでは、適水温と現今の海水温(予想)と組み合わせ、今年のシーズナルパターンを組んでみよう。
春:水温14℃までメバル、水温15℃くらいからアジ
夏:水温27℃くらいまでチヌ、タコ新子、カサゴ、その他ライトロック新子
秋:アジ、タチウオ
冬:水温15℃までアジ、14℃以下メバル、大型カサゴ
適水温を意識しよう
先日、アジングの最中にまあまあのバチ抜けを見た。バチがわくことにも理由があり、それは、水温とプランクトンだ。そしてバチを食べにシーバスやチヌが動いて、そのかわりに産卵アフターのアジは釣れにくくなって、という相関関係・食物連鎖がある。
釣り人が狙う魚のベイトも水温と関係して動くのだ。釣りのルーティーンとして、水温のチェックは欠かせない。適水温とそのときの海水温をチェクして狙えば、もっと魚は釣りやすくなる。もちろんそこに潮回り、潮の上げ下げ、月回りの要素が加わる。
大きく上下する週にご用心
冬場に多いのだが、ガツンと冷え込む週があると、それに伴い水温も同時に落ちる。魚は水温が段階的にでなく「一気に落ちる」と、反応が悪くなる。筆者の印象として、上がる分には問題がない気がするのだが、ともあれ海水温が大きく上下する週、日には注意しよう。
水温の大きな変動は低水温に強いメバルも食い渋る(提供:TSURINEWSライター井上海生)ライトタックルで楽しもう
海水温とショアの釣り物の関係について解説してきた。筆者がライトゲームメインで、最強のロッドでもバスロッドMLという釣り人なのもあるが、ショアで可能性高く・ゲーム性高く狙える釣り物だけを追うとなると、こういう春夏秋冬の海は、意外にアジングロッドとメバリングロッドだけでほとんど狙えるようにも思える。
<井上海生/TSURINEWSライター>
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