分かりづらい「ルアーフィッシング」用語集:経験者が使う感覚的な言葉
2021年07月10日 11:30
抜粋
ルアーフィッシングには様々な専門用語がある。またプロや一級アングラーとなると、自分の「感覚的な言葉」で釣りを表現することもある。その意味も知っておきたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)


「感覚的な言葉」
釣り雑誌、WEB媒体、動画などを見ていると、「感覚的な言葉」がよく使われる。これはルアーフィッシングに限った話ではない。ライトソルトメインの私だが、たとえば沖のグレ師さんの言葉を聞いたら、「?」が多いと思う。奥深い世界や競技性のある釣りでは、特にテクニカル・タームが多い。それはときにアングラー自身の造語だったりもする。
今は動画で釣りを学ぼうという人も多いだろう。親切な動画なら初心者向けに解説されていたり横文字の言葉に関しては注釈がついたりするが、一級アングラーやプロの使う「感覚的な言葉」は、なかなか理解しにくいものがある。
たとえば、次のような言葉がそうだ。
「聞く」とは?
「アタリがあったら、一度聞いて……」
という言葉がある。「聞く」とは何か?これは、その間(ま)をちゃんととらえる、食い込むまでちょっと待つ、ということだ。「アタリがあったら、一度聞く」→「アタリがあったら、即アワセせずに、食い込むまで待つ」という風にも言いかえられる。
アタリに対して、まさしく耳を澄ますように、聞く。これが「聞く」の意味だ。聞いたあとアワせたり巻きアワセしたりして、魚を確実にハリ掛かりさせて取り込む。
アタリが出たらちょっと聞いてみる(提供:TSURINEWSライター井上海生)「ためる」とは?
「力強い引きはサオでためて……」
と表現するアングラーがいる。「ためる」とは、溜める、と漢字にするならそんなところだろうか。魚の引きに対して、サオでこらえる。サオの力の制御内において、自由に走らせない、抑える、という意味だ。
ただ「ためる」というのは、強気にいくことではない。つまりサオでリフトするという意味ではない。魚との駆け引きで、イーブンくらいにする、くらいの感覚だ。具体的には、ぐっと手元で引きを抑えて、ドラグを使いながら魚をある程度泳がせて、サオを適度に曲がり込ませながら、魚を遠くにいかせない、そんな感じだ。
「勝負する」とは?
ルアーフィッシングでもエサ釣りでも、掛けた魚と「勝負する」という場面がある。
「勝負する」とは、肝心要のところで、強気にいくことだ。ある程度魚を弱らせたり、あるいはストラクチャー周りなど魚有利の条件でやっているときに、それ以上時間をかけずに勝負して決着をつけてしまう、という意味。
大型根魚とは早めに勝負した方がいい(提供:TSURINEWSライター井上海生)「やり直す」とは?
特にアジングアングラーがよく「やり直す」と言う。
これは、一定のエリアで、特定のポイントや釣り方にこだわらず、すべてまっさらな状態にリセットされたと思って、最初から魚をサーチするという意味。アジはコロコロとレンジがかわり、居場所がかわる。動く魚だ。だから、一度二度決まった場所でアタったからといってそれに固執してはならない。ワームを見せすぎてスレる前に「やり直す」ことが大事だ。
アジはやり直すと簡単に釣れたりする(提供:TSURINEWSライター井上海生)「荷重移動」とは?
ルアーのキャスティングで「荷重移動」を使え、といわれる。特に重いルアーを使うときによく聞かれる。荷重移動とは、遠心力を使ってルアーをキャスティングするときに、後ろにルアーをやり、戻してくるその水平方向の動きに、ルアーのウェイトを使うことだ。手の力を使うのは、投げ込むときの一瞬だけ。そうすることで飛距離が伸びやすくなる。
「感覚的なもの」とは?
以上、一般的によく聞かれるルアーフィッシングプロ級の「感覚的な言葉」について解説してきた。他にもまだたくさんあるかもしれない。たとえば、「ここでハンギングね」みたいな。そういうプロの釣りのイメージ、感覚派の人の釣りは、経験とまさしく感覚をつかむことがキモで、簡単に真似できるものではない。
ただ、特定の釣りに精通していくことで、我々いちアングラー個人の中にも、何か自分流の「感覚的なもの」が生まれてくるはずだ。
<井上海生/TSURINEWSライター>
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