今さら聞けないフカセクロダイ釣りのキホン:「エサ取り」の有効活用術
2021年07月22日 16:30
抜粋
初夏から秋にかけてのフカセ釣りにおいて一番の難敵は『エサ取り』の存在です。でも、エサ取りは邪魔なだけではないのです。水中の様子を把握するヒントでもあるんです。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉本隼一)


夏はエサ取りの季節
水温が高くなる初夏から秋はエサ取りが活発な時期で、紀州釣り(ウキダンゴ釣り)やカカリ釣りのようにダンゴを使わないフカセ釣りでは苦戦を強いられる場面が多くなります。
夏はエサ取りに苦戦する(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)エサ取りがたくさん寄っている状況でさしエサにオキアミを使えば、あっという間にエサ取りの餌食になることも。そのため、フカセ釣りではまきエサワークやさしエサをローテーションさせるといった様々な手段でエサ取りをかわします。
エサ取りに強い「さしエサ」
クロダイ狙いで使用する「さしエサ」はオキアミの他にもコーンやサナギ、練りエサなどのエサ取りに強いものがあるので積極的に使用すると効果的です。
エサのチョイスも重要(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)あの手この手を尽くして釣り上げたクロダイの嬉しさは格別の一言。エサ取りが多くて難しい状況でもあえてフカセ釣りで狙ってみるのはいかがでしょうか。
エサ取りから水中を把握
まきエサに寄ってくるエサ取りはとても厄介な存在ですが、一方で釣れた魚種によって海中の様子や状況変化を把握できる貴重な情報源として活躍します。陸上にいる釣り人が目の前の海から得られる情報はほんのわずかでしかありませんが、エサ取りが海の中で起こっているあらゆる情報を教えてくれるので、次の一手を考える上でとても重要です。
また、エサ取りは本命のクロダイの気配も教えてくれます。活発だったエサ取りが急に大人しくなることがありますが、このような場合はクロダイが近くに寄ってきている可能性も。その他、釣れていたエサ取りの魚種が変わったタイミングもポイント周辺で何らかの変化が起きているので見逃せません。
エサ取り4魚種
エサ取り4魚種から分かる海中の状況を紹介しましょう。
フグ
フグ(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)フカセ釣りで釣れるエサ取りの中でも厄介さはトップクラスで、他のエサ取りが見向きもしないコーンやサナギなどのエサにも興味を示すため、回避がとても難しいことが特徴です。
また、ハリスを噛むので仕掛けを回収してみるとハリが無くなっていることも。フグが当たってくる状況下でクロダイは釣れにくい傾向がありますが、大人しくなれば近くに本命が寄ってきている可能性もあります。
ベラ
ベラ(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)クロダイ狙いで釣れるエサ取りの常連で、海底付近にいることが多いことからよく掛かってきます。ベラが釣れるときはまきエサが効いてきたタイミングが多く、クロダイが寄ってくると他のエサ取り同様に大人しくなるのでチャンスです。また、フグが多い時に釣れるエサ取りがベラに変わったら状況が好転していると判断しても良いでしょう。
コッパメジナ
コッパメジナ(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)磯場や比較的潮通しの良いポイントに多く、クロダイとは異なり上層から中層付近まで浮いてきてまきエサを食べることが多くあります。コッパメジナが釣れるポイントでは周辺に隠れ家となるシモリ(根)や何らかの地形変化があることも多く、クロダイ狙いでも重要な情報です。また、メジナが釣れているタイミングは潮が動いている目安にもなります。
アジ・サバなどの小型回遊魚
小アジ(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)まきエサに群れで押し寄せてくるのでフカセ釣りではかなり厄介です。まきエサワークでかわそうとしても移動が素早くあまり効果がないことも。オキアミはすぐに食べられてしまい、コーンや練りエサでも目立つと反応してしまいます。クロダイがいたとしても底までエサが届かないので釣りが成立しにくく、しばらく経っても変化がない場合は場所移動を検討しましょう。
<杉本隼一/TSURINEWSライター>
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