ビギナーには難解な『船宿の選び方』 避けるべき船宿の具体例とは?
2021年07月24日 17:00
抜粋
空前の釣りブームで、バラエティ番組でも沖釣りをしている姿を目にすることが増えた。興味を抱いたものの船宿選びで悩んでいる方も多いはず。そこで今回は失敗しない船宿選びのコツを紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター藤倉聡)


乗合船と仕立ての違い
まずは乗合船と仕立て船の違いから説明しよう。
乗合船
乗合船とは対象魚と出船時間などが定められており、一人でも乗船することができる船のことを言う。何といっても気軽に行けるのが魅力だ。ただし出船は最低2人からなどのルールを設けている船宿もあるので注意しよう。
ある日の乗合船での釣果(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)仕立て船
仕立て船とはあらかじめ仲間で対象魚や出船時間等を決めて船を貸切ることを言う。気心の知れた仲間同士なので自由度が高いのが魅力だ。
入門者の船宿選び
以下、主に乗合船の船宿の選び方について述べて行きたい。
「初心者歓迎」を謳う船宿
対象魚と釣行エリアが決まったら船宿を選ぼう。この選択によって沖釣りの楽しさが左右されるといっても過言ではないので慎重に決めたい。まずは分かりやすく「初心者歓迎」を謳っている船宿を探したい。
専門誌の船宿紹介欄には対象魚や釣果の他に「初心者歓迎」とか「親切指導」などとアピールしている船宿が多数ある。このような船宿はレンタルタックルも充実しているところが多いので安心だ。
初心者歓迎を謳っていなくとも親切な船宿は多い。特に船宿のHPにファミリーで楽しそうに釣りしているお客さんの写真などがアップされていれば、それはきっと初心者歓迎を意味しているものと思われるので積極的にアプローチしてみよう。
アットホームな船宿
筆者が船宿選びで一番重視しているのは釣果よりもアットホームな船宿の雰囲気だ。たとえ釣れなくても「また行きたい」と思えてしまうそんな船宿を選びたい。
昔は友人知人の口コミが一番の情報源だったが、今ではインターネットの口コミサイトや個人ブログ・SNSなどである程度船宿の雰囲気なども分かるようになってきた。気になる船宿を見つけたらぜひチェックしておきたい。
また釣り教室を実施している船宿もあるので、参加して宿の雰囲気を探るのもいいだろう。
右舷トモの釣り座(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)できれば避けたい船宿のタイプ
残念ながら避けたい船宿のタイプというのもいくつかある。中にはビギナーを嫌がる船宿があるのも事実(以下の1や2のケースに多い)。老婆心ながら列記させて頂く。こちらも事前によく情報収集してこのような船宿には気を付けよう。
1.接客に「問題あり」
言葉遣いや操船が乱暴な船長の船宿は避けたい船宿の一つだ。船長に釣り方を聞いても教えてくれないなんて事もある。船宿もサービス業である以上接客には気を付けて頂きたいものだが……。筆者は子供の頃に何度かその様な船宿に乗船してしまい一時期トラウマにもなった(後々分かった事だがベテラン勢からもその船宿の評判は最悪だった)。
操船が乱暴なのは事故の原因にもなり得るのでそのような船宿は絶対に避けるべし。
2.あからさまな常連客優遇
座席は先着順方式を採用していながら、どんなに早く現地についても船の四隅(トモとミヨシ)は常連客のために船宿が確保していて座れない。こんな船宿も要注意だ。
四隅とは一般的に船釣りの席の中でも潮下になりやすくまたオマツリも少なくキャストもしやすいので、比較的大型や数釣りのチャンスに恵まれていると言われている。船宿側の気持ちも分からなくもないがやはりここは平等にすべきところ。そのような船宿は初心者や一見客などに対して何かにつけて冷遇するきらいがあるので気を付けたい。
左舷ミヨシ(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)3.釣果を粉飾
然程釣れていないにもかかわらず、専門誌などに誇張した釣果を報告。筆者も期待して行って「がっかり」だったなんてことはよくあった。落胆しないためにも同じ地区の複数の船宿の釣果をHP等で比べてみて、毎度あまりに突出している場合は疑ってみた方がいいかも知れない。たまたまいいポイントに入ったのか達人級の釣り人が乗船していた可能性も否定できないが、それは稀なこと。
4.すし詰め状態で出船
これも経営上仕方ないことかもしれないが釣り客を船に乗れるだけ乗せこんで、すし詰め状態で出船。青物など走り回る魚だとオマツリ必至。釣りどころではない……。
5.荒天でも無理やり出船
荒天または予報をものともせずに出船。その結果沖に出て殆ど釣りをせずに帰港。天気(予報)が急変したのならば兎も角、ある程度分かっているのならば出船中止は遅くとも前日の夜までに決断していただきたい。
特に予約してあると現地の海の状況まで詳しく分からないのでキャンセルもしにくいので困りもの。しかも、このような悪天候の時はビギナーには釣りづらいし船酔いの可能性もあるので行くべきではないだろう。なにより危険だ。
相性のいい船宿は大きな財産
相性の良い船宿との巡り逢いは釣り人生においてきっと大きな財産となるはず。その一助にしていただければ幸いである。
<藤倉聡/TSURINEWSライター>
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