クロダイ『トップゲーム』入門 夏のデイゲームに好適【2021中部】
2021年08月14日 11:30
抜粋
気温や水温が上がれば上がるだけ状況が良くなるのが、クロダイ&キビレ(以降ひとまとめにクロダイと表記)のトップウォーターフィッシングだ。今回はこの釣りの基本を紹介する。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 大宮好騎)


クロダイトップゲーム
日中なので魚からの反応がダイレクトに見えるため、アプローチやルアーの選択を状況によって釣行中に絞り込めるのも魅力だ。ゲーム性が高く、夏のルアーフィッシングにオススメである。
クロダイ&キビレは今がハイシーズン(提供:週刊つりニュース中部版 大宮好騎)今回は8月ごろからハイシーズンを迎えるクロダイのトップウォーターゲームを紹介したい。
トップゲームのタックル
トップウォーター用のクロダイロッドは世の中にほとんどないので、スピニングであれば6~8ft前後のバスロッドやエギングロッドに、2000~2500番程度のリール。PEラインは0.5~0.8号にフロロカーボンラインないしナイロンラインの10~16lb程度を接続する。
タックル図(作図:週刊つりニュース中部版 大宮好騎)私がここ数年愛用しているベイトタックルについては、ルアーへのアクションのしやすさとキャスタビリティ重視で5~6ftのショートロッドに、ベイトフィネス対応リール。ラインについては、同様のセッティングで楽しんでいる。
ベイトタックルでも楽しめる(提供:週刊つりニュース中部版 大宮好騎)トップゲームのルアー
ルアーについては近年5cmクラスの小型トップウォーターが主力ではあるものの、私はクロダイにスイッチを入れるため60~73mmのややファットなプラグを多用する。
H・A・Lの飛豚シリーズ(提供:週刊つりニュース中部版 大宮好騎)具体的にはH・A・Lの飛豚シリーズで、フィーディング時以外のタイミングでも、積極的にこちらから仕掛けていけるプラグなので、機会があれば試してみてほしい。
水深1m未満の浅場を狙う
トップウォータークロダイ発祥の地である浜名湖を有する東海地方。三重や愛知で若干のポイントのクセはあるものの、具体的には水深1m未満の浅場で表層水温が25度以上。クロダイやキビレが目視で確認できるエリアであれば、大雑把にいえばどこでも楽しめる。
波静かな浅場がポイント(提供:週刊つりニュース中部版 大宮好騎)個人的には特に底質がカキ殻帯や砂泥質のポイントは高確率で、干潮時に干上がってしまうような干潟や小河川も◎。意外と身近なフィールドに生息する魚なので、「そ~いえばアソコの浅場でクロダイがたくさんいたな」と思うようなエリアがあれば試してみる価値大である。
注意点としては濁りと風波。キビレについては意外とコーヒー牛乳のような濁りでも水面に反応してくるが、クロダイは比較的クリア~ステインの水質で水面への反応が得られる。
さざ波があるくらいが一番いい(提供:週刊つりニュース中部版 大宮好騎)波についても、ベタナギよりはそよ風程度であれば、ラインや人間の存在を消してくれるのでプラスだが、あまりザブザブな水面はルアーの存在感やミスバイトにつながるため、タイミングは見計らってほしい。
トップゲームの釣り方
先のポイント説明でも述べた通り、かなり浅い水深で成立することが多いこのゲームは、キャスト前とキャスト時のアプローチが命。浅場に差してくるクロダイはやる気はあるものの、水面より上に非常に警戒心を持つ個体が多いので、キャスト時には細心の注意を払いたい。
キビレはクロダイよりアグレッシブ(提供:週刊つりニュース中部版 大宮好騎)見えているクロダイやキビレに対しては、魚のいるすぐそばに投げるのではなく、魚がルアーに気づくギリギリの距離間でアプローチしたい。よく「クロダイは見えたけど投げたらすぐ逃げた」、「岸から見えたけどキャストする前に逃げられた」などの話を聞くことが多い。大方の場合はアプローチ次第で解決できるので、いろいろ試してもらいたい。
トップゲームのルアーアクション
ルアーのアクションについては、私のよく使う3タイプを例に紹介したい
プロップノイジータイプ
リップ付きスイッシャータイプのこのルアーは、最もクロダイトップにオススメなトッププラグのひとつ。特徴はただ巻きのみ(巻くスピードは適宜状況により)でバイトが出るうえに、ラインを水につけないでリトリーブできるので、ラインの存在をクロダイに気付かれにくく、ベタナギでクロダイの警戒心が強いタイミングに非常に効果的だ。
ペンシルベイト
バス釣りで使われるペンシルベイト同様、左右に首を振る連続ドッグウオークアクションで誘うのが基本。プロップノイジータイプよりもスローに誘うことができるので、プロップが引けない水面(波が強い)やプロップで反応がないときに試してもらいたい。
アングラーの操作次第で、首振り幅やダイビングアクションなど自由度が高いプラグなので、「釣った感」を味わえるのも魅力だ。
ポッパー
エビや甲殻類が多いエリアや水深が風ややあるとき、ストラクチャ―際などで移動距離を短くしたいときなどに活躍するタイプ。あまり強烈なポップ音を出すというよりは、優しい音で誘うとクロダイには効果的だと個人的には感じる。また、ミスバイトがこの3タイプの中で最も少ないので、ここぞのタイミングで出番が多い。
基本的には一定のリズムでポッピングを行い、バイトがあればそのままポッピングを続ける。または首振りアクションに変更して、次のバイトでフッキングさせるイメージを持ってもらうといいだろう。
ハリ先の管理がキモ
なおクロダイは貝や甲殻類などを常食しているターゲットのため、口周りが非常に硬くフッキングが難しい。
年無しクラスがヒットすることも(提供:週刊つりニュース中部版 大宮好騎)上記3タイプやその他タイプにも言えることだが、水面での迫力のバイトシーンが体感でき、非常にエキサイティングなゲームである反面、バイト=フッキングにつながることは3~4割だ。替えフックやフックポイントが鋭く強いものに交換しておくことなど、事前準備が釣果の近道である。
熱中症対策万全で釣行を
夜のボトムゲームで狙うクロダイよりは、やや敷居が高いと思われがちなトップウォーターの釣り。確かにアプローチやタイミングの面でテクニカルかもしれないが、それ以上に水面がさく裂する興奮を楽しめるので、「ルアーゲームらしさ」を今年の夏は楽しんでみてはいかがだろうか。
私の勤めるカリプソでは、毎年クロダイのトップウォーターフォトダービーをはじめ、このゲームをパワープッシュしている。フィールドの状況などは気軽に店頭で相談してほしい。
加えて炎天下のなかでも成立するこのゲームは、個人的に最も夏らしい釣りだと思っている。ついつい薄着や軽装で楽しんでしまいがちであるが、ライフジャケットなどの安全対策はもちろんのこと、帽子や偏光グラスなどだけでなく肌の露出を少なくしたい。また水分も大量に用意しておき、熱中症対策を万全にして楽しんでほしい。
<週刊つりニュース中部版 大宮好騎/TSURINEWS編>
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