相模湾キハダマグロ釣りの新潮流『エビング』を初心者向けに解説

2021年08月27日 16:30

[TSURINEWS]

抜粋

今回は相模湾の夏の風物詩ともいえるキハダマグロ、コマセに付くようになるとルアーでは狙いにくいが、そんな時に効果的な「エビング」の入門編をお届けしたいと思う。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター古谷健太)

相模湾キハダマグロ釣りの新潮流『エビング』を初心者向けに解説

マグロ狙いの『エビング』

夏の相模湾と言えばキハダマグロが思い浮かぶと思うが、コマセやルアーのキャスティングではなく、「エビング」という釣り方で毎年良い釣果があげられている。

エビングとは、ダイワのテスターとしても著名な村越正海さんが考案した釣り方である。オキアミコマセに反応するようになってジグなどのルアーに反応しなくなったキハダにスイッチを入れるために考案されたものだそうだ。

もちろんターゲットはキハダマグロに限らず、カツオや他の青物もターゲットとなる。天秤を使い、ビシの代わりに200~300g程度のジグを装着し、天秤の先のハリスにはワームをつけるという独特な仕掛けを用いる。

仕掛けについては釣具店などですぐに使えるエビングセットといったものが販売されているので、それを利用するのが最初の一歩としては早いだろう。

ルアーの場合、コマセ釣りの方との同居は困難と思われていたが、重たいジグを使うことによりそれを可能とした。最近では多くの船がミヨシをエビンガーのために開放しており、ハマった時にはコマセ釣り以上の釣果を叩き出すことも多い。

エビングのタックル&仕掛け

続けてエビングで使用するタックルと仕掛けを紹介しよう。

ロッド

キハダマグロが相手となるため、これに適した強度のあるジギングロッドが良いだろう。近年はエビング専用のロッドも発売されている。

リール

4号から6号のPEラインを300m巻ける程度の大きさのスピニングリールを使用する。最近では電動リールやベイトリールを用いたエビングをしている方も見かける。

道糸

PEライン4号~6号が推奨である。やり取りに自信があれば4号、不安があれば6号といったチョイスになるだろう。

これにショックリーダーとしてフロロカーボン100lb程度を直結する。クッション性を求めてナイロンラインを使用するのもいいだろう。私は少しオーバースペックかもしれないがナイロンラインの50号をリーダーとして用いて、これをPRノットで結束している。

天秤とジグ

エビングならではの直線天秤を使用する。ジグは200g以上のものを使用し、コマセ釣りの方たちの邪魔にならないようにする必要がある。このジグのカラーもキハダに対する誘いになるため、さまざまな配色を用意するといいだろう。

ハリスとハリ

ハリスはフロロカーボンラインの20号以上を3m、ハリはネムリの強いムツバリやキハダ専用バリを用いる。

相模湾キハダマグロ釣りの新潮流『エビング』を初心者向けに解説ハリのサイズは1/0、2/0くらい(提供:TSURINEWSライター古谷健太)

ハリのサイズは1/0、2/0くらい、号数表記でいえば16~18号くらいがいいだろう。

相模湾キハダマグロ釣りの新潮流『エビング』を初心者向けに解説しっかり結束しよう(提供:TSURINEWSライター古谷健太)

ワーム

エビング用に開発されたワームがあるのでそれを使用するのが最初の1歩としては良いだろう。オキアミを象ったワームもあるので、そういったものを使用するのも一興かもしれない。

相模湾キハダマグロ釣りの新潮流『エビング』を初心者向けに解説エビング用のワームもある(提供:TSURINEWSライター古谷健太)

エビングの釣り方

いよいよ釣り方を解説します。

狙うタナ

例えばキハダのタナが30mとの指示があった場合、ジグはまず50mくらいまで沈めて、タナの10mくらい上までを上限として幅広く探ろう。

シャクリ方

シャクリ方についても色々あるが、まずは1回シャクって、その分巻くといったロングジャークで良いだろう。日によって早い誘いが良かったり、小さな誘いが良かったりということがあるので、他のエビンガーの動きに目をやり、ヒットパターンを掴んでいこう。

重いジグと重いタックルを使用した釣りになるので、疲労に備えてギンバルベルトに竿尻を当てて行うギンバルジャークもおすすめである。

ヒットからのやり取り

ジグをシャクっているとしゃくった際に「グンッ!」と反応を感じるパターンが多い。アタリがあった時にはキハダの口の中にワームが飲み込まれている可能性が高く、そのままではキハダの歯でハリスを切られる可能性が高い。アタリがあったらまずは口の中にあるハリを引きずり出して、キハダの口元に掛けるイメージで思いっきりアワセを入れよう。

キハダマグロはヒット直後からいわゆる「ファーストラン」に入る。何十m時には百m以上もラインが引きずり出されるが、ここで焦らずにじっくり竿で走りに耐えよう。タックル的に手巻きでの勝負が求められ、しかもシーズン的に真夏の太陽が照り付けていることも多いであろうから、体力の消耗に気を付けて少しずつでも船に近づけてこよう。

エビングに挑戦してみよう

相模湾でのキハダマグロのルアーフィッシングは、キャスティングがメインで行われていたが、ナブラがコマセについてしまうとなかなか狙えなくなってしまう。

そんな中でもルアーで釣果を上げられ、さらにコマセ以上に釣れる時も多々あるエビングの威力は絶大である。もちろん相手は簡単に釣りあげられるターゲットではないため、難しさもあるが是非とも最初の1歩を踏み出して頂きたい。

<古谷健太/TSURINEWSライター>

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