「泳がせ+タイラバ」=『およラバ』で実釣 明らかな釣果アップ実感?
2021年09月05日 11:30
抜粋
アジ泳がせ五目釣りの仕掛けのオモリを同重量のタイラバに変更してトライした7月と8月2回の釣行をレポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮崎ゆきお)
およラバ釣法で初釣行
前回の記事でご紹介したおよラバ釣法を試そうと7月、8月2回の沖釣り釣行で勝手にフィールドテスト。お世話になったのは2回とも新潟県上越地方能生漁港のこうゆう丸だ。
およラバとはアジ泳がせ釣りの50号のオモリを同重量の200gのタイラバに置き換えたものだ。活アジだけではなく、タイラバによるアピール効果プラスフッキングも含めて釣果アップを狙う。
およラバに初挑戦
釣友と2人で乗船。およラバ仕掛け使用は筆者だけで、釣友はフツーの鉛のオモリを使用。
先に筆者の竿にヒット。釣りあげてみるとタイラバフックにカサゴがかかっていた。活アジは無キズで元気なまま。いきなり思惑どおりの展開。いいじゃん、およラバ。
およラバで好調ヒット!
その後、キジハタ4キャッチとウッカリカサゴ1キャッチ。これらはすべて活アジへのバイトだった。
一方釣友は前半釣果があがらない。途中で筆者がすすめたおよラバに変更してみたところ、変更後1投目でタイラバフックにカサゴがヒット。
およラバで根掛かりは1回あったが、1回くらいならフツーのオモリ使用時と大差はないだろう。懸念していた他の釣り客とのオマツリはなかった。
結果論になるが、この日の状況は厳しく乗船者全員の船中釣果はいま一つだったようだ。
そんななかにあって、活アジへのヒットだけではなく、タイラバへのヒットもあったことで「およラバ」釣法の効果に自信を深めた。
およラバで再挑戦
2回目のおよラバ釣行。今回も前回と同じ釣友と2名でこうゆう丸に乗船。筆者は前回同様およラバ仕掛け。
釣友は反射シール付きのカラーオモリを使用。この日の釣況は前回よりも一層厳しく、船長もいろんなポイント駆け回ってくれたが、乗船者の多くは苦しい展開を強いられたようだ。
早々にキジハタ&マハタキャッチ
序盤、筆者は小型のキジハタとキロオーバーのマハタキャッチ。ともに活アジへのヒットだった。
その後、2投連続で根掛かりしてしまったため、根掛かり防止のためにタイラバはフックとネクタイを外してタイラバヘッドだけの状態にしてみた。あわせて捨て糸を少し長めにしエダスよりも長くした。
これで活アジの釣り針も根掛りしにくくなるだろう。その後、根掛かりは激減。タイラバはフックなし・ネクタイなしながらアピール力に期待。
およラバで多彩魚種が続々
釣り方としてはフツーの泳がせ釣りと変わりはない。底から1mのタナを基本としつつ、アタリがないときはゆっくり5mくらい巻き上げ、もう一度底を取り直したのち1m上げるという誘いを繰り返すよう心掛けた。
タイラバヘッドが付いているため、誘い動作時のアピール性はアップしているように思う。中盤以降、タナから巻き上げている途中でヒラメ1枚ヒット。
さらに着底後即ノリでキロオーバーのマハタ追加。
およラバの実力を実感
大本命のキジハタについては数も型も恵まれなかったが多彩なゲストが登場するまずまずの楽しい釣行となった。
一方の釣友は、序盤にキジハタをキャッチしたものの、その後は厳しい展開になってしまった。アタリはチョイチョイあるようだが、喰い込みが浅く、アワせても乗せ切らないとのことだった。しかも根掛りはおよラバ仕掛けの筆者を上回る回数を数えていたようだった。
今回の釣行でもおよラバでの他の乗客とのオマツリは一度もなかった。
新釣法に期待高まる
2回の釣行とも状況が厳しい中まずまずの釣果をあげることができた。正確にカウントしていたわけではないが、2回目の釣行では魚のヒット数キャッチ数とも周囲の乗船者よりも多かったように思う。
もちろん、およラバ以外にもいろんなファクターはあったとは思うが、およラバによるプラス効果は大きかったように思う。
ネックとしては、根掛りしやすくなることとタイラバと活アジで手前マツリになりやすいこと。対策としてはタイラバのフックだけ外したり、捨て糸を長くしたりすることで軽減できる。
およラバは今後も可能性が期待できる新釣法になりそうな予感がします。是非お試しあれ。
<宮崎ゆきお/TSURINEWSライター>
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