1時間半のボートキス釣りで32尾と好釣 22cm頭に良型ばかりで満足
2021年09月05日 11:30
抜粋
北九州市若松区・藍島の西側に位置する白州灯台沖でボートからキス釣りを楽しんだ。今回は実績場をメインに攻めて入れ食いを満喫、良型ばかり32尾の釣果を得た。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・浦野泰弘)
白州灯台沖でボートキス
8月6日、中潮。この日は、北九州市若松区・藍島の西側に位置する白州灯台沖のボートキス釣りだ。
この釣り場の特徴は、海底は砂地で水深は10m前後、潮の流れは緩やか。航路から外れているため、大型船の航行を気にすることなく、ゆっくりのんびりキス釣りを満喫することができるということだ。
しかし、注意すべき点が一つだけある。それは西流れのときに、あまりにもキスの入れ食いに夢中になりすぎて、すぐ北側になる中根(岩・水深1.9m)の海底にある岩礁(沈瀬)に座礁させてしまうことだ。
しかし、あまり心配することもない。というのは、中根が近づいてくると、魚種がキスからベラ、ベラからアラカブへと代わってくるからだ。そのため、ベラが釣れだすとすぐに仕掛けを上げて、元の位置まで戻ることが大切である。
ボートキス仕掛けと釣り方
仕掛けは別図の通り。キス釣りで大事なのは、必ず専用バリを使用することだ。この仕掛けだとアタリがダイレクトにサオ先に伝わってくるので、楽しみは倍増する。
エサは苅田町の白石海岸で掘ってきた赤虫だ。
釣り方だが、一度アタリがあったとしても、すぐにアワセを入れることなく、その場で2回目の本アタリが来るまで待つことだ。エサのつけ方も大事で、ハリと同じ長さに切り、ハリに対して真っすぐになるように刺すこと。
キスがよく釣れる潮
この場所でのキス釣りで重要なのが潮の流れる方向で、個人的な意見だが東流れ(沖から小倉方面)の潮の方がよく釣れるような気がする。
理由の一つとして、西流れ(灯台から白島方面)の潮に比べて、東流れの方が流れが速いためだ。潮が速く動くと魚の動きも活発となり、キスがたくさん釣れるような気がするのだ。
また、西流れの場合は北側の中根に注意しなければならないが、東流れの場合は根掛かりする所も岩礁もないので、ゆっくりのんびり、潮の流れと同調しながら釣りを楽しむことができるのだ。
実績場でサオ出し
いざ実釣。小倉北区の高浜港を午前10時に出港。30分ほどで白州灯台沖のキスポイントに到着した。
この日の東流れ始まりは9時24分。途中、竹ノ子島に設置されている潮流信号所を確認すると、もうすでに”E・2・↑”と表示されていた。”E”は潮流の方向で東流れのこと、”2は”速さが2ktのこと、”↑”はこれからだんだん速くなっていくということだ。
急いでいつものキスが入れ食いする場所に入る。その場所とは、白州灯台と藍島のちょうど中間付近。私の予想では、この日の入れ食いの時合いは10時~正午の間だ。
この場所でキスが釣れるのには理由がある。それは、灯台周辺の水深の平均が7m前後なのに対して、この場所は水深10mと、周辺と比べるとかなり深くなっているのだ。そのため、すり鉢の底のようになっていて、潮に流されてきたエサが集まってきているため、キスが入れ食いとなるのだ。
1投目から本命22cm
狙うポイントの中央付近に船を止め、3人そろって投入。仕掛けが着底したと同時に、ツーンツーンとサオ先をひったくられた。
軽く手首でアワセを入れてやると、サオは大きくひん曲がり、どうやら1投目から良型のキスが釣れた様子だ。
慎重にゆっくりリールを巻いて、海面に浮いてきたところを一気に取り込んだ。丸々とよく肥えた立派なキスで、急いで検寸すると、なんと22cmもあった。
入れ食いを満喫
小野さんと馬場さんにも同型が釣れた。いきなり1投目から3人そろって良型が釣れるとは、なんと魅力的な釣り場なのだろうか。さすがキスの宝庫、白州灯台沖だ。
その後もキスの入れ食いで、3人とも大喜び。
しかし正午ごろになると、いくらキス好きな私たちとはいえ、さすがに高温のため戦意喪失。真夏の暑さには勝てないので、この辺で納竿。
最終釣果
私のキス釣果は、ほんの1時間30分で22cmを頭に良型ばかり、なんと32尾の大漁節であった。馬場さんと小野さんも30尾前後を釣り上げていた。
釣行時には熱中症対策として小まめな水分補給を行い、救命胴衣は必ず着用すること。
<週刊つりニュース西部版APC・浦野泰弘/TSURINEWS編>
The post 1時間半のボートキス釣りで32尾と好釣 22cm頭に良型ばかりで満足 first appeared on TSURINEWS.