伊勢湾「テンビンタチウオ釣り」の1日を紹介 時間帯別攻略法とは?
2021年09月08日 11:30
抜粋
伊勢湾の乗合船で盛んに狙われるタチウオ。数が狙える魚だが、1日のうちで変化していくバイオリズムに合わせた攻略が必要。今回、タチウオの活性や時間帯に合わせた攻略術を紹介したい。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS編集部・五井)


伊勢湾タチウオ釣りの仕掛け
伊勢湾のタチウオ釣りはテンビン仕掛けで釣る。仕掛けの構成は以下の通り。
1、テンビン…アーム部の長さ40~50cmの片テンビン
2、仕掛け…タチウオ専用吹き流し仕掛けでハリス10~12号のもの(市販品が容易に手に入る)。
3、オモリ…80号(ほとんどの船が80号を指定)
4、水中ライト…大きさ10~15cmのもの。曇天、濁り潮で集魚効果てき面。
タチウオ仕掛けの構成(撮影:TSURINEWS編集部・五井)伊勢湾タチウオ釣りのタックル
タックルは、2.1m程度のタチウオ専用ザオ(テンヤ用は不適)か、先調子(7:3調子など品名に記載がある)のライトゲーム用船ザオで、オモリの許容範囲が80または100号までのもの。
リールは小型電動リールがベストだが、中型の手巻きリールでもOK。タナが大切な釣りなので、カウンターが付いているものが好適だ。これにPEライン2号のミチイトを200m巻く。
なお、タチウオの乗合船にはおおむねレンタルタックル(有料)がある。
小型電動リールがベスト(撮影:TSURINEWS編集部・五井)タチウオの1日の行動
基本的に夜行性の魚なので、暗い時間は浅いところで摂餌し、明るくなると徐々に深場へ移動する。雨天や曇天だと、この動きが多少緩慢になるが、基本はこのような動きをする。
タチウオは夜行性(撮影:TSURINEWS編集部・五井)伊勢湾で狙うタナは30~90mが中心。探るべき範囲は船頭が魚探を見て指示をくれる。
日が昇ると徐々にタナが下降していく。潮止まりでもないのに急にアタリが減ったら、タナがダウンし始めた兆しと考えよう。
また、タチウオは何度も仲間が釣られる姿を見て、仕掛けを警戒するようになる。「一日中同じ手が通用する相手ではない」ということを覚えておこう。
基本的なタチウオの釣り方
ゆっくりリールを巻きながらエサを追わせて釣るのが基本。シャクリながら巻くのも効果的。シャクるときは仕掛けが跳ねたり、ミチイトが弛んだりしないよう、サオをやさしく上下させよう。
巻いている途中でコツコツやガツガツとアタリがある。この間巻くのを止めないのが原則。早アワセは禁物で、穂先をグーッと持っていかれたらアワせる。
前半戦の釣り方
朝のタチウオはとってもアグレッシブ。エサを目立たせるようピンク、黄緑、オレンジなどの夜光色のタコベイトが付いた仕掛けを使用する。
活性が高い時は、小型電動リールの巻き速度表示で6~8、手巻きの感覚で言うとイトのマーカーが4秒ほどで1m移動する速さで巻こう。
後半戦の釣り方
日が高くなってくると徐々に活性が鈍り、群れが下降しはじめる。釣果の差は、ここから現れ始める。兆候ごとの対処法は以下。
アタるが食い込まない
・巻き速度を少し遅くしてみる(電動なら1段階低速化)
・ただ巻きでダメなら、先述のシャクリの動作を入れる
・アタリがきたら、少しサオを下げて送り込んでやる
・違う色のタコベイトの仕掛けを投入する
タコベイトのカラー変更も有効(撮影:TSURINEWS編集部・五井)アタリ自体がない
・仕掛けを沈めるタナを当初のタナより5m→10mと段階的に下降させる
スタート時は船頭からタナのアナウンスがあるが、ポツポツ釣れているうちは、あらためてのアナウンスがないこともある。
また、タナも昼に近づくほど深くなる。まれにタナが上昇することもあるが、基本的に下がっていくと考えよう。
巻き速度をかえてみよう(撮影:TSURINEWS編集部・五井)後半戦の釣り方
釣行の半ばを過ぎてくると、船頭から再度タナの指示があるほか、ポイント移動があれば新たにタナの指示がある。探るべき水深はこれに合わせればよい。
半日におよぶ釣行の途中で、再び潮が動き出して食いが立つこともあるが、依然として食いが渋い場合の対処法は以下の通り。
食い渋りの対処法
・仕掛けのタコベイトを地味に
全体が発光する夜光タイプから、発光しないカラーやクリアー系にかえてみる。
タコベイトを地味な色に(撮影:TSURINEWS編集部・五井)・ハリスを長くする(市販品であれば長い仕掛けを使う)
1mのものを使っていたら1.5mくらいまで伸ばしてみる。あまり長いとオマツリするので1.7mくらいが限度。
・エサを小さくする
船宿で配られるエサは、ひと切れの長さが8~10cm、幅1.5~2cmほどだが、これをハサミなどで長さ5~6cm、幅1~1.5cmになるようトリミングする。
食い渋ったらエサを小さくする(撮影:TSURINEWS編集部・五井)・孫バリ付きの仕掛けを使う(既存の仕掛けに孫バリを追加する)
孫バリ付きの市販仕掛けもあるが、孫バリのハリスが長すぎる場合があるので自作がベスト。長さは使用するエサの全長以下に。
ショートバイトには孫バリが有効(撮影:TSURINEWS編集部・五井)誘いや巻き速度の工夫もあるが、仕掛けを工夫するほうが実践しやすい。壁にぶつかったら、まず上記のことを試してみよう。
さて、これから本格シーズンを迎える伊勢湾の船タチウオ。これから秋に向け平均サイズも大きくなり、釣期は12月初旬ごろまで続く。刺身、焼き物、揚げ物と多彩な料理も楽しめる優等生を釣りにぜひ出かけよう。
秋が深まると平均サイズもUP(撮影:TSURINEWS編集部・五井)<五井/TSURINEWS編集部>
石川丸

大型船3隻体制で、四季折々の人気の釣り物が楽しめます。春はアジやメバル、マダイ、夏はイサキやキス、タコ、タチウオ、秋はマダイやカワハギ、冬はフグやヒラメ、青物など中小物から大物までお任せください。ビギナーからベテランまで幅広いお客様に愛される船宿です。
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大型船2隻と中型船1隻(元栄丸)の3隻体制で営業中。フグ、カワハギ、イサキ、アジ、キスなどの中物をメインに、イワシ泳がせで狙うヒラメや青物、ウタセマダイなど大物釣りも楽しめます。近年はジギングやタイラバ、エギタコなどルアーでの出船も行ってます。乗合メインに仕立も対応。
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