2021シーズン終盤の「ライトブリーム(フィネスチニング)」を振り返る

2021年09月14日 17:00

[TSURINEWS]

抜粋

最盛の夏が去りつつある今、大阪南港の今季のライトブリーム(フィネスチニング)の印象を振り返りたい。今年もたくさんの魚と出会うことができたが、正直ちょっと物足りない部分もある。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

2021シーズン終盤の「ライトブリーム(フィネスチニング)」を振り返る

今期のライトブリーム振り返り

今季は、まず天候面。梅雨と8月に2週間の長雨があって、実質1ヵ月程度は釣りができる時間が短くなってしまった。

4月、5月のチヌが動き出す時期も遅かったので、おそらく「現実的に狙えた期間」に関していえば、少なくとも南港界隈のチヌ師は「短かったな」という印象を共有しているはずだ。そういうネガティブな印象が最初にきてしまう。

釣果はGOOD

しかし釣果そのものは快調といえた。よく釣れた。私はチヌを狙いで釣るようになったのが去年からで、その去年が大当たり年だったらしく、それと比べると不足感はあるが、一回の釣行で確実に獲れる数1尾以上というのは、よく考えれば上出来(もちろんボウズも二度くらいやったけど)。チヌやキビレみたいなカッコいい中型魚、そもそも簡単に釣れない場所だってあるのだ。

2021シーズン終盤の「ライトブリーム(フィネスチニング)」を振り返るなんだかんだよく釣れたチヌ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

キビレが多め?

チヌとキビレは大体同じような魚という扱いを受ける。チニングでキビレが釣れても成果になるし、本チヌならもっと嬉しいという感じだ。メバルとカサゴほどには違わない。しかし、内訳として見て、個人的に非常にキビレが多かった、というかほとんどだった。50以上釣ったと思うが、本チヌは5尾くらいに留まったのが、ちょっと微妙である。

この原因を考えてみるのだけれど、おそらく、釣っている場所なのかな、と思う。大阪湾は昔からキビレが多いと言われているが、誰も海の中を覗けるわけでもないし、具体的にどうかはわからない。チヌだって別にたくさんいるだろう。しかし、チヌのショアの釣り人は大体、海側というよりは汽水域側で釣るのだ。あまり沖堤防に渡ったりしない。だから、必然的に沖には回遊しないキビレが増える。

2021シーズン終盤の「ライトブリーム(フィネスチニング)」を振り返るキビレが多いのは当たり前?(提供:TSURINEWSライター井上海生)

スレ掛かりが多い?

また今季のライトブリーム、個人的に、どういうわけか、口にフッキングしないことも多かった。ワームの頭を押さえにきて食い損ねて、魚体を反転させたときにハリ先が掛かってしまうパターンか。かなりスレ掛かりが多かった。特に腹部、腹ビレ。

2021シーズン終盤の「ライトブリーム(フィネスチニング)」を振り返るスレ掛かりした年無し(提供:TSURINEWSライター井上海生)

ジグ単のスレ掛かりというのはまあ珍しいといえる。後述するが、これはおそらく、私がタックルを「ライトブリーム専用」に設計したことの恩恵みたいなものだ。何にせよ、拾える魚の数は増えた。また、釣りにおいてハリの鋭さは大事だと思い知る。

ところで、スレ掛かりということでいえば、大変な珍現象にも遭遇した。アジングをしていたら、サバの寄生虫にフッキングしてしまったのだ。他に発表する機会もないので、ここでちょっと話しておきたい。

2021シーズン終盤の「ライトブリーム(フィネスチニング)」を振り返るサバの寄生虫?にフッキング(提供:TSURINEWSライター井上海生)

専用タックルが奏功

筆者にとってライトブリーム元年となった2020年は、アジングロッドを流用していた。今季はメバリングロッドにかえている。6.4ftのピーキーなロッドから、7.5ftの軟らかめのロッドへ。ラインやリグやヘッドは同じなので、かわっているのは、間違いなくこのロッドの部分だ。特に、軟らかくなって、入りやすくなったティップ(サオ先)の部分で、魚のアタックを吸収し乗せきれる数が増えていると思う。

全体的に、メバリングタックルにかえて非常にやり取りもしやすくなった。とてもいい。

ライトブリームタックル要件

サオ:メバリングロッド
リール:スピニング2000番ノーマルギア
ライン:PEライン0.3号 リーダー6lb
リグ:ジグヘッド1.5~3g程度(場所の条件により変化)、2~2.5inch程度のバスワーム

2021シーズン終盤の「ライトブリーム(フィネスチニング)」を振り返るメバリングタックルがそのまま使える(提供:TSURINEWSライター井上海生)

来季への抱負

最後に来季に向けて考えていることを記載しておこう。

ベイトフィネス

筆者のライトブリームはあまりキャスティングが重要ではない。河を除いて、オープンウォーターは少しくらいしか打たない。波止際のテクトロ、ちょい横手投げ、リフト&フォールの釣りとなる。

テクトロとはリグをポチョンと自分の足元に落として、リールのベールをフリーにしたまま堤防側で釣り人が歩いてコースを作り、そこから巻いてくるというような釣りだ。とてもラクなのでおすすめである(強風対応にもなったりする)。

ただこの釣り方は、スピニングリールだとやりづらい。手返しが悪くなる上、ボトム感度も落ちる。リフト&フォールはテンションフォールでやってもいいのだが、フリーフォールでふらっと一気に落ちる動きが魚の捕食スイッチになることも多いので、やはり、その点でもクラッチを切って簡単に落としてアタリがあれば即巻きアワセできるベイトリールに圧倒的に分がある(はずだ)。

しかし難しいことに、ベイトフィネスのリールは、ソルトにはあまりおりてきていない。ギア比が異常に高かったり、フィネスといっても1.5gくらいからでないと投げられなかったりと、ハードルがある。どうしようか、悩む。

プラグでの釣り

また今季、プラグでの釣果がほぼないにも等しかった。メタルで数尾という程度で、せっかく買ったメバル用のプラグをこの夏は活かしきれなかったので、来年こそはと思う。

2021シーズン終盤の「ライトブリーム(フィネスチニング)」を振り返るメタルでは釣れたけれど……(提供:TSURINEWSライター井上海生)

またこの時点(9月2日に記事作成中)で「来季」と言っているより、まだ数が伸ばせる今も釣りたい。大阪南港周辺のアングラーは、ぜひ汽水域でキビレを狙ってほしい。今はボラがもうとにかく多いが、ボラはキワにはあまりつかないので、キワをタイトに狙いたい。

<井上海生/TSURINEWSライター>

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