「アジング」でルアー釣りデビューのススメ 少し難しいけど釣り甲斐アリ
2021年09月20日 17:00
抜粋
秋は釣りデビューに最適な季節です。天候も落ち着き、また海の魚の活性も高く、いろいろな釣り物が狙えます。ルアーフィッシングに挑戦しようというならば、アジを狙う「アジング」がおすすめです。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)


「アジング」とは何か
そもそも「アジング」とは何でしょうか?
アジを狙う釣りといえば、「サビキ釣り」というものをみなさんイメージされるのではないでしょうか?生エサを使った釣りで、アジが複数のハリに連なるように釣れる、漁港なんかでよく見る光景ですね。
「アジング」は、定番のサビキ釣りとは違います。ルアーフィッシングです。ルアーというと疑似餌のことで、エサに似せたものを使います。タックル、といって、使う道具(サオとリールなど)もサビキとはまったく異なってきます。生エサのサビキ釣りのイメージは一度完全に捨ててしまい、「アジング」というものを考えた方がいいでしょう。
サビキとの違いを理解して(提供:TSURINEWSライター井上海生)「アジング」は疑似餌を使う分、生エサよりも釣れやすさは落ちます。ただ、この魚は通年釣れるようなイメージがありますが、実は陸からでは主に「秋」にしか釣れません。その他の時期は難しい釣りとなります。そして最盛期である秋には、アジングでもサビキでもそこまで釣果がかわりません。また、その都度エサを用意する必要がないため、ルアーを使うアジングの方が、コスト的にも安くつきます。
少し難しい釣り?
タックルや釣法の解説に入る前に、アジングは少々「難しい釣り」であることに触れておかなければなりません。「ライトゲーム」といって主には小魚を狙う釣り物の中では、最大級に難しい魚。アジは性格的に繊細なのです。活性が高いときにはメソッドなど無関係にポンポン釣れますが、少しでも負の要素が絡むと、まったくの無になることもあります。
現に筆者の経験から言うと、2020年は1年中大阪湾周りでほとんど1尾もアジを釣っていません。2019年は一晩50尾以上もザラでしたが、その翌年は無。そもそも回遊がなかったのですが、それくらいその行動性自体が”お天気”の魚ともいえます。
たくさん釣れたり無反応だったり(提供:TSURINEWSライター井上海生)さらにアジングは近年非常に人気の高い釣りで、限定された場所に多くの釣り人が入るので、奪い合いです。しかしそれでも最盛の秋には、あらゆるチャンスがあるので、そのような魚の機嫌や人的プレッシャーを考慮に入れても、釣りたい魚です。
何より食味が美味。そして釣りデビュー前のみなさんは想像もしないことかもしれませんが、アジはあんな小さな魚体でも専用タックルで釣ると、本当にすばらしい手応えある引きを見せてくれます。
アジングタックル
アジのルアーフィッシング、「アジング」。タックル要件は次の通りです。
・ロッド 5ft後半~6ft前後
・リール スピニングリール1000番または2000番
・ライン エステルライン0.2~0.3号 もしくはPEライン0.2~0.3号
・リーダー 3~5lb 40~60cm程度
・リグ 0.2~1.5gのジグヘッドにワーム1.5~2inch
アジングタックル(提供:TSURINEWSライター井上海生)以上のものです。詳しいことは、お近くの釣具店のスタッフさんに聞くといいでしょう。また動画投稿サイトにも多くの情報が上がっているので、「とにかくまず」とトライするよりも、しっかりと情報を仕入れてイメージを作り、最初の数回は練習というつもりでやった方がいいかもしれません。群れに当たれば、かならず1尾以上は釣れます。
アジングの釣り方
アジングの釣法は、「ジグ単」といって、ジグヘッド単体にソフトルアー(ワーム)をつける釣り方が98%です。
ただ巻き
初心者には、リグ(仕掛け)を投げて、あとはゆっくり巻くだけの釣り方「ただ巻き」をおすすめします。「飛ばないな」と思うかもしれませんが、アジングタックルで飛ぶのは、本当に5~15mくらいです。その中でも釣ることができるので、気にすることはありません。
ただ巻きの釣りで大事なのは、リトリーブスピード(巻く速度)と、何よりレンジ(水深)です。アジは群れで一定のレンジ(水深)に留まるので、水面から沈めて5カウント、10カウント、15カウントくらいを目安に、レンジをかえて群れを見つけましょう。巻き速度はゆっくりの等速巻きが基本です。
レンジキープ
ちょっとした高等テクですが、「レンジキープ釣法」もいずれは必ず習得してください。釣れる数が激増します。レンジキープとは、ただ巻きなどとは違って、投入したリグをレンジ(水深)から「動かさないこと」を主体とした釣りです。
細かい話になりますが、今の陸っぱりのアジの群れは、ほとんどがプランクトンパターンといって、水中のプランクトンを食べています。現代アジングでは、ワームをプランクトンの塊に見せかけて、魚に口を使わせるのが、実はリトリーブよりも優先したい釣り方です。
レンジキープについては、まず「レンジ」を入れること。投げて着水、5カウント、10カウント、15カウントと大体その3つのレンジを釣ります。カウントダウンしたらイトふけを出さないようにしながら、ゆーっくりとサオを上方にさびくように動かします。そうすると振り子の要領でリグがじーっと任意のレンジを漂いながら、こちらに戻ってきます。これを同じレンジで何度も繰り返します。アタらなければ別のレンジに入れ直します。
レンジキープは「止め」の釣り(提供:TSURINEWSライター井上海生)ちょんちょん、とサオ先でシェイクを入れることで、アジが食ってこともあります。
常夜灯下を狙おう
秋は全面的にアジングのチャンスがあるといっていいでしょう。アジングは主に夕方~夜にかけての釣りですが、うまくサビキ師の横に入らせてもらえれば、日中にも釣ることができます。また日中でも目に見えて魚が入っている場合は、アジングでも釣れます。その他の時期と異なって、圧倒的にアジの活性が高く、また群れの密度も濃いことで、この秋という季節にはアジングデビューに最高のアドバンテージがあります。
最初の1尾を釣るためには、夜、常夜灯下を狙うことです。アジは夜、光が当たる場所に群れやすいという性質があります。ただ定番の場所すぎて先行者に取られがちなのがつらいところです。
そこでもうひとつ、場所を絞り込むならば、「ここには絶対にアジが通る」というポイントを押さえましょう。たとえば、漁港の「ミオ筋」といって、漁船が出入りする場所です。そのような場所は、アジが内海に入ってくるならば、必然的に回遊のルートとなります。その他、漁港のコーナー(角)なども、アジが溜まりやすい傾向にあります。
常夜灯下などで1尾を(提供:TSURINEWSライター井上海生)<井上海生/TSURINEWSライター>
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