晩秋の風物詩「落ちハゼ」釣り徹底解説 夏場とは仕掛けや道具異なる?
2021年09月25日 11:30
抜粋
落ちハゼ釣りは、夏場とタックルもハリのサイズも違います。ここではそんな落ちハゼ釣りのキホンの釣り方を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター菊池英則)
落ちハゼ釣りタックル
落ちハゼ釣りのタックルは、コンパクトロッドなどを使った、リールでのチョイ投げ釣りがキホンです。
落ちハゼ釣りの仕掛け
コンパクトロッドのチョイ投げタックルには、市販の中通しオモリ仕掛けが、イトが絡みにくい上、アタリがダイレクトに伝わるためオススメです。もちろん、小さめの天ビンにナス型オモリ5号程度をセットした、オーソドックスな仕掛けでも構いません。
ハリは流線5号以上。ハゼのサイズが夏場より大きいため、ハリも流線5号か、ソデ4号以上を使用します。理由は判りませんが流線で、赤く色のついたハリが、食いがいいようです。
落ちハゼ釣りのエサ
エサは、夏場に使うホタテでは投げた時に落ちてしまうので、エサ持ちのいい青イソメかジャリメを使うことになります。
落ちハゼ釣りのポイント
落ちハゼは、深い場所にいる以上、狙うポイントも水深のある運河が中心となります。10月後半以降は、その日の気温にもよりますが、水深3m以上の深場を狙うことになります。運河は中央部分が船の航路になっていることが多いので、船の通行に注意しながら、航路のカケアガリ(いわゆるブレイクライン)に投げ込みます。
アンダーキャストも活用を
ポイントによっては、本格的な投げ釣りが禁止されていたり、船が頻繁に通るため、投げ釣りが危険な場合もあります。こうしたポイントでは、なるべくアンダーキャストで、狙った場所に仕掛けを投げ込みましょう。
落ちハゼの釣り方
こうしてポイントにエサを投げ込んだ後、アタリを待っていてもいいのですが、やはりアリが歩くくらいゆっくりとしたスピードでゆっくりリールを巻いてサビくと、誘いになります。サビいている最中に「ブルン」と、アタることも多くあります。
この場合、大きくアワせるよりイトをゆっくり巻き続けて、最後に食わせるイメージでハゼとやり取りすると、確実にハリ掛かりします。手前まで仕掛けを巻いてきても、エサのタラシの部分だけかじられてハリの部分だけ残されることも頻繁にあります。それだけ落ちハゼ(特に釣り人の多い東京湾)は賢くスレており、テクニックが要求されると言えるでしょう。
置きザオでも
このようにサビくテクニックが重要な落ちハゼ釣りですが、複数のサオを出して、置きザオとサビくサオの両方で狙うのも効果的です。
置きザオには、サオ先に市販の鈴を取り付けて、「ジリン」と鳴ったらすぐにアワせず、サオとリールを手にしたら、イトを張りながら食わせるように対応しましょう。
<菊池英則/TSURINEWSライター>
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