陸っぱりマゴチゲームで40cm級登場 カケアガリでスイミングにヒット
2021年09月27日 06:00
抜粋
8月末、三重県四日市市の霞ケ浦ふ頭までマゴチを狙って出かけてみた。24日は不発に終わったが、26日には40cm級が釣れ、シーズンが近いことを確認できた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)
霞ケ浦ふ頭でマゴチゲーム
夏も終わりに近づくと、気になってくるのがベイエリアのマゴチ。定番ポイントのサーフとは少し時間差があるようで、これから晩秋までがベストシーズンとなる。まだ少し早いかなと思いながら、8月24日の夜に三重県四日市市の霞ケ浦ふ頭まで出かけてみた。
現地に到着したのは午後7時半。先行していた仲間の伊藤APCは、マイクロサイズのセイゴに悩まされているようだ。まずは2.5gのジグヘッドにサンドワーム2inchをセットし、キビレも視野に入れてズル引きで探ってみることにした。
着底後、ボトムの感触を確かめながらゆっくり巻いてくると、途中で妙な重量感。ヤバいと思った時には、もう手遅れだった。その直後、根掛かりのようなアイツが走りだす。PEライン0.4号のライトタックル。これは長期戦になりそうだ。
初日はアカエイとセイゴ
魚を浮かせるためサオのバット部までしっかり曲げ、底に張りつかれないよう慎重にファイト。10分ほどで足元まで寄ってきた相手は、予想以上の大物だ。
ライトに照らされたのは直径60cm超のアカエイ。軽く10kgは超えているだろう。あいにくタモは持ち合わせていなかったが、あっても枠には入らない。潮位が高く水際まで降りられないので、ギリギリまで寄せてラインを切った。
26日もセイゴの嵐
その後も本命は姿を見せることなく、小セイゴの猛攻で終了。さすがに悔しいので、2日後の26日も同じポイントに足を運んだ。
7時半にスタートすると、この日も早々から15cmにも満たないセイゴの嵐。
マゴチ40cm級御用
少しずつ移動しながらカケアガリ付近をスイミングで探っていると、ようやく本命らしいアタリが出た。
軽く聞きアワせ、重みが乗っているのを確認してフッキング。頭を振るような手応えは間違いなく本命だ。お世辞にも大きくはないが、今シーズンの初モノ。慎重に寄せて抜き上げた。
キャッチしたのは40cm級のマゴチ。こんなサイズでも頭部には鋭い棘(とげ)があるので、ハリを外す際には注意が必要だ。分かっていながら毎年流血している私だが、今回は粗相もなく無事にリリースを済ませた(笑)。
余談だが、マゴチは歯も鋭い。ルアーをのまれることを想定し、リーダーは太めにするのが正解だ。小型のルアーなどで細いリーダーを使う場合は、先端をダブルにするなどして対策したい。
キビレを追釣
続けてキャストすると、着底と同時にコツコツというアタリ。アワセを入れると、小さいながらも鋭い手応えが伝わる。これはもしや、と寄せてみれば手のひら級のキビレ。サイズにいささかの難はあるが、うれしい1匹だ。
不思議なことに、この場所ではセイゴのアタリは皆無だった。似たようなエサを捕食しているはずなのに着き場が違うのか、それともセイゴが群れる場所では邪魔されて本命にたどり着けないのか。
その後もセイゴの少ない場所を選んでキャストを繰り返すが本命からの魚信はなく、午後9時半に終了となった。
釣果と今後の展望
結局、マゴチとキビレのアタリはそれぞれ1回だけ。やはり、まだ少し時期が早かったのだろう。
とはいえ、魚は確実に接岸してきている。今後、秋風が吹くころには本格的なシーズンを迎えるはずだ。サイズは中小型が中心となるが、良型も交じるので油断は禁物。また、サプライズゲストとしてヒラメが顔を見せることもある。
ベイエリアのマゴチゲームは、足場のいい場所で手軽に楽しめるのも魅力のひとつ。ライトタックルでも十分に狙えるので、一度チャレンジしてみてはいかがだろうか。
<週刊つりニュース中部版APC・浅井達志/TSURINEWS編>
四日市港霞埠頭
The post 陸っぱりマゴチゲームで40cm級登場 カケアガリでスイミングにヒット first appeared on TSURINEWS.