【濁っていてもイカは釣れる】エギングマイスター川上英佑の「濁り潮攻略の基本」

2021年09月30日 12:00

[釣りの総合ニュースサイト「LureNewsR(ルアーニュース アール)」]

抜粋

いよいよ盛期となる秋のエギングシーズン。

秋晴れの下、透明度が高いエリアでサイトフィッシングも存分に楽しみたいですよね。
ですが、天候が変わりやすく、台風も多く発生するのも秋の特長。いざ楽しみにしていた釣行が、現場に付くと潮が濁っていた…なんて状況も。

今回は秋に遭遇しやすいシチュエーションの「濁り」をテーマに、潮の濁り入った状況でも効くテクニックやカラーローテーションについてお伝えします。

川上 英佑(KAWAKAMI EISUKE) プロフィール

ショアをメインにオフショアからのエギングにも精通するYAMASHITAエギングマイスター。 エギング歴は20年に及ぶ。エギングが認知されてまだ間もない頃からYAMASHITAのプロスタッフとして活動、その活動範囲は国内外問わず幅広く、東南アジアからオセアニア、ヨーロッパ、南アメリカと世界中に及ぶ。また世界各国でエギングを行い、またエギングセミナーを開催。ロジカルなセミナーは海外でも人気が高い。

 

濁りにも種類がある

海の濁りにも種類があって、釣りやすい濁りと全く持って期待薄な濁りがあります。

 

釣りやすい濁りと期待薄の濁り

普段から薄い濁りが入っており、比較的透明度が少ない場所は天候が悪くなければ問題なく釣れる濁りです。

対して、大雨の後に河川から茶色い水が入ったいわゆる泥濁り状態、これは真水の流入により水温も下がるケースがあり、期待値はかなり低くなります。この手の濁りであれば大きく場所を変えた方が良いでしょう。

また、小雨などの薄濁り、または泥濁りから1~2日経過して薄濁りになった状態となると、逆に澄んだ潮よりもずっと期待できる濁りです。

 

水深があれば底付近は濁っていない可能性も

そして、一見期待薄な濁りでも、水深が深い場所であれば底付近はそれほど濁りが入っていない場合もあります。

ベストな濁りに出会えればチャンスですが、期待薄な濁りに遭遇した場合は、濁りをかわして移動するか、とにかく水深のあるエリアを狙う方が釣果の確率は高まります。

 

濁った際に効果的なアクション

濁りの中で是非試していただきたいのが、「鋭く大きなアクション」です。

毎回ではありませんが、着水後の最初の着底の後など、まずアオリイカにエギの存在感を届けるために、鋭く、大きくジャークすることでアオリイカに気づいてもらえやすくなります。特に秋はアオリイカが鋭いアクションに反応しやすいタイミングでもあり、季節にマッチした誘い方でもあります。

例外として、濁りが入っていてもまとまった雨などで水温が著しく下がった状態での濁りは、イカ自体の活性が下がるためにスローに誘う必要があります。

 

濁った際に持っておきたいタイプ

秋のアクティブなアオリイカに対して有効なのが“音によるアピール”です。やる気のある個体に対しては、効果的なアピール要素。

海中の生物の中でもとりわけ高い視力を持つアオリイカですが、濁った状況下では彼らの強みである視力が利きにくく、動きや音によるアピールが有効になります。音のアピール要素を備えたラトルタイプは秋の濁った状況にも効果的。ランガン時にイカの有無を素早くチェックしたい時にも頼りになります。

 

おすすめのエギ

エギ王LIVEサーチ

アオリイカの最も聴き取りやすい600Hzを中心とした周波数のラトル音「サーチラトル」と、アオリイカが最も感知しやすいとされる光の波長490nmの光で発光する「490グロー」を装備した、エギ王シリーズ内で最もアピール力の強いエギ王LIVEサーチ。その場の状況を素早くチェック出来る先発隊として活躍します。

沈み根に着いていたり、潮目に乗って沖から回遊してくるアオリイカにいち早く見つけてもらうためのアピール機能が凝縮されたエギ王LIVEサーチは、1投で広範囲にその存在を知らせる能力が高いため、ランガンで沈み根や潮目を撃っていく際に、狙った対象物にキャストが届かなくても、そのアピール力で活性の高い個体を引きずりだしてくれます。

アオリイカの生態や特性を研究した上で、最も効果的なサウンド、光、そしてアクションを追求。広範囲からターゲットを探り出す能力に特化したモデル。釣り場に着いて、まず最初にキャストするエギとして最適なモデルです。

 

濁りの中で有効なカラー

濁りの中でもアオリイカに対しアピール力の強い=見つけてもらいやすいカラーやボディカラーがあります。

日中の光がある時間、若しくは常夜灯の下などはブルーやブラウンのような暗いトーンのエギよりも、オレンジやライトグリーンといった明るめのカラーの方が人の目から見やすく、エギの位置も確認しやすいです。

海中の濁りの入った状態は、細かい塵が舞った状態。擦りガラスを通してモノを見ているイメージ。写真のように擦りガラスを通したイメージはこのように明るいトーンの方が膨張して見えます。

薄濁りで光のある時間帯なら暗いトーンのエギも写真のようにシルエットが出ますが、濁りに実績の高いオレンジやライトグリーンの方がアングラ―からも見やすく、釣りが組み立てやすいです。

 

光量が落ちてきたタイミングで夜光

そして光量が落ちてきたり、濁りが強い場合は夜光タイプ。発光するボディは澄んだ潮の中では直線的な光に見えますが、濁った潮の中では光が膨張し、より大きなシルエットになります。つまり遠くのアオリイカからもその存在が届きやすいという事。

YAMASHITAのエギ王シリーズに搭載されている夜光は2タイプ。通常の緑色に近い通常の夜光と青緑色の発光の490グロー。

490グロー

光は周囲の環境と同色であればより遠くから見やすくなります。つまり、濁りが強い場合は通常の夜光を。澄み潮や薄濁りで青みが残る潮色の場合は490グローを使うと、より遠くまでエギの存在をアオリイカに知らしめる事ができます。

 

潮が住んでいる状況での見え方

 

濁りの入った状況での見え方

 

新たな選択肢「ネオンブライト」

そして、新たに濁りのある状況で新たなローテーションの一手となるのが、今年デビューした新世代の紫外線発光のエギ王 ネオンブライトシリーズの緑の蛍光発光「ネオブラグリーン」。

 

紫外線が海中に届きにくい濁った状況は、本来紫外線発光のケイムラボディが苦手とする状況のひとつでしたが、少ない紫外線量でも濁りの状況に馴染むネオブラグリーンの発光色は光を反射するボディテープ、発光する夜光タイプに加え、濁った状況のカラーローテーションに加えることが可能です。

 

 

【エギングラボ】VOL.7 YAMASHITAの新たなテクノロジー ネオンブライト“ネオブラ”とは!?

周囲の環境に馴染んだ光が、より遠くまで届く様子はこちらの動画でよくわかります。

出典:YouTubeチャンネル「YAMASHITA Maria」

ぜひご覧頂きたいのは、10:35~のあたり。 濁りの状況下での発光色が確認できます。

 

濁っていてもアオリイカは釣れる

秋特有の濁りの中でも、上記のテクニックを実践すると釣果はグンと上がります。濁りを味方に付けられるテクニックを是非お試しください。

ヤマシタ

「ヤマシタ(YAMASHITA)」は、神奈川県横浜市の老舗釣具漁具メーカー「ヤマリア」のエギング、イカ釣り、タイラバ、タコ釣りなど、海釣り用品に特化したブランド。特にエギングへの造形は深く、エギのスタンダートである「エギ王」シリーズや、「ケイムラ」カラー、「490グロー」カラーなどを送り出し、最新のテクノロジーでエギングの世界を変え続けている。
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