東京湾沖のルアー五目釣り 良型サワラにタチウオキャッチに笑顔
2021年10月01日 16:30
抜粋
東京湾のサワラをメインターゲットにしたルアー五目釣りに出かけました。本命サワラにタチウオをキャッチした釣行の模様をリポートします。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 白井亜実)
東京湾サワラゲーム
9月5日(日)、東京湾のサワラをメインターゲットにしたルアー五目釣りに出かけました。毎年、秋から冬にかけて釣り人を虜にするサワラゲーム。年に一度は必ずチャレンジしています。今年は例年より早いスタート。
6時30分に受け付けを済ませると、人気のミヨシ側はすでに埋まっていたので、左舷トモに釣り座を確保。さすが人気の釣り物だけに、天候が悪いにもかかわらず船上は熱気ムンムン。
定刻に出船すると、1時間半ほど走って木更津沖のポイントへ。サワラは、魚探のベイト反応とナブラ、それを上空から狙う鳥の動きによって魚群を捉えるトップゲーム。つねに目視で魚を追う釣りは、よりテンションが高まります。
やがて、「やってみましょうか。ベイト反応は10mくらいまで(水面から)。底にも反応があるので、広く探ってみて下さい。」と船長の合図でスタート。仲乗りはキョロキョロと360度見回し、ナブラやトリヤマを探します。
タチウオの気配で欲張り作戦
開始間もなく、雨が降りだし、風も少し強くなって視界が狭くなるので、船中全員の情報共有が重要になりそうです。ミノーをなるべく遠くへキャストして、魚を誘い出すのが主流。魚が跳ねていれば、ルアーをどこに投げればいいのか分かるけど、それがないとどこ狙えばいのか迷ってしまいます。
しばらく全員でトップを狙うけど反応なし。唯一、大ドモでイナダがヒットしただけ。そこで、釣り仲間がジグでボトムを探ってみると突然竿が曲がって、かなりの引き。上がってきたのは、水面でギラリと光るタチウオ。それも、間違いなくドラゴンと呼べる大型。
目の当たりにした私は、思わずルアーチェンジ。中層から反応を見ながらどんどんボトムにかけて下を探っていき、「サワラもタチウオもどっちも狙ってしまおう」という欲張り作戦を取ることにしました。
本命サワラ急襲
45gのジグヘッドに4.5inchワームをセットして狙うと、巻き始めから間もなく重みを感じ、竿を立てると突然魚が反転して横走り。グングン引くので、周囲とオマツリしないよう、少し強引に引き寄せていくと、タモを構えた仲乗りが「ん?サワラだ!デカいよ」と叫びます。船下まで寄せたところで、迫力ある本命の姿を確認。一気に緊張感が高まります。
この魚はタモ入れの瞬間が勝負。網を嫌がり船下に思い切り突っ込むので、その瞬間鋭い歯でリーダーを切られてしまいます。なので、焦りは禁物。落ち着いて慎重に……と、自分に言い聞かせ、ネットを持って構える仲乗りと息を合わせ無事ネットイン。
試行錯誤で本命のヒット拾う
このあと、魚影を探しながら移動を繰り返し、「跳ねた、あっち、右!」と、船上で声が飛び交います。思うようなナブラは発生しないものの、みんなキャストに力が入ります。
しばらくして、ミヨシ側でブレード付きのジグにヒット。その後、連続でもう1尾追加。この日はトップより、少し沈ませたほうが打率はいい感じでした。
船長はそのたびヒットルアーを確認したり、右舷と左舷交互に流し替えて、偏りなくチャンスがあるように配慮。胴の間でもポツリポツリと本命が上がります。釣れた魚は血抜きして大型クーラーに保管。
底付近でタチウオゲット
楽しい時間はあっという間にすぎて14時の納竿時間が近づいてきました。船長から「ボトムにも反応がある」とのことで、タチウオを狙いに変更。水深は30mだけど、流れが速いので、重めの60gジグで素早く底を取り、軽くシャクッてそのままステイ。
すると、ドスンッといきなり重みが乗ります。良型がギラリと水面に現れ、狙い通りのドラゴン登場に嬉しさ倍増。大満足で納竿となりました。
サワラ料理に舌鼓
釣れたサワラは、炙り刺し身、西京漬け、包み焼きにしてとっても美味しくいただきました。スタートしたばかりの東京湾サワラゲーム。これから寒くなるにつれてもっともっと脂が乗って美味しくなるはず。
毎年大人気のターゲットなので、予約は埋まりやすいとのこと。帰港後、次の予約をして帰路に就きました。
<週刊つりニュース関東版 白井亜実/TSURINEWS編>
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