今さら聞けない『タイラバ』のキホン:代表ベイト3種ごとセッティング術
2021年10月02日 11:30
抜粋
タイラバでアングラーが最も迷うのが、ネクタイやスカートなどの形状やカラーの選択。「この状況ならこの組み合わせ」という画一的な決まりはないが、「マダイが何を捕食しているか」で、ある程度絞ることができる。今回、マダイが捕食しているベイトに合わせた、ユニットのセッティングについて解説したい。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS編集部・五井貴矢)


マダイは雑食性
マダイは典型的な雑食魚。エビやカニなどの甲殻類、イソメ類、小魚、イカと、このあたりは他の魚と同じだが、クラゲやアメフラシまで食べる。最後に上げた2つは、特殊なパターンなので割愛するが、メインベイトとなっている甲殻類、小魚、イカの各パターン別に、有効なユニットの特徴を解説していく。
ベイト次第で有効なユニットはかわる(撮影:TSURINEWS編集部・五井貴矢)甲殻類がベイトの場合
エビは代表的なメインベイト(撮影:TSURINEWS編集部・五井貴矢)甲殻類と言っても、しっかりしたボディを持っているカニやエビと、プランクトンに近いアミの場合では異なる。ここでは、カニやエビの場合について。
セッティング術
このようなケースで実績を上げているのが、ネクタイ、スカートともに赤やブラック、「赤×黒」などの縞模様になっているものなどだ。
甲殻類パターンで有効な赤や黒(撮影:TSURINEWS編集部・五井貴矢)釣り方
ちなみに、エビもカニも底生の生物なので、ボトムを密に攻めるトレースを行うのが基本。
また、産卵後のマダイの体力がまだ回復しきっていない時期や、低水温期などは、これら動きの遅いベイトを選択的に捕食していることも多い。誘いはスローが基本だ。
カニがベイトならボトム中心に攻める(撮影:TSURINEWS編集部・五井貴矢)なお、マメ知識になるが、ダイバーが海のなかで岩を叩くと、マダイやハタが集って来るという。これは、「石が転がれば甲殻類がいるのでは?」と反応し、寄ってくる習性があるからとのこと。
また、エサによるカレイやアマダイ釣りでも、オモリを当てて砂泥を舞い上がらせ魚を寄せるは基本のテクだ。ゆえに、マダイが底生の甲殻類を食べているときは、着底の衝撃も誘いと考え、釣りを展開しよう。
イワシがベイトの場合
マダイが吐き出したイワシ(撮影:TSURINEWS編集部・五井貴矢)イワシなどの小型魚もマダイのベイトになっている。よくあるパターンが、青物などがイワシの群れを追い回して作るベイトボールの下に、おこぼれをもらいにマダイが群がるという状況だ。
セッティング術
イワシを捕食している際に有効と言われるネクタイやスカートのセッティングが、グリーン系のほか、ラメやフラッシングするパーツを組み合わせるパターンだ。
グリーンやフラッシング系が有効(撮影:TSURINEWS編集部・五井貴矢)見た目の通り、小魚の魚体の色や反射に近いイメージをユニットに組み込む。また、ヘッドも含めグリーンゴールド系で全体をまとめたセッティングが効果的というエリアも多い。
なお、近年はタイラバにセットするワームも、ベイトフィッシュを意識したカラー&形状のものも多い。当然視覚的な効果が期待できるのでお勧めだ。
イカ類がベイトの場合
時期により、イカがメインベイトとなるエリアがある。マダイはかなりイカが好きな魚だ。
イカベイトならグロー(撮影:TSURINEWS編集部・五井貴矢)セッティング術
イカを捕食している状況下では、ヘッド、ネクタイなどのユニットとも、圧倒的にグローが効果的というエリアが多い。反射せず、薄ぼんやりと白っぽく見える物体が、マダイにイカと認識させるのだろう。
ベイト以外の基準も
ここまで、ベイト別にタイラバのユニット選択の基本を書いてきたが、ベイト以外の理由で、色や形状を意識する必要があることも忘れないでほしい。
・暗い時間帯や濁りが強い日は、グローやチャートなど視認性のいいカラー
・朝夕のマヅメはオレンジ系が効果的なことが多い
この点もお忘れなく。
朝夕マヅメに強いオレンジ系(撮影:TSURINEWS編集部・五井貴矢)ネクタイやスカートの形状
マダイの活性やスレ具合を考慮に入れるとキリがなくなるのでここでは避けるが、基本的に大きなベイト(イワシやイカ)は遊泳波動が大きいので、カーリーなど大きな波動を出すネクタイを使って遊泳波動を再現する。ベイトが大きければ、スカートの組み込む本数を増やし、ボリュームを出すことも有効だ。
一方で、小さな甲殻類やイワシの稚魚、イカナゴなど、遊泳力の弱いベイトがエサになっているときは、発生する波動が少ないストレート形状、ごく細身のネクタイを使用する。
なお、タイラバのユニットが受ける潮流の速度も、ネクタイの動きに与える影響が大きいので注意。速い潮流を受けると、リールの巻き速度以上にネクタイの動きも激しくなるので、このあたりはマダイの出方を見て、以下のように調整していく必要がある。
カーリーの強いもの
↓
カーリーの弱いもの
↓
通常のストレート(または細身のカーリー)
↓
細身のストレート
流速や活性に合わせ形状変更(撮影:TSURINEWS編集部・五井貴矢)と、徐々に動きが地味なものを試していき、その日のベストマッチを見つけよう。
色、形状、ボリュームと、迷う要素の多いタイラバのセッティング。1日のうち、マダイの時合いは限られるので、迷走している時間はイコールチャンスロス。今回お伝えした要素で作戦を絞り、効率よくゲームを展開してほしい。
第八共栄丸

御前崎港から出船している当船はジギングとタイラバでマダイやマハタ、ホウキハタ、カンパチが狙える。夏場は人気のスーパーライトジギングでイサキや中小型のハタなど手軽でおいしいターゲットが豊富。大型のカンパチやマハタ、クエの夢も。
第15増福丸

ジギングで狙うハタやカンパチ、バーチカルタイラバで狙うマダイや根魚、スーパーライトジギングでイサキなど対象魚の多彩さが魅力。当船オリジナルなのがバチコン五目ゲーム。イサキ、アマダイ、ハタ類などが狙えます。大物フィールド金洲では大型のカンパチやハタ類、カツオのほか超高級魚のウメイロも狙えます。
七福丸

大型船2隻と中型船1隻(元栄丸)の3隻体制で営業中。フグ、カワハギ、イサキ、アジ、キスなどの中物をメインに、イワシ泳がせで狙うヒラメや青物、ウタセマダイなど大物釣りも楽しめます。近年はジギングやタイラバ、エギタコなどルアーでの出船も行ってます。乗合メインに仕立も対応。
あみや渡船

小浜沖のジギング、タイラバ、キャスティング、イカメタルをメインに営業。4~11月は小浜湾にイカダ9基(若干変動)も設置しており、イカダからの釣りも提供しています。秋はアオリイカのティップランもお勧め。
大成丸

手軽なエサ釣りからマニアックなマグロ&カツオ狙いのチャーターまで、釣り人の夢の実現をお手伝いします。黒潮の流れるすさみ沖の多彩な魚種と濃い魚影を心行くまでご堪能ください。
フィッシング隼

本州最南端・和歌山県は潮岬のすぐ東に位置する串本大島(紀伊大島)は、すぐそばを黒潮が流れ、多彩な魚種と濃厚な魚影を誇る好釣り場です。フィッシング隼はこの地でカセ、船釣り、レンタルボートサービスを提供しています。ぜひ好みのスタイルで串本の海をご堪能ください。
秀丸

「しまなみ海道」が通る広島の尾道から愛媛の今治の間は、多彩な魚種とおいしい魚、濃い魚影が育まれ、釣り人にとってはまさに楽園。生口島・垂水港を出船基地とする秀丸は、そんな楽園の釣りを案内しています。
<五井貴矢/TSURINEWS編集部>
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