『ボートエギング』ステップアップ解説 ティップラン用と通常エギの違い

2021年10月03日 11:30

[TSURINEWS]

抜粋

秋イカシーズンを迎えてボートエギングも楽しい季節に。今回は、現役遊漁船船長がティップラン用エギと仮面シンカーを付けたノーマルエギの違いを解説します。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター藤丸庄一)

『ボートエギング』ステップアップ解説 ティップラン用と通常エギの違い

人気のボートエギング

人気の釣りだからこそ各社からティップラン用のエギや、仮面シンカーなどが発売されていますが、お財布に優しい仮面シンカーにするのか、ティップラン用のエギを買い揃えるのか迷ってしまうところだと思います。

そんな方へ、今回はティップラン専用のエギと仮面シンカー装着のエギ、それぞれのメリットを紹介したいと思います。

『ボートエギング』ステップアップ解説 ティップラン用と通常エギの違いティップラン専用エギ(提供:TSURINEWSライター藤丸庄一)

沖からのアオリイカ釣り方

船でのアオリイカエギングは、キャスティングとティップランの二つに大きく分類できます。

キャスティング

キャスティングは、陸っぱりの釣りと同様に、エギをボトム付近までフォールさせて、シャクリ上げた後のフォールで抱かせますが、船を固定するか、流すかによって、ラインのコントロールがかわってきます。

自分とエギの距離が近くなる時にはどんどんラインが緩むので、ラインを巻きながらコントロールします。

逆に離れて行く時には、ラインを余分に出しすぎないように、コントロールしながらラインを送っていきます。

離れる潮の時に、潮に押されてエギが浮き上がったり、近づく潮の時に、ラインを緩めすぎてアタリが分からなかったり、シャクろうとしたら根掛かりしているようなことがないように、ラインメンディングをしっかりしましょう。

ティップラン

ティップランはボトムに落としたエギを3~7回程度シャクリ上げて、最後のシャクリの後しっかり止めます。エギングのシャクリとは違い、ジギングのワンピッチジャークのようなシャクリです。

船が流れているので、エギは水平フォールのような状態になります。そしてロッドティップに出るアタリを掛けていく釣りがティップランです。

ティップラン専用エギの長所3選

まずは、ティップラン専用のエギを使うメリットを紹介します。

安定した姿勢

そもそもティップラン用に作られているので、止めた時にドシっとした安定感と、イカが抱きやすい姿勢をキープしてくれます。

安定したダート

ヘッドとボディが一体化しているため、水切りがよく、鋭いダートを演出してくれます。

引き抵抗の軽減

ティップランではサオ先の変化でアタリを取るため、軟らかい穂先になっています。そこに潮を感じる以上の負荷がかかるとアタリが分かりづらくなります。潮の抵抗を感じながらも余計な負荷をかけずに水を受け流すボディ形状が、引き抵抗を減らしてアタリを感じやすくさせてくれます。

ノーマルエギ+シンカーの長所3選

続いてノーマルエギに仮面シンカーを使うメリットを紹介しましょう。

『ボートエギング』ステップアップ解説 ティップラン用と通常エギの違い仮面シンカー(提供:TSURINEWSライター藤丸庄一)

エギの流用が可能

いつも陸っぱりで愛用しているエギに仮面シンカーをつけることで、流用可能になります。ティップランでも自分が信頼しているエギをそのまま使うことができます。信頼しているエギは攻め方も丁寧になり、信じて投げられるので釣果アップに繋がります。

シャローをティップランで狙える

シャローやスーパーシャローなどのエギにつけることで、10m以下のエリアでもティップランで攻めることができます。さらに初心者の方で、イカのサイズ問わずに釣りたいとなると、2.5号などの小さなエギでもティップランができるのは、仮面シンカー+エギのメリットですね。

視認性がアップ

ティップランでもイカが船縁まで追いかけてくるなんてことがよくあります。しかしナチュラルカラーなどの、人から見て見えにくいカラーでは、どうしてもサイトでヒットに持ち込むことが難しい場合があります。そんな時に、仮面シンカーの白色や赤色などのカラーを使うことで、エギの視認性がよくなり、チェイスしてきたイカをサイトで狙いやすくなります。

季節による使い分け

どちらにもそれぞれ良さがありますが、シャローレンジの初秋のイカを狙う場合は仮面シンカーの出番が多く、水温が下がり始めディープエリアのアオリイカが増えてくるとティップラン用のエギの出番が多くなると思います。

これからシーズンが本格化してくるボートエギング!皆さんも自分なりの使い分けをして、色々なヒットパターンを見つけてみてください。

<藤丸庄一/TSURINEWSライター>

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