大阪南港にてタチウオゲーム 本命不発も『ワインド』釣法でサバ祭りに
2021年10月04日 16:30
抜粋
大阪南港でタチウオが連発しているとの情報を仕入れた。そこで今季初のタチウオワインドへ。シルバーウィーク三連休初日の釣行をレポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
当日の状況
当日は大潮初日、満月回り。夕方5時半~8時まで。風は私が立った場所から斜め右に結構強く吹いてくるが、7~11gの重さのワインドリグを使うので、そこまで気にならない。風に意識がいってレンジ管理を怠らないように注意しながら釣った。
タックルはバスロッド71MLにスピニングリール2500番PEライン0.4号。リーダー12lbで先イト30lbを20cm張った。主には7gのワインドリグを使っていく。
ショアで足場もよく、高さもそれほどない釣り場なので、これくらいのタックルでなんとかなる。ショートロッドの分キャストのアキュラシーと、細イトの分飛距離がバランスよく稼げてサーチ効率が高く、自分的には気に入っている設定である。
タチウオ音沙汰なし
結論から言うとタチウオは無。仕入れた情報の通り、やはり朝マヅメなのか?大潮に乗って沖へ出て行った可能性もある。そもそもスタートとして9月中盤というのは、大阪南港では早い方なのだ。実際今はやはり泉南、紀北あたりの釣果がいいらしい(ただそれもまばらという話)。
ショアでは時間を絞りきれない難しさはタチウオにはつきものだ。回遊が本当にド深夜のこともあるし、日中にボイルすることもあるという。私はあまり群れを追いかけないようにしようと思う。南港の夕マヅメの回遊待ちをしている方が、こちらの釣りの性分に合う。
サバがワインドに大反応
何か釣れた。ワインドで、しかしアタリは小さく引きもそこまで強くない。と思ったらサバだった。前のトレブルフックにも、後ろのトレーラーフックにもアタってきて、おそらくリアクションバイト。
ただ巻きにもアタったが乗せ切れなかったので、フォールかジャークの誘いでスイッチが入るのだろう。午後7時までの時間に、サバ8匹が食ってくる。
サバはこの春からずっと大阪南港に入ってアジンガーの私を翻弄していたヤツだが、こんなワインドみたいな大ぶりな仕掛けに食ってくるとは。しかも、ガッシリしたハリで掛けている分、外れない。中型くらいになってくると、もしかするとアジングよりもこういう釣り方のほうがいいかもしれない…と次のゲームでのSLSJ(スーパーライトショアジギング)に頭を働かせる。
アジングでも2匹追加
イト鳴りでスレてサバも食わなくなったか群れが抜けたかしたので、ちょっと移動してアジングを開始した。アジが入っていないのはわかっているが、サバの反応を比べてみたかったのだ。ここで2匹追加できた。
ポイントは、最初はある程度縦に速いフォールで誘ってしまうことだ。リアクションバイト一発で、しっかりとフッキングしてあまりドラグを使わず水面に浮かない程度に早めに寄せてくる。
ただアタリの回数=群れの密度のわりに、やはり乗せは悪い。かといってまたワインドリグを持ち出す気にはなれなかったので、この日の釣りはここまでとした。
サバの活性を考えた釣り方を
大阪南港は、今はサバだらけ。チヌが釣れにくくなり、タチウオも入りきらず、青物も泉佐野あたりで留まっている(例年では北上してくる傾向)以上、ショアの釣り物はほぼサバになる。しかしこのサバ、春先と違って本当に潮回りごとにしっかりと大きくなって、はるかに釣りやすくなった。そして実を言うと、アジングとサバゲームの違いはそこまでないので、私としてはこのゲストだってちゃんと狙いたい。
ただ作戦は必要だ。ワインドでずっと反応する魚ではないだろうし、日没後はだんだんと活性が下がってしまう。ひとまずタチウオは保留しよう。さて、サバをどう釣ろうか?
<井上海生/TSURINEWSライター>
大阪南港
The post 大阪南港にてタチウオゲーム 本命不発も『ワインド』釣法でサバ祭りに first appeared on TSURINEWS.