2021年秋は新子アオリの当たり年? エギングで750g親イカ含め連発
2021年10月07日 11:30
抜粋
今年は秋の新子アオリイカが好調の模様。新子だけでなく750gの親イカもキャッチすることができたエギング釣行をお届け。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター森英雄)


新子アオリイカの当たり年?
ここ数年あまりいい釣果に恵まれなかった大蔵海岸の新子アオリイカだが、今年はエギに反応する新子の姿も多く、新子アオリイカの当たり年のようだ。
そんなわけで時間があれば新子狙いに大蔵海岸詣でをする日々。9月15日も前日から降り続く雨が止むのを待って、新子アオリイカ狙いで大蔵海岸へとエギング釣行した。
当日のタックルと状況
当日のタックル(作図:TSURINEWSライター森英雄)あまり強いロッドだと新子の引きが楽しめないので、いつものようにライトゲーム用のロッドを使用した。リール他は通常のエギング用のものである。
当日の状況
釣行日時:9月15日 8時~10時
潮汐:小潮3日目
ポイント:「龍の湯」前の護岸一帯
大蔵海岸に到着したのは午前8時。雨が止むのを待っていたので、かなり遅い出撃となった。前日からの雨の影響が心配だったが、海は濁りもなくいつもとかわらない。これなら新子のサイトフィッシングも大丈夫だろう。
早々に新子キャッチ
さっそくタックルを準備して新子探しだ。海面を注意深く見つめながら歩いていると、すぐに数匹の新子の群れが浮いているのを発見した。新子の向こうに2号のエギを投げ入れ、しっかりと沈めてから一気に表層へとシャクり上げる。
ボトムから右へ左へとダートしながら水面直下まで上がってきたエギを、好奇心旺盛な新子たちが追いかけてきた。そしていつものことだが、エギの数cm手前でピタッと止まり、ゆっくりと後ずさりしていく。
ラインテンションを抜いて、水面直下でドリフトさせていたエギをフォールさせると、新子が追いかけるが、また数cm手前で止まる。
パンパンパンッと再度エギを表層までダートさせて水面直下でステイ。今度は1杯の新子がエギにイカパンチを繰り出す。目の前のエギ(エサ?)が気になって仕方がないようだ。
もうこうなったら釣れたも同然。エギをフォールさせてもう一度表層までシャクり上げて止めると、たまらずエギに抱きついた。
新子アオリをキャッチ(提供:TSURINEWSライター森英雄)コロッケサイズの新子だが、小さくてもやはり釣れればうれしい。幸先よく新子アオリイカを1杯ゲットして、次の新子の群れを探してポイントを移動する。
新子との駆け引きを楽しむ
今年は新子アオリイカの当たり年だけあって、すこし歩けばすぐに新子の群れが見つかる。エギをキャストしようとした時、後ろから声を掛けられた。「おはようございます」という声に振り向くと、いつも青物のノマセ釣りをされている常連のOさんだった。ぼくと同様、雨が上がるのを待っていてこれから釣り開始とのこと。挨拶を済ませて新子狙いに戻る。
見つけた新子の群れの少し先にエギをキャストしボトムまで沈める。一気に表層までダートさせてくると、エギめがけてワッと新子の群れが飛び掛かってきた。が……、カンナの手前でピタッと止まる。新子のサイトフィッシングは、このエギを抱きそうで抱かないハラハラドキドキのやり取りが楽しいのだ。
もう一度エギをボトムまでフォールさせる。今度は表層までダートさせるのではなく、エギが見えるか見えないかという辺りでステイ。危険なことが多い表層ではエギを抱かないイカも、深いところなら意外と簡単にエギを抱くことがある。ステイさせていたエギをチョンチョンと軽く動かす。新子が周りを取り囲んで用心深くエギを見ている。次はどんな手を繰り出そうか……。
目視で親イカ発見
少し深いところにあるエギと周りの新子を観察しながらそんなことを考えていた時、エギの右の方で白くて大きな生物がゆらりと動くのが見えた。親イカだ!
今年は何回か親イカが泳いでいるのを見ていたため、白くて大きな生物の正体がすぐに分かった。幸いすぐに泳ぎ去る様子はない。エギは親イカの左2m。チョンチョンチョンとエギを動かす。新子に抱かせるためではない。親イカにエギの存在をアピールするためだ。
知らん顔をしている親イカに、もう一度チョンチョンとエギを動かしてアピールする。が、やはりエギに興味を示す様子はない。2号のエギじゃアピール不足か……。そんな考えが頭をよぎった時、今度はエギの左側にもう一つの白い影がヌッと現れた。右側のヤツより一回り小さい親イカだ。今まで気づかなかった(見えなかった)が、おそらく近くにいたペアの片割れなのかもしれない。
エギをチョンチョンと上下させる。と、エギの左側にいる小さい方の親イカが明らかにエギの存在に気付いた。
う~ん、大きい方のイカに気づいて欲しいんやけどな……。そんな贅沢なことを考えながらもう一度エギをチョンチョンとやる。
親イカがついにヒット
左側の親イカがエギにス~っと近づいてき、おもむろに足をひろげたかと思うと、搦め捕るようにエギに抱きついた。
瞬間、様々なことが頭をよぎる。
1、新子狙いだからドラグがユルユルやった……
2、そう言えばタモを持ってなかったぞ……
3、ライトゲーム用のロッドで寄せられるか?……
そんな心配事をよそに右手はアワセを入れていた。グッとくる重量を感じると同時に左手でリールのドラグを締める。心配事その1解消だ。
エギの右側にいた大きい方の親イカは、小さい方の親イカが吐く墨に驚いたように逃げていった。ペアだとしたらオスの方だろうから、メスを守る役割があるはずなのに、なんちゅう冷たいやっちゃ……。
などとのんきなことを考えている場合ではない。「Oさ~ん!Oさ~ん!」先ほどあいさつを交わしたOさんを呼ぶ。青物狙いの常連さんなのでタモは絶対に持っているはず。「すみませ~ん!タモを貸してください~い!」ぼくが呼ぶ声に、タモを持ったOさんが駆けつけてきてくれるのが見えた。心配事その2解消だ。
よし、後はイカとのやり取りだけだ。そう思って掛けた親イカの方を見ようとした時、プシュー、プシューという音が聞こえた。
え?もう水面に浮いたの?ライトゲーム用のロッドだが適合ルアー重量は1g~15g。重めのジグヘッドやフロートの遠投などもできるロッドだけあって、ベリーからバットにかけてはしっかりしている。引きに耐えているだけで親イカを浮かせるパワーがあったようだ。これで心配事その3も解消。
そのロッドパワーで、水面で逆噴射して抵抗するイカを、Oさんが降ろしてくれたタモへと無事誘導することができた。
親イカをキャッチ(提供:TSURINEWSライター森英雄)750gの親イカをキャッチ
こうして周りの方の協力も得て釣り上げることができた親アオリイカは胴長23.5cm。
重量は750gあった(提供:TSURINEWSライター森英雄)胴回りが丸々と肥えていて重量は750g。長さの割に重量のある親イカだった。この日の狙いは新子アオリイカだったが、この親アオリイカ1杯に満足して納竿した。
秋に親イカと遭遇するためのポイント
秋は新子アオリイカのシーズンだが、この時季に親イカと遭遇するためのポイントをぼくなりに考えてみた。
「エギング入門」といった書籍等では、季節ごとのエギングの対象を単純化して図式化するために、
初春~初夏:親アオリイカのシーズン
盛夏:オフシーズン
秋:新子アオリイカのシーズン
厳冬期:オフシーズン
というような書き方がされていることが多い。もちろんこれは間違いではない。しかし「アオリイカの産卵の季節は初春から初夏にかけてであり、それ以降親アオリイカは狙えない」というわけでは決してない。春に比べると親イカの個体数は少なくなるが、深場に落ちる厳冬期を除いてアオリイカの産卵は適水温になる初春から秋まで行われている。つまり親イカに巡り合えるチャンスは春だけに限られるわけではなく、今回のように秋の新子シーズンでも親イカが釣れる可能性はあるということだ。
新子がいる場所に親イカも
では秋の新子シーズンに親イカが現れる場所とはどんなところだろうか。まだ遊泳力が弱い秋の新子アオリイカは、生まれた場所からあまり離れることはない。
だから新子が群れている場所(=釣れる場所)は、新子が生まれた場所とほぼイコールだと言える。そして新子が生まれた場所というのは、当然親イカが産卵した場所であるわけだ。
春であれ秋であれ、親イカは産卵を意識しているのだから、春の親イカが産卵した場所には秋の親イカも回遊してくる可能性が高いのではないだろうか?つまり新子がいる場所は、そのまま秋に親イカが回遊・産卵する場所でもあると考えられる。そう考えると新子シーズンに親イカと遭遇するためのポイントはそれほど難しいものではない。
秋でも親イカが回遊してくることがあるという前提に立ち、新子を狙いながら常に親イカの気配がないか注意を払う。それが新子シーズンに親イカと遭遇するためのポイントだと思う。
今回はサイトで親イカが釣れたが、いつも新子を釣るポイントで3号、3.5号といったエギを使ってブラインドで親イカ狙いのエギングをするのももちろんアリだ。新子と遊びつつ、ぜひ親イカも狙ってみてはいかがだろうか?
<森英雄/TSURINEWSライター>
大蔵海岸
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