秋の「乗っ込み」アカムツ開幕 ジギングにて800g頭に5尾の好スタート
2021年10月08日 16:30
抜粋
福島から茨城周辺でアカムツの乗っ込みシーズンがスタート。本命5尾をキャッチできたアカムツジギングゲームをお届け。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター堀籠賢志)
アカムツの乗っ込み開始
福島から茨城周辺のアカムツの乗っ込みシーズンが始まりました。例年、水温が1番高くなる夏以降がアカムツの産卵シーズン。太平洋岸各地でアカムツが浅場へと移動して、産卵に備えるようになります。
そんな乗っ込みのアカムツを迎え撃つために北茨城の平潟へ釣行しました。当日の模様と釣行時のポイントを解説します。
長孝丸でアカムツジギング
今回、お世話になったのは平潟港の長孝丸さん。いつも、親子船で乗船客の世話をしてくれる親切な船宿です。若船長はアカムツジギングの腕前もよく、ポンポンと釣り上げながら、お客さんのオマツリ処理、タモ入れなどテキパキとこなしてくれます。
平潟港の遊漁船はどちらの船も親切丁寧で、アングラーに優しい船ばかりです。
ポイントは水深130m前後
当日、午前4時出船。一路アカムツポイントへ向かいます。果てしなく続くシャローエリアも1時間ほどの航行でやっとなだらかに落ち込みはじめます。
乗っ込みだけあって、アカムツポイントとしては浅めの130~140mほどの水深が今回のエリアでした。ところどころ根掛かりするところを見ると、硬い岩盤交じりのボトム状況のようです。午前5時過ぎから実釣開始です。
1投目から本命アカムツ登場
1投目はスパイキータフ210gを投入。着底からスラックを取って、数回ゆったりとしたジャークを入れてからフォールすると、すぐにヒット!
久しぶりのアカムツジギングでしたが、本命っぽい魚の暴れ方で上がってきます。時間は5時37分。1投目から幸先よくキャッチできたのは800gほどの良型アカムツでした。
朝の太陽光が弱い時間帯はグローが効いてるのかも?そんな気がしました。
カラー変更で本命追釣り
2尾目は7時05分。少し小さいですが、本命です。日が上がったこと、浅場なので、今度は逆にグローを少なくしたカラー、魚の活性はよさそうなので食わせの間を作りやすいようにジャックアイスイッチ200gにジグ交換してすぐにヒットしました。
その後は7時29分、7時54分、8時14分と3尾のアカムツをキャッチに成功。いずれの魚もジャックアイスイッチの同カラーでのキャッチです。
ゲスト顔出しで納竿
その後、船中ではカナガシラやミズクサカレイなどがヒットし始め、アカムツのバイトは遠のきました。エサ釣りでは、その後も終了までポツリポツリと本命が上がっていましたが、私のジグにはゲストが先に掛かってしまい、そのままタイムアウトとなってしまいました。
アカムツが釣れない時間帯にジグ回収でキメジがヒット、船縁まで寄せましたがフックが伸びてしまいキャッチできずで、沖上がりの時間となりました。
釣果に繋がったポイント
当日の潮は適度に流れ、魚の活性も前半は好調でした。上手く食わせの間を演出できて魚の前にジグを落とし込めればバイトは出ました。台風の影響か波長の長い大きなウネリが時折入ってきましたが、うまくジャークのテンポを合わせてジグをコントロールできる状況でした。
ジグの特性引き出す
中深海以深のジギングでは、アングラーが操作できるジグ操作はそう多くはありません。
大概はジグ自体が持つアクションを引き出してやることがメインのジグ操作になります。ジグの特性を理解し、状況にあったジグチョイスと潮の効き具合に合わせたウェイト選択がアカムツジギングのポイントになります。
もちろん、その他のアシストフックセッティングも大きな要因をしめますが、魚がジグに反応しなければ、全ては始まりません。
食わせの間
フロントヘビーなジグを選択し、ほんの少しバックスライドの時間を遅らせることでアカムツからの反応は違ってきました。
ジグへの反応が弱くなった時間帯以降の攻略ができなかったことが残念ですが、次回以降の反省点として攻略法を考えていこうと思います。
<堀籠賢志/TSURINEWSライター>
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