厄介なゲスト魚『アイゴ』が大量発生中 危険な「毒針」対策グッズ3選
2021年10月08日 17:00
抜粋
今年の静岡エリアはアイゴが大量発生の模様。そこで、今回はヒレに毒針を持つ同魚に効果的な対策グッズ3選を紹介。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉本隼一)
静岡でアイゴ大量発生
今年の静岡エリアはアイゴが大量発生中で、岸壁から水面を覗くと小さなアイゴの群れが泳いでいる姿を頻繁に見かけます。静岡エリアでは数年に一度の間隔でアイゴが大量発生する傾向があり、筆者が釣りを始めたばかりの約11年前にもアイゴが大量発生して何かと苦労させられました。
エサをまけばおびただしい数のアイゴが押し寄せてくるのでとても厄介です。また、クロダイやメジナを狙ってフカセ釣りをしていると40cmを超える大型のアイゴも頻繁にヒットしてきます。大型のアイゴは引きが強烈でスリリングなやり取りが楽しめますが、数が多すぎて釣れる魚がアイゴばかりの日も多いです。
ヒレの毒針に注意
アイゴのヒレはトゲトゲとした見た目が特徴的ですが、このヒレは鋭い毒針になっているので注意が必要です。ハリを外す際にうっかり刺されてしまうと激しい痛みと腫れを引き起こします。サビキ釣りでヒットしてくるような小さなアイゴもしっかり毒針を備えているので、初心者や子どもが不用意に触れてしまわないように注意しましょう。
また、アイゴは死んでしまっても毒が消えないので、うっかりヒレに触れないように注意します。
磯焼けの原因にも
毒魚として厄介者扱いされるアイゴですが、海藻を食べ尽くすことで「磯焼け」と呼ばれる現象を引き起こすことでも知られています。アイゴは雑食性の魚ですが、海藻をよく食べるので大量発生すると周辺の海藻を根こそぎ食べ尽くして生態系に悪影響を与えることも。特に子どものアイゴは食欲がすさまじく、最近も目の前に流されて来た海藻に小さなアイゴが群がってムシャムシャと食べている光景を目撃しています。
アイゴの毒針対策グッズ3
では本題、毒針対策グッズを三つ紹介していきましょう。
1、フィッシュグリップ
サビキ釣りなどで釣れてしまった小さなアイゴのハリ外しで活躍するアイテムです。口をつかむタイプではなく魚を挟んでつかむタイプが安全で、100円ショップで手に入るトングでも代用できます。アイゴはエサ釣りやサビキ釣りで釣れてくることが多いので、念のため持参しておくと安全です。
2、長めのプライヤー
ハリ外しには欠かせないアイテムですが、アイゴ対策の場合は先端部分の全長が長いものがオススメです。1で紹介したフィッシュグリップと併用することで安全性が高まり、アイゴを挟んで暴れないようにしてからプライヤーでハリを外せば不用意に手を近づけることなくハリ外しができます。
3、厚手の古タオル
アイゴも大型になるとフィッシュグリップでつかむのは難しいので、厚手の古タオルでアイゴの目の周辺を覆うと暴れにくくなります。魚の視界を覆って暗くすると大人しくなる習性を利用したもので、大きなアイゴが釣れた場合の対処法にオススメです。使用するタオルも厚みがあるものは毒バリが貫通しにくいので、不意に暴れた場合にも刺されにくくする効果があります。
<杉本隼一/TSURINEWSライター>
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