『釣人の駅』は釣り人的「神」施設 釣魚の下処理が帰宅前に完了する?
2021年10月15日 11:30
抜粋
9月中旬、日本海の経ヶ岬沖に釣行へ行った帰りに「釣人の駅」へ立ち寄りました。ここは「魚の下処理」をかわりにやってくれる場所なのです。今回はこの施設を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター山本良次)
「釣人の駅」のコンセプト
この施設の代表者は、『釣り人にとって大漁は何よりも嬉しいことである。しかし、帰宅後の魚の処理や道具の片付けを考えると憂鬱に感じてしまうことも少なくない。綺麗な状態で帰宅できればどれほど楽かと思ってしまう。
また、釣れ過ぎて食べきれない・釣りは好きだけど魚は要らない。様々なニーズがあるのも釣り人である。釣り人が釣る魚は一本釣り・天然と最高に贅沢な食材になります。その一方、残念ながらリリースではなく釣った魚を捨ててしまうという話しもあるようです。そんな釣り人の悩みを少しでも解消したいとう思いから「釣人の駅」を開設しました』と、話していました。
「釣人の駅」のシステム
システムはとてもシンプルで、店内に持ち込んだ魚を希望通りに処理してくれます。金額は魚の大きさや種類によって異なりますが、キスやアジの小型ですと「1匹150円~」で、大型のクエやブリでも400円~800円で下処理してくれます。
また追加料金で3枚おろし(5枚おろし)も施してくれます。詳しくはホームページをご覧ください。
他にも便利なシステムは沢山有り、ポイントカードを作って会員になると「100円=1ポイント」としてポイントも貯まる仕組みになっていて、キャッシュバックシステムもあります。
釣魚の買取も
また魚が大漁だった時にはポイントや現金での魚の買取も行ってくれ、そして他の釣り客が持ち込んで下処理され販売されている色々な種類の鮮魚も購入することができます。
言うならば本人は狙った魚釣りを楽しんで、持ち帰るのは色々な鮮魚たち、自宅で待っているご家族にとっては嬉しいシステムですね!
実際の処理を依頼
私も噂を聞いて立ち寄り、下処理や3枚おろしをお願いしました。
丁寧なヒアリング
まずは大きなトレーに全ての魚を並べてくれ「どの魚をどう処理するか」をスタッフの方が詳細に丁寧に聞いてくれます。そこで下処理のみの魚や、3枚におろして貰う魚の希望を伝えます。
計量も可能
また、もしも釣った大きな魚の重さが気になれば検量もしてくれますよ。ちなみに私が持ち込んだ「アラ」は2.06kgでした!
目の前で見るプロの腕前
その後は大きなまな板を使用しプロの腕前で素早く綺麗に下処理してくれます。さっきまで海で泳いでいた魚たちが見る見るうちにスーパーの鮮魚コーナーで並んでいる魚のように処理されていきます。
これは見る価値ありますよ!それに自分の目の前で捌いてくれますので安心感がありますよね。
クーラーに入れるだけ
あとはそのままクーラーBOXへ入れるだけ。自宅に帰ってから魚を処理することを考えると最高ですよね。もしも氷が必要でしたら遠慮なく声掛けしてみて下さい。社長さんもスタッフの方々も気持ちよく分けてくれますよ!
漁師さんの確かな腕
どうやらここの魚を捌くスタッフさんは、地元の漁師さんが漁業の空いた時間を利用して勤務されているようです。そりゃ上手な訳ですね。
釣具の洗浄が可能
「釣人の駅」には鮮魚処理室とレストハウスが併設されていて、魚の処理をして貰っている間にゆっくりと休憩できます。また近隣には皆さんがよく行かれる銭湯があるそうなので、魚釣りの後にゆっくりと湯船につかるなんて最高ですね!
レストハウスの外には「クリーンコーナー」として、釣り道具をメンテナンス洗浄するために自由に使える水道設備と、ふき取りをする専用の綺麗に洗濯されたタオルなどの備品が揃っています。ほとんどの方は下処理をして貰っている間に釣り道具を洗ったりしてメンテナンスをしていましたよ。
真空パックや全国発送も可能
もう一つ大変喜ばれる便利なシステムがあります。それはほとんどの3枚卸しの料金に「真空パック処理」が含まれているということです!下処理が終わればスグに大型の専用真空パック機に運ばれて一瞬のうちに真空にしてくれますので普通に持ち帰るよりもお刺し身を新鮮なままで長い期間保管する事もできます。
また、依頼すれば真空パックされた鮮魚を専用の発砲スチロールに入れて全国どこでも発送してくれます。このシステムがあれば遠方の御家族や友人にも新鮮な魚を簡単に届けることができますね。これは本当にとても便利です!
釣人にとっての神施設
いかがでしたか?控えめに言っても、釣人にとっての「神施設」ではないでしょうか。皆様も一度立ち寄ってみて下さい。準備や後始末が色々と大変なイメージのある魚釣りの印象が少しかわるかも知れませんね。
因みに、この施設に立ち寄られる方の過ごし方と言えば、魚の処理を依頼している間に釣り道具のメンテナンスや洗浄を行い、銭湯に行って疲れを取って戻ってきたら既に処理された魚たちが大型冷蔵庫で待っていると言った流れでしょうか。これで自宅に帰ってからゆっくりとくつろげますよね。
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