クーラーボックスに真空パネルを使ったモデルがあるって知ってる?
2021年10月23日 07:01
抜粋
クーラーボックスに真空パネルを使ったモデルがあるって知ってる?
釣りに欠かせないアイテムのひとつに挙げられるのが、クーラーボックスです。
高性能なものなら、その保冷力はバツグンで、釣り上げた魚の鮮度を保った状態で持ち帰ることができますよ。
ここでは、釣りに用いるクーラーボックスの特徴や、おすすめの機種をご紹介します。
「ボディの内壁には発泡スチロールが使われているのかな?」
スチロールを断熱材に使っているタイプは、保冷力が最も弱いものになります。
最も強いものには、なんと真空パネルが採用されていますよ。
クーラーボックスの特徴や使い方をチェック!
クーラーボックスとは、容量を大小から選べる保冷用の携行ボックスのことです。
実は容量だけではなく、保冷力の違いからも好みのものを選ぶことができるようになっていますよ。
最も軽いウエイトになるクーラーボックスは、内部の断熱材に発泡スチロールを使っています。
「あ、魚屋さんが魚を運搬するときに氷を入れて持ち運びする容器だね!」
その通り!最も簡易的に扱えることから、ひんぱんに用いられていますよね。
メリットは、さまざまなサイズを作れることや、軽いこと。
デメリットは、衝撃に弱くて耐久性が無いことや、保冷力が弱いこと。
特に長時間の保管を望むときには、発泡スチロールではちょっぴり心配になります。
そこで各釣具メーカーやクーラーボックスメーカーでは、より保冷力の高い断熱材を用いたクーラーボックスを、ラインナップするようになりました。
発泡ウレタンを使えば、発泡スチロールよりは保冷力が高まります。
全体的なウエイトアップも、さほど変わらないですし、販売価格が跳ね上がることもありません。
でも2泊3日の遠征や、キャンプを絡めた釣行となってくると、これまた不安が払拭されませんよね。
「もっと冷えて持続力の長いクーラーボックスってあるの?」
あります!それが断熱材に真空パネルを採用しているモデルです。
クーラーボックスのカタチを頭の中でイメージしてください。
上フタや底を含め、合計6面の壁で構成されていますよね。
それぞれの壁の内側に断熱材を配置するのですが、6面とも真空パネルを採用すると、最も保冷力が高まります。
例えば、外の気温が31℃とかなり暑い日でも、6面真空パネルなら、なんと約110時間も中に入れた氷が解けません。
クーラーボックス容量の約20パーセントを氷にすれば、約4日間は解けずに済むのです。
そこまで保冷力があれば、安心して釣りを楽しめますよね。
ただし、デメリットも存在します。
最軽量の発泡スチロールと比較すると、真空パネルは重いのです。
重ければ、持ち運びが大変な作業になり、そこへ釣った魚を入れるのですから、持ち帰るのに苦労するでしょう。
真空パネルの数を減らして、底1面だけというクーラーボックスもありますよ。
これならウエイトは軽くなりますが、当然のことながら保冷力は落ちます。
どの辺で折り合いをつけるかが、クーラーボックス選びのキモといえるでしょう。
クーラーボックスの上フタに注目!
クーラーボックスは、釣り場でとても扱いやすく作られています。
例えば、上フタに注目してみましょう。
さほど強いチカラでなくても、カンタンに開閉することができますよ。
しかも左右どちら側からでも開閉できるので、魚の投入や飲み物などの取り出しに、とても便利です。
それから帰宅後クーラーボックスを洗浄する際に、上フタを完全に取り外せるモデルも存在します。
裏面や壁との接地面などを、丁寧に洗い上げるのにとても便利ですよね。
キャスター付きなら運搬もラクラク!
クーラーボックスの底周りにも注目してください。
大きなサイズのものには、片側にキャスターが付いています。
クルマのタイヤと同じで、地面をコロコロを転がってくれますから、運搬する際にとても便利でしょう。
特に釣れた魚が多いときには、キャスター付きなら何の問題もなく、釣り場からクルマまで運ぶことができます。
どんどん便利な機能な付加されていくクーラーボックス、新製品がリリースされたら要チェックですよね。
クーラーボックスを使ってアウトドアを楽しんでいる動画はこちら
おすすめのクーラーボックスを選んでみた!
数あるクーラーボックスの中から、扱いやすくてハイスペックな機種をご紹介しましょう。
持ち運びが便利で、真空パネルを用いた保冷力の高いものがいいですよね。
価格は発泡スチロールタイプより高くなりますが、検討してみる価値はじゅうぶんにあるでしょう。
シマノ(SHIMANO) クーラーボックス 30L フィクセル プレミアム 300 ZF-030R
6面の真空パネルと発泡ウレタンで構成されている、保冷力の極めて高いシマノのクーラーボックスです。
容量は30リットルで、ウエイトは6.5キロあります。
本体サイズは、内寸が259×449×260ミリ、外寸が350×583×350ミリです。
上フタのみ断熱材は真空パネル+発泡ポリスチレンで構成されていますよ。
付属パーツは、ハンドル・ショルダーベルト・水栓・取り外し可能フタ・滑り止めゴムなど。
I-CE値は90hを誇っていて、500ミリリットルのペットボトルなら27本収納可能です。
実売価格は4万円台と、ハイスペックにマッチした価格帯に設定されています。
クーラーボックスを使いこなして釣りを楽しもう!
クーラーボックスの特徴や使い方、おすすめの機種をご紹介しましたが、いかがでしたか?
鮮度の高い状態で魚を持ち帰って、美味しく食べましょう!