「磯釣り」初心者入門:安全装備の基本 常に恐怖心と諦める勇気を持とう
2021年10月23日 17:00
抜粋
磯は魅力いっぱいのフィールドですが、危険もいっぱい潜んでいます。今回は磯場での釣りを楽しむために必要な装備などについて紹介していこうと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター齋藤大)


磯の魅力と危険性
“釣り”の中でも磯場での釣りは、釣り自体のパワフルさはもちろんですが、フィールドやその道中で雄大な自然を眼前にすることができるなど、他の釣りでは味わえないようなダイナミックな要素がたくさん散りばめられています。
しかし、その魅力の反面、危険も多く伴います。私自身も岩場から滑落して怪我を負ったこともありますし、痛ましい事故も後を経たないというのが現状です。
磯の魅力的な部分だけを楽しむにはどうすればいいのか?それはできる限りの安全装備を整えること。そして常に恐怖心を持ち、諦める勇気を持つことだと考えています。以下、基本の安全装備を紹介します。
ライフジャケット
システムベストがお勧め(提供:TSURINEWSライター齋藤大)磯場での釣りに限ったことではありませんが、ライフジャケットは必ず着用しましょう。腰巻や肩掛けタイプの膨張式のものではなく、写真のようなシステムベストを選びましょう。膨張式のものは、仮に落下した際に岩場で擦れて破れてしまい正常に機能しない恐れがあります。
システムベストの場合は、衝撃にも強いですし収納スペースもあります。私の場合は写真のように必要最低限の荷物をベストの中に入れ、両手が空くようにしています。
スパイク
スパイク(提供:TSURINEWSライター齋藤大)ベストとセットで必ず準備したいのがスパイクです。ポイントでは濡れていたり滑りやすい岩の上を歩いていったりすることがほとんどです。滑って転倒してしまったりすることを防ぐために、スパイクは必須です。
足元のグリップが効いていると歩きやすさだけでなく、キャストやフッキングのしやすさにもつながります。
服装の注意点
ベストやスパイク以外にも、装備品でも細かい注意点がいくつかあります。
半袖は厳禁
磯へは長袖で(提供:TSURINEWSライター齋藤大)ポイントまでの道中では藪を漕いだりもしますし、ハチやヒルなど害虫もいます。また、細心の注意を払っていても転倒や転落も付き物です。上記を踏まえると肌を出していることは非常に危険です。夏の暑い日でも半袖は避けて通気性のいい長袖のウェアを着用するようにしましょう。
また、肌を出さずに怪我を防ぐという点では、グローブや帽子をしっかりと着用するようにしましょう。切り立った岩の下など落石も考えられるポイントではヘルメットの着用も推奨します。
熱中症&日焼け対策
丸一日アップダウンの激しい磯をランガンしていると、非常に疲労が溜まります。私の場合は多い時には1日で10km以上歩くので、いくら慣れていたり日頃運動をしていたとしても、疲労感はかなりあります。疲れが溜まると判断力の低下が起き、それが怪我や事故に繋がってしまいます。釣りを楽しむためにも、疲労を軽減する努力を怠らないようにしましょう。
熱中症対策
夏の暑い日でも冬の寒い日でもウェアを着込んで長い距離、険しい道を歩くとかなり汗をかきます。脱水症状にならないためにもこまめな水分と塩分の補給はシーズンを問わず欠かさず行うようにしましょう。また風邪を引かないためにも汗を拭くタオルも持ち歩き、汗を拭くようにもしましょう。
日焼け対策
日焼け対策も重要(提供:TSURINEWSライター齋藤大)これは磯に限った話ではありませんが、水辺にいると太陽の照り返しを強く受けます。肌を焼かないことはもちろんですが、日光に長時間晒されていると疲労も溜まるので、それを防ぐ意味でもサングラスの着用と日焼け止めの使用を推奨します。
サングラスをすることは、眩しさを防ぐだけでなく水中の起伏を確認したり目を保護することにも繋がります。
日焼け止めに関しては、SPF(Sun Protection Factor)が高いものをオススメします。「別に肌に気を使ってるわけじゃないし。」と思う方も多いと思いますが、釣行翌日の疲労度がこれ一つでかなりかわります。ぜひ騙されたと思って使用してみていただきたいですし、結果的に将来のシミ対策にもなると思うので一石二鳥です。
常に恐怖心を持とう
踏みとどまる勇気も必要(提供:TSURINEWSライター齋藤大)どんなに装備を完璧にしても、どんなに通い慣れたフィールドでも相手は自然です。”絶対”はありません。有名なポイントになれば誰かが親切でかけたロープなどもよく目にしますが、いつどこの誰がかけたかも分からないロープに全体重をかけるのはリスキーです。
磯場でも、「ここは岩が濡れてないから、波はここまでこないだろう。」と高を括っていると突然大きな波が来ることもよくあります。自然の中では、常に最悪のシナリオを頭の片隅に置きながら行動しましょう。少しでも、自分の第6感が、「なんか危ないカモ…。」と感じたら、踏みとどまる勇気も時には必要です。
安全な装備と正しい知識、そして、常に恐怖心を抱くこと、これが大切です。これから東北では秋冬のハイシーズンが始まりますが、皆さんも”安全第一”で楽しみましょう。
<齋藤大/TSURINEWSライター>
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