外房ヒラメ釣りが広域解禁 基本のタックル&釣り方を釣況と併せて紹介

2021年10月26日 11:30

[TSURINEWS]

抜粋

今回は外房大原で広域解禁されたヒラメの基本タックル、狙い方二つ(横流し釣りとポイント釣り)、さらには最新の釣況をお伝えする。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

外房ヒラメ釣りが広域解禁 基本のタックル&釣り方を釣況と併せて紹介

ヒラメ釣りタックル

基本のヒラメ釣りタックルを紹介する。

外房ヒラメ釣りが広域解禁 基本のタックル&釣り方を釣況と併せて紹介タックル図(作図:週刊つりニュース関東版 編集部)

竿

2.7m前後で、6対4調子の専用がベストだ。船が「横流し」と言われる体勢になった場合、これより短いと潮上時にオモリが浮いてタナが取りづらくなってしまう。3~3.6mという長めを好む人もいる。

根周りなどをピンポイントで攻める「ポイント釣り」の場合、前記のようなことはないので2.4m前後のゲームロッドで試しても面白いだろう。それを発展させたLT(ライトタックル)ヒラメが可能な船宿があるので、船長に許可をもらった上で試してみても面白い。

リール

小~中型両軸。電動を使う人はいるが、水深がそれほど深くないため、手巻きで対応できる。「電動で巻き上げるとバラシが増える」という意見をよく聞くので、両軸が無難だ。

ミチイト

PEライン2~3号を100m以上巻く。5号以上を使うと横流しのときに水の抵抗を受けてしまい、オマツリしやすいので避けること。

ヒラメ釣りの仕掛け

専用の胴突き。基本はハリスとステイトがあればOKだが、この2つのバランスや調整が釣果のカギを握る。

また、これらにミチイトを直結させずにサキイトを結ぶ。これは、取り込みやすさやオマツリ防止のために付けるもので、ミチイトにフロロカーボンライン7~8号を1~1.5m結ぶ。

ハリスとハリ

ハリスは5~6号60~80cm。ハリはエサの口に掛ける親バリと、背ビレや肛門付近に掛ける孫バリが必要だ。この間隔はエサの大きさに合わせて15cm前後になる。前者は伊勢尼11~13号、後者はトリプルフックが一般的。大型を狙うなら強度があるチヌ6~7号がオススメ。チラシバリを使う人もいる。

外房ヒラメ釣りが広域解禁 基本のタックル&釣り方を釣況と併せて紹介良型手中(提供:つる丸)

ステイト

横流しでは40~70cmにとる。ポイント釣りでは80~100cmが基本。当日の状況に合わせて調整することで釣果が伸びる。活性が低いときや潮が流れないときはタナが低くなるので、短くするといい。あとからは伸ばしづらいので、長めで用意しておいたほうが無難。市販のものは大体長めに作られているので、適宜切って調整していこう。

オモリ

横流しでは80~100号、ポイント釣りでは60~80号が使われる。しかし、潮流や水深によって変化するため、乗船予約時に必ず確認を。

ライトタックル

40~50号、ミチイトはPEライン1~2号。横流し時には特にアタリが明確にでて、やりとりの面白さが倍増する。船宿によっては受け付けていないため注意したい。

活イワシエサの付け方

親バリは上アゴの硬いところを抜く。孫バリは肛門付近か、背ビレへ。必ずハリ先をエサの頭の方向に向けて止めよう。

外房ヒラメ釣りが広域解禁 基本のタックル&釣り方を釣況と併せて紹介付け方図(作図:週刊つりニュース関東版 編集部)

エサの活イワシは仲乗りが小さなオケに2~3匹ずつ配ってくれる。使い終わる前に頼もう。なお、金魚用などの小さい網があると重宝する。

外房ヒラメ釣りが広域解禁 基本のタックル&釣り方を釣況と併せて紹介エサの活イワシ(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

魚影が濃いと、エサの消耗は激しい。かじられて死んだエサは形が崩れていなければ取っておき、エサがなくなったときに使ってみるのも一手。

外房ヒラメ釣りが広域解禁 基本のタックル&釣り方を釣況と併せて紹介スッポ抜けると歯形が付いたエサだけ戻ってくる(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

仕掛けの投入

オモリとハリスを両手に持ち、同時に静かに落とす。すぐにリールのクラッチを切って落とし込むのではなく、エサがちゃんと泳いでいるか確認してから沈める。

外房ヒラメ釣りが広域解禁 基本のタックル&釣り方を釣況と併せて紹介親バリと孫バリをセットした例(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

エサ付けがあまいと、この時点でハリから外れて逃げていく。気が付かずに沈めてしまうと時間をムダにすることに。

横流し

着底したらイトフケを取り、オモリが底に着くか着かないかくらいのタナを取る。

外房ヒラメ釣りが広域解禁 基本のタックル&釣り方を釣況と併せて紹介横流し釣り(作図:週刊つりニュース関東版 編集部)

船下に引き込まれる潮上では、すぐにオモリで底がとれなくなりエサの泳層が上ずる。このときにミチイトを出してばかりいると反対舷の人とオマツリしてしまう。船下に大きく入り込んだら面倒でも一度仕掛けを巻き上げて、再投入しよう。エサチェックを兼ねていると思って、こまめに行いたい。

沖側へミチイトが出ていく潮下では、オマツリすることは少ないので、オモリを底に着けたままイトを出す。

アタリ

アタリがでてもすぐにはアワせず、しばらく様子を見る。最初は「前アタリ」と呼ばれる、ヒラメがエサをくわえただけの反応のことが多い。ここで竿をあおってもスッポ抜けるだけだ。エサを深く食い、さらに大きなアタリになってから聞き上げよう。この駆け引きが醍醐味で、時には数分間待つことも。小さなアタリに即アワセする釣りではないので、本アタリに変わるまでの緊張感を味わってほしい。

巻き上げ

たとえ小型でも、力強い引きをみせてくれるのがこの釣りの楽しいところ。最初のアタリにアワせてスッポ抜けしてしまう以外は、途中でのバラシは少ない。落ち着いて巻き続けよう。

外房ヒラメ釣りが広域解禁 基本のタックル&釣り方を釣況と併せて紹介本命キャッチ(提供:春日丸)

取り込み

浮いてくる前に手を上げるなどして、仲乗りや船長、周りの人にタモの準備をしてもらおう。タモにはハリが2本絡んだ状態になるので(トリプルフックの場合は特に)、ハリ外しはプライヤーで行うこと。急にバタバタと暴れるので十分に注意を。

外房ヒラメ釣りが広域解禁 基本のタックル&釣り方を釣況と併せて紹介本命ゲット(提供:大吉丸)

魚はしっかり持って、動きを抑えるのがコツ。数が釣れると、何度もハリを外しているうちに思わずブスッと指に刺さってしまうことがある。カエシが鋭く、抜けなくなることはあるが、慌てずにハリスを切って船長に相談しよう。

ポイント釣り

ポイント釣りでは、船長からタナ指示があるのでそれに従う。底から50~100cm上にすることが多い。まれに、イワシの反応に合わせて2~3m上げることも。必ずそれに合わせよう。

逆に、濁り潮や魚の活性が低い場合はタナを下げることがある。この場合、根周りなのでこまめに底を取って探ることが大切。手持ちのほうが有利なのでタックルはなるべく軽いものがいい。カサゴやソイなど、根魚釣りのように、果敢に底を取ってタナを探る。

外房ヒラメ釣りが広域解禁 基本のタックル&釣り方を釣況と併せて紹介大判ビラメが狙える(提供:春栄丸)

アタリ~取り込み

前述と同じだが、中層で釣るため横流しよりも引きは強烈。ドラグの調整はしっかりしておこう。

外房の釣況

すでにエリア限定で解禁していた(部分解禁)、外房大原エリアのヒラメは大吉丸ニビヤ吉栄丸など一部の船宿で受け付けていた。10月になると全面解禁して、広いエリアを攻めることが可能に。主にイサキで出船していた各宿は、このタイミングで次々ヒラメに参戦している。

外房ヒラメ釣りが広域解禁 基本のタックル&釣り方を釣況と併せて紹介メタルジグの同乗を許可している船宿もある(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

春栄丸では5日、1.8kgを頭にトップ3尾。春日丸では6日3.3kgなど1~4尾。つる丸では6日3.16kgを頭に0~5尾だった。大吉丸では5日、2.8kgを含み0~2尾。ニビヤ吉栄丸では5日、1.5kgなど1~3尾。

また、都合により長期休船していた、はなぶさ丸が出船を再開している。以前の5t船から8tの新型になったが人数は前と変わらずの限定。釣り座がより広くなった。すでにヒラメで釣果を上げている。

外房ヒラメ釣りが広域解禁 基本のタックル&釣り方を釣況と併せて紹介養殖魚は(上)は腹部に模様が存在することが多い(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

大原沖のヒラメ釣りにはよくマハタが交じり、いい土産になる。11月になると茨城波崎や鹿島が部分解禁するそちらにも期待したいところだ。

<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
大原港
この記事は『週刊つりニュース関東版』2021年10月15日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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