秋イカシーズン本格化 陸っぱりエギングのキホン解説【2021伊豆エリア】
2021年10月27日 11:30
抜粋
秋のアオリイカは徐々にナイトでの良型の季節に突入。本来なら水温も下がる季節だが、伊豆エリアではいまだ高水温が続く2021年。この時期の対応エギ、ポイント、タイミングなど、晩秋に良型を手中にするための攻略法を解説する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター野中功二)
秋イカ狙いナイトゲーム
今年の秋イカシーズンですが、デイからナイトに移行している。朝夕マヅメ~ナイトゲームについては、天敵となる青物の回遊が無くなりアオリイカが湾奥から回遊し始める。そこで、潮通しの良い外洋に面したポイントや港内の船道、岬の先端、深場と浅場が隣接するポイント、湾内やワンド内で潮の動く場所などがポイントとなる。
ストラクチャーに付くイカを狙うデイゲームとは正反対に、この時期のナイトゲームは捕食回遊待ちの釣りが中心になる。潮の動きも大切だ。
秋イカのポイント
この時期で大切なのはポイントだ。近年の実績のあるポイントが有望視される。
この時期イカがどこにいるのか?孵化した個体がエサを食べて大きくなってしまった時期で、外敵から身を守ることも可能な場所から、ベイトを待ち構えることができる環境へと優先順位がかわる。その後大きくなり外洋に出ていく。アベレージ600g台が今出始めている。
使用するエギ
エギは、新子でもある程度大きくなれば3.5号でも釣ることができるが、3号のエギならゆっくりとしたフォールなども演出できるので1~2本は準備しておきたい。ハイプレッシャーの中ではエギのサイズダウンも有効な一手となりうる。
カラー
カラーも視野性の良いカラーとナチュラルカラー、正反対のカラーを準備していきたい。人が投げていないカラーを投げてみるのも効果がある。闇夜、月夜で2パターンのエギを用意、闇夜であれば(赤テープ系、夜光タイプ、リアルタイプ、ケイムラ)。月夜であれば(シルバー系、ゴールド系、ケイムラタイプ、リアルタイプ)。月・闇5本ずつもあれば十分対応できる。大分型・脚付きタイプとおりまぜたい。
ラトル
ラトルの有効性はイカにエギを見つけてもらうことが大事なのでフレッシュなイカだけでなくスイッチを入れるスパイス的な効果も期待できる。ラトルからノンラトル、ノンラトルからラトルへのエギのローテーションも有効だ。
基本のアクション
アクションと最初に狙う場所は、見落としがちな近場が最初となる。最初は遠投せず、チョイ投げして水面下をダート、フォールし足元ステイで追尾の確認、追尾ない場合は同じことを数回、後に普通になげてアクションさせていく。
この時期のイカは中層付近にスクールでいたりするためだ。底付近を意識するより中層~上の意識でよい。
タダ巻きも有効
夕マヅメにいろいろなアクションを試してもアタリすらない、イカはいると思うけど……、といった状況下で私がナイトエギングで使うマル秘テクニックを紹介。
キャストして中層に沈めてワンアクションし、その後ゆっくり中層をイメージしタダ巻きするだけでもアタリが出る。是非やってみて欲しい。
アタリはエギを押さえ込むアタリに、「アッ」と思い、ここでタダ巻きをやめると違和感からエギを放してしまうので巻き続け、重さが竿にのったら、竿を横に絞り込むようにしてアワセをする。是非トライして欲しい。この時、強い縦合わせをするとゲソカットといったアクシデントに見舞われることがある。
エギング釣行の注意点
イセエビの刺網漁が解禁となり、夕方から早朝、竿を出せない場所が多数ある。コロナ禍でいまだオープンになっていない地域なども確認して釣行していただきたい。無許可で侵入し今後立ち入り禁止になるやもしれないのでマナーは守ろう。
10月からは静岡伊東の各堤防でアオリイカが解禁となっている。釣りやすい時期のエギングに、ぜひ挑戦してほしい。なお、必ずライフジャケットは身に付けたい。
<野中功二/TSURINEWSライター>
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