手巻きジギングタックル流用で落とし込み釣りに挑戦 ブリ好捕に満足
2021年10月28日 11:30
抜粋
冬のシーズンがすぐそこにきている。これから熱くなってくるのはやはり青物だ。今回は北九州市で手巻きリールのジギングタックル流用での落とし込み釣りに挑戦してきたので、リポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター檜垣修平)
ジギングタックルで落とし込み釣り
本来であれば電動リールを使う落とし込み釣り。手巻きリールを使えばよりゲーム性を高めて、魚とのファイトをしっかり味わうことができる。「手巻きリールでの落とし込みをやっているから試してみて!」と誘われ、やってみることに。
北九州市小倉から出船の遊漁船JACKにお邪魔した。福岡エリアで手巻きリールでの落とし込みを推奨する船はほぼないので、船長もこのジャンルを開拓している真っ最中だ。
ジギングでは不発
本来の落とし込み釣りでは電動リール、バッテリー、サオ受けなどと必要な道具が多くなる。だが、ジギングタックルでやる場合はメタルジグがそのまま仕掛けにかわるだけだ。
10月9日は 5時に集合。準備もすぐに終わり、5時30分に出船。1時間ほどでポイントに到着した。遊漁船JACKはそもそもがルアー船なので、手巻き落とし込みコース中はメタルジグを使っても構わない。メタルジグで釣りたい欲があったので朝一のチャンスは是非ジグで……と思っていたのだが、不発に終わってしまった。
裏で手巻き落とし込みをしていた船長はサクッと釣っていた。魚はいるのにジグでは食わない日のようだ。
落とし込みの操作は簡単
船長の見ている魚探の反応を見ても、青物があまりジグを追っていないらしい。早速手巻き落とし込み釣りに挑戦してみよう。
ベイトのジギングタックルに3mほどのショートタイプの落とし込み仕掛けをセットする。オモリは50号の指定。50号のオモリなら、187.5gだ。使っていたジグとほぼ同じ重さなので操作は苦にはならない。
船長の合図とともに仕掛けを一気に底目掛けて落としていく。すると途中でイワシやアジなどのベイトがハリに掛かりサオ先が震える。そのままエサのついた仕掛けをヒラマサのいる底まで落としていく。ひとしきり待ってアタリがなければ30mほど巻き上げてまた落としてベイトを付け直す。
青物ダブルヒット
底付近で待っていると一気に引っ手繰られるアタリが出た。長い死闘の末上がってきたのはまさかのハンマーヘッドシャーク。1m超えの大物だがヒラマサだと思っていただけにガックリ。
仕掛けもやられてしまった。落とし込み釣りでは何が掛かるかわからないので、予備の仕掛けはなるべくたくさんあった方がいい。すぐに仕掛けをつけかえて再投入。後ろの同船者とダブルヒット!
ジグにはカスリもしなかったのに……魚はいるのに食わせられない、いや、食わせる技術が足りないのだろう。
その後はさらに追加を目論むがエソや根掛かりで仕掛けをロストしていき弾切れ。ハリスがヨレていると格段にベイトの付きが落ちるので仕掛けは14、16、18号を各2枚ずつ持っておいた方がいいだろう。
手巻きなら二刀流も
当日は3人での出船だったが釣果としてはまずまず。自分はブリ、キジハタをキャッチするも中盤に仕掛け切れを起こしてしまったため数を伸ばせず、その後はメタルジグで釣りを続行していたが二刀流は叶わなかった。
手巻きでの落とし込み釣りではベイトの反応をより繊細にとらえ、魚とのファイトを十分に堪能できる。釣り本来の魚が掛かってリールを巻くという部分をしっかり楽しめるのが魅力だ。
ジギンガーなら二刀流もできるのが嬉しいところ。ぜひ一度挑戦してみて欲しい。
<檜垣修平/TSURINEWSライター>
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