難しくて面白い「アカムツジギング」入門:代表的なヒットパターン4選

2021年10月29日 16:30

[TSURINEWS]

抜粋

一筋縄ではいかないアカムツジギング。とはいえ、狙い続けることで見えてきたことも。今回は、ヒットパターンについて解説します。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター堀籠賢志)

ジグで狙うアカムツ

スローピッチジャークが認知されるようになり、ジグで狙えるターゲットは格段に増えました。アカムツもその代表的なターゲットだと思います。一癖も二癖もあるターゲットがアカムツですが、ジグで狙い続けることで何かしら見えてくるものがあるように思います。

ジギングで釣るには、けして簡単なターゲットではないアカムツの釣れたパターンを考えることでイメージを膨らませて今後のアカムツ攻略の糧に出来ればと思います。

アカムツジギングは難しい

2014年からアカムツジギングに取り組んでますが、アカムツは何度釣っても難しい魚だと思います。その理由は、やはりたくさん釣れないことが一番の理由です。

ハマれば良い釣果に恵まれることも(提供:TSURINEWSライター堀籠賢志)

一般的な魚なら、ある程度の数を釣り上げることでバイトするパターンを数多く経験できて、その魚のクセ、習性などを理解出来るでしょう。このジグへこう反応するからこうしよう、などとその魚のことを理解することで、ジギングという想像の釣りの理解が進み、その魚の釣り方が構築されていくように思います。

アカムツはその点で考えると圧倒的に釣れないので、どうしてもアングラーの理解度は経験値の無さから進みにくいものです。

ジャークパターン

ジグを動かすジャークという動作から釣れるパターンを見てみると、数パターンあることがわかります。

スロージャーク+フリーフォール

スローに大きくジグを上方に動かし、ティップが返った後、ジグをフリーフォールさせる。

スロージャーク+テンションフォール

同様にジグを跳ね上げ、ティップが返った後、張らず緩めずでテンションフォールさせる。

ショートピッチジャーク

1段強めのロッドを用いて、リールのキックを併用して素早くジグを飛ばすイメージで操作する。

スローリフト

ロッドティップは返さずにジグの重さを受け止めながら、ジグのリフト&フォールを繰り返す。

いずれのロッド操作でも、アカムツのバイトを得ています。青物ジギングでのジグ操作のイメージが強いアングラーには違和感があると思いますが、アカムツは特にジグが横にならなくてもバイトしてきます。

バイトパターン

私のこれまでのアカムツのバイトパターンを整理して考えてみるといくつかのパターンに分類されます。

東北のアカムツはまだまだ大型が狙えるエリアだ(提供:TSURINEWSライター堀籠賢志)

1、スローピッチジャーク

ジグ着底からピックアップして、いつも通りにジャーク、フォールを繰り返している時に、フォールでガタガタとバイトします。

2、着底バイト

ジグを投入してボトムに着底後、ピックアップしてジャーク開始でヒットするパターン。いわゆる着ドンパターンですが、アカムツでもよくあります。特に朝イチなど、アカムツがジグに対して反応が良い場面に多いように思います。

3、ドテラ流し時

船がドテラ流し気味となり、ジグが沖に沖に離れていく場面でのバイト。広い範囲を探れるという面では有効なドテラ流しですが、ラインが長く出ることでジグが浮き上がりやすくなります。

どんどんリールからラインを出していてレンジをキープしている場面で、ジグをリトリーブする直後、あるいはジグをボトムに向かってテンションを掛けながら送り込んでる時に食ってくるパターンです。

4、ジグが立ったまま

ジャークというよりもロッドティップが反り返らない状態で上下動する場面でのバイト。アカムツにはジグがどのように見えているのかわかりませんが、ジグの動きは水平になることなく、立ったままでアカムツが食ってくる場面も多いです。

いずれの釣れ方も青物のようなスピードに乗ったジグへのアタックはほぼありませんので、アカムツのジグの食い方は待ち構えての捕食が多いように思います。

ヒットするレンジ

アカムツがバイトしたレンジを思い返してみると、そのほとんどがボトムから1mほどの狭い空間でのバイトが多かったように思います。特に日中の釣りでは、その傾向が強いです。マヅメ時は多少アカムツも浮いていることもあるかもしれませんが、ヒットレンジはほぼボトムから1m以内だと思っていいと思います。

バイトパターンやジャークパターンが複数あっても、ヒットレンジはいつも決まっているような気がします。あくまでも、これまでの私の経験上の話ですが、急な傾斜のカケアガリなどで釣る場合には高く浮く場合もあるかも知れません。

ジグのカラー

何かと話題になりやすいジグのカラーですが、それほど気にする必要はないと思います。

試行錯誤して本命を手にしよう(提供:TSURINEWSライター堀籠賢志)

マヅメ時、曇天の日中のグローカラーの有無や晴天のハイライト時のシルエットの強いカラーなど、カラーが効いていると思える場面も経験したことがあります。グローカラーが逆にホッケなどに好かれる場面もありますので、常にグローカラーがアカムツに有効な訳ではないと思います。

東北のアカムツフィールドは比較的、浅いエリアでの釣りですので、カラー選択の幅は広いと思います。

ジグの特性把握

アカムツジギングでは、特定のアングラーにバイトが集中する場面も経験したことがあります。さまざまな要因があると思いますが、特定のジグを使用していることがバイトが集中する理由であることもあったかもしれません。

このような不確定な要因を釣れた理由とするのは好きではありませんが、事実として存在しているので全てを否定できません。そのジグでないと釣れない状況というものは存在しないと思いますが、ジグの持つ固有のアクションが効果を発揮することもあるだろうと考えます。

ここで大切なのは、そのジグの持つ個性を理解して使い熟すことが大切だということです。もしバイトが船中のアングラーの誰かに偏ることがあれば、そのアングラーの釣り方をよく観察して模索することの方が大切だと思います。

<堀籠賢志/TSURINEWSライター>

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