『スーパーライトショアジギング』超入門 まずは狙いたい5つの場所
2021年11月02日 17:00
抜粋
メタルジグを使う釣りは、釣れるポイントを見極めることも大事です。打つべき場所というものを目視で探し、また避けるべき場所も頭に入れましょう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
ロスト低減のために
SLSJに限らず、メタルジグを使う釣りは朝マヅメ夕マヅメや日中、つまり光量の効いている時間のゲームです。目視の効かないナイトゲームでの地形把握と比べると、そういう意味ではポイントの打ち方は非常に簡単です。
いつもマヅメ狙いの方も、ぜひ日中にエントリーしてください。上げ潮の潮目、ナブラが起きやすい場所、潮のよれなど、打つべき場所が見えてきます。また、ド干潮時にエントリーすることで、「こんなところに根が!?」などの発見もあり、ロスト低減に繋がります。
打つべき場所
目視で見る打つべき場所というと、主には次の5つでしょう。
潮目
目視で確認して打つべき場所、ナンバー1はずばり潮目です。潮目がガッツリ通っている場所は、やはり釣れやすいです。回遊魚は潮に乗って泳ぐので、潮目を打って悪いはずがありません。
潮のよれ
これは、潮目や潮のクッションのそばにあることが多いです。潮がよれよれと弱々しくなって、水面に柔らかい感じの渦が発生しているもの、それが潮のよれです。特によれにつきやすいのはプランクトンパターンのアジです。アジングでは最大級のヒントで、日中のSLSJでジグサビキをつけて打つのにも良いかもしれません。
ナブラ
突発的に発生するものなので、そのときに打たなければどうしようもありませんが、ナブラはあまりにも大きなヒントです。そしてナブラが起きやすい場所と言うものもあります。大体は小魚の回遊ルートとなる場所で、つまりプランクトンが滞留しやすいところ=潮のクッションするところ、などと絞り込むこともできます。
鳥
日中、鳥が海面付近を低く飛んでいるところを見たことはないでしょうか?鳥たちは、小魚を狙っているのです。よって、釣り人目線でいえば、鳥が動き回っているところには釣れる魚がいます。魚は逃げ回るようにして鳥よりも早く動くので、鳥のいるところまでキャストが届かなくても、その周辺で狙えます。
ミオ筋
漁船などが出ていくための、漁港の内外の通り道、ミオ筋。多くの場合、ミオ筋は深くなっていることが多く、また手前に向けてカケアガリになっていて、かなり魚が入りやすいポイントです。手前のカケアガリだけレンジを切りながら、うまく釣ってみましょう。
避けるべき場所
対して、目視で見られる、打つべきでない場所。これは、沈み根エリアと、藻周りです。
沈み根エリア・藻周り
多くはこの2つは一緒になっていることが多いです。消波ブロック沿いなどは、5月6月くらいは藻が繁茂します。SLSJが非常に成立しにくい条件です。ライトライン運用のゲームなので、スタックを外すのも、根から魚を引き剥がしてくるのも、限界があります。筆者は根が荒いところでは、ジグを打たないようにしています。
デイで目視することのアドバンテージ
デイでしか見られないストラクチャーは、裏を返せばメバリングの場所ともなります。そういう意味で、デイのポイント確認、目視にはいろいろな意味があります。
一部の地域やパターンで夜のSLSJが成立するときには、潮の動きは上げ下げ共に日中とほとんど変わらないので、やはりデイで「上げはこの方向に潮目」「下げはここで食う」などの感覚を掴んでおくと、夜にもメタルでの釣りを有利に展開できます。
<井上海生/TSURINEWSライター>
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