秋のクロダイカカリ釣り徹底解説 数釣り達成のための道具・エサ・釣り方
2021年11月06日 11:30
抜粋
やはり秋はクロダイの数釣りの季節。どのような形で数を狙っていくか。エサ、タックル、ダンゴの配合、釣り方などを詳しく解説したい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 橋本直)


渡船の予約
まずは渡船店のチョイスだ。秋の数狙いであれば、やはり三重県の鳥羽界隈が一番メジャーではないだろうか。後は五ケ所湾、的矢湾三ケ所、英虞湾辺りだ。
小気味よい引きを楽しもう(提供:週刊つりニュース中部版 橋本直)三重県内にはいろいろなポイントがあり、その中で自分に合った渡船場をチョイスしよう。SNSなどでの情報発信も早いので、参考にして事前に予約をしておこう。
クロダイカカリ釣りタックル
基本的なタックルを紹介しよう。
タックル図(作図:週刊つりニュース中部版 橋本直)ロッド
1.5m前後のイカダ用のカカリ釣りロッド。私自身の場合NSR・ASRA160F2をチョイスしている。数狙いの場合、基本対象魚は30cmまでが多く、アベレージは20~25cm。晩秋になればさらにサイズは小さくなるため、基本軟らかめのロッドを使用している。
ロッドは細ライン対応の軟調子のものを選ぼう(提供:週刊つりニュース中部版 橋本直)ラインも細いものをチョイスするので、硬いロッドだとラインブレイクの可能性もある。弾力のある軟らかめのロッドをチョイスしよう。
ライン
1~1.2号のイカダカカリ専用フロロカーボンライン。私の場合はラインシステム筏コンペティション1~1.2号。
ラインのチョイスは対象魚のアベレージサイズか、ポイントの潮の速さによって決めている。ホームグラウンドの鳥羽本浦では、やはり潮が速く太いラインではコントロールがしにくいので1~1.2号を使っている。
五ケ所湾では潮があまり動かないポイントが多く、数を狙うポイントはシャローが多いので1.2~1.5号を使用している。ポイントによってラインは決めていこう。
ハリ
1~3号のチヌバリ。ハリのチョイスも対象魚のサイズによって決めている。15~20cmの小型の場合なら1号、20~30cmがメインなら2号、それ以上の魚が交じる場合なら3号。こんな形でハリをチョイスしている。
クロダイ狙いのエサ
数釣りで一番メジャーなエサはシラサエビだ。シラサエビが海底で跳ねている様子に魚は興奮したり、リアクションバイトでヒットしたりするが、いろいろなエサを用意しその日一番反応がいいエサをいち早く察知することも、数を伸ばす秘けつだ。
秋は絶好のカカリ釣り入門の季節(提供:週刊つりニュース中部版 橋本直)シラサエビ
数釣りではなくてはならない代表的なエサ。昨今コロナの影響で輸入物が入ってこず少ない場合もあるので、予約をしておけば間違いはない。目安として3~5杯程度は用意し、ダンゴに混ぜながらポイントを作っていくとより効果的だ。
数釣りで最もメジャーなエサはシラサエビ(提供:週刊つりニュース中部版 橋本直)オキアミ
カカリ釣りでは代表的な万能エサ。シーズン関係なく必ず持参していこう。エサ取りが多くても、意外にオキアミにヒットしてくる場合も多いので、必ずローテーションの中に入れていこう。
ボケ
こちらもイメージとしては、冬から春に効果を発揮する。生きエサではあるが、小型のボケも数釣りにはかなり有効だ。できることなら小型のものを用意したい。
アケミ貝
アケミ貝はまきエサにも有効だ。クラッシュしてまきエサにしたり、そのまま上まきしたりとクロダイを足止めするために持参していこう。この時期はむき身にして使用するのも効果的だ。
サナギ
昨今海水温の上昇に伴い、エサ取りが非常に多くシラサエビやオキアミだと歯が立たない場合もある。そのようなときには効果的だ。ミンチサナギをアンコにして、ポイントを作りながらさしエサにも使用すれば、より効果的だ。
コーン
サナギと同じ使用方法。穀物系だが、非常にクロダイが好むエサだ。
エサの使用方法として一日の組み立ての中で、最初はオキアミ、シラサエビで様子を見てみよう。クロダイが反応してくればそれをメインに打ち返しをしていくが、食い渋る場合も多々あるのでその場合は、ボケにしてみたりコーンにしてみたりと、ローテーションをしていく。
各種エサを使い分けよう(提供:週刊つりニュース中部版 橋本直)エサ取りが非常に多い場合は、できるだけ残りやすいエサを探していこう。ただクロダイが寄りだしたらエサ取りも散るので、エサの残る時間を見ながら組み立てをしていこう。
重要アイテム「ダンゴ」
カカリ釣りにおいて重要なアイテムがダンゴである。ダンゴを使い、魚を寄せてその中からクロダイを釣っていくのがカカリ釣りの面白さだ。ダンゴのレシピは人それぞれで、何が正解かは釣り人の感覚による場合も多いが、まずは考え方として魚を寄せてからのコントロール性が重要だ。
ダンゴも重要なアイテムだ(提供:週刊つりニュース中部版 橋本直)早く割れてしまえば底まで持たなかったり、エサ取りのえじきになってしまう。なかなか割れなければ手返しが遅くなり、数を狙ってはいけなくなる。まずは自分が一番使いやすい配合を決めて、慣れることが重要だ。
何回握ったら海底でどれだけの時間持つか、中層や底にボラがいたらどれくらい握る回数でコントロールできるかが釣果を左右する。
配合の参考例
私は基本年中同じ配合だが、シラサエビがメインの場合は変えていくので参考にしてほしい。
・素材工房イエローステージプレミアム1箱
・煎りヌカ半袋
・ガーリック粉末1袋
・オキアミミックス
シラサエビメインの場合。
・レッドステージプレミアム1箱
・煎りヌカ
・ガーリック粉末
・オキアミミックス
シラサエビメインの場合は、柔らかいダンゴで手返しよく攻めていきたい。シラサエビは角があり、握り込むときに角が刺さることがあるので注意が必要だ。
ダンゴの配合は釣り場に応じて(提供:週刊つりニュース中部版 橋本直)基本の配合なら水は約3L。シラサエビメインの場合なら4Lくらいから初めて様子を見て、水を足していこう。
ボラがキーポイント
さていよいよ釣りのスタートだ。まずはポイントに着いたら、その日使うエサをアンコにしダンゴでしっかりとポイントを作ってから、ゆっくりタックルの準備をしても遅くはない。
モーニングもあるが、やはり数を狙っていく場合、朝からしっかりとポイントを作っていき魚をまずは寄せていくことが先決だ。
イカダでは様々な魚種との駆け引きが行われる(提供:週刊つりニュース中部版 橋本直)クロダイの個体数が多い場合はいきなり釣れだすこともあるが、キーポイントとなるのはボラだ。ボラがダンゴに反応し、ダンゴを突きだすと濁りが出て魚の警戒心が薄れ活性が上がっていく。小型のエサ取りなどが散り、クロダイが捕食する間合いを作っていけることが利点だ。
しかしボラが多いとラインに擦れて穂先が動き、アタリと間違えてアワせてしまい、せっかく作ったポイントが台無しになることも多々ある。できるだけボラのアタリはスルーしていきたい。
ボラのアタリは基本スレアタリなので、穂先はすぐに戻ってくる。よくアタリの見極めが難しいといわれるが、エサ取りは口が小さい魚が多い。例えばフグ、カワハギ、アイゴなどだが、アタリも小さく細かいアタリだ。
クロダイは口が大きくエサを吸い込む力も強いし、捕食してから反転する場合が多いのでストロークの大きいしっかりとしたアタリだ。中途半端なアタリは見逃し、しっかりと穂先が入っていくアタリをアワせていけばクロダイの確率は高くなる。
1匹1匹を丁寧に仕留める
アタリがありヒットしたら、慌てずにロッドの特性を生かしながら余裕を持ってランディングまで持ち込もう。慌てて力任せにしてしまうと、せっかく掛けた魚をバラしてしまうことになりかねない。
丁寧にやり取りし、しっかりランディングしていこう。数を狙っていくのは基本手返しのスピードだが、それは慣れていないと難しい。やはり1回1回を丁寧にしっかりと、1匹1匹を確実に仕留めていくことが結果数を伸ばすことにつながっていく。
1匹ずつ確実に仕留めることを心がけよう(提供:週刊つりニュース中部版 橋本直)いろいろ説明したが、年間を通して一番数も狙っていけるのがこの時期だ。気候も良くなり過ごしやすい日も多く、魚も釣れるとなればこれからカカリ釣りを始めてみよう考えている人にはうってつけのシーズンだ。ぜひ参考にしていただき、カカリ釣りを楽しんでほしい。
<週刊つりニュース中部版 橋本直/TSURINEWS編>
The post 秋のクロダイカカリ釣り徹底解説 数釣り達成のための道具・エサ・釣り方 first appeared on TSURINEWS.














