初冬の陸っぱり『二刀流』釣りで2大本命アジ&カワハギをキャッチ
2021年11月07日 06:00
抜粋
初冬の堤防釣りを満喫。今回は、フカセ釣りでのアジ狙いと、胴突き仕掛けで狙うカワハギ釣りの二刀流に挑戦した。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
堤防でアジ&カワハギ釣り
熊本県天草市の栖本港で、アジとカワハギの食いが活発だ。いずれも釣れる時間帯が違うことから、〝リレー釣り〟で狙うと面白い。10月21日に釣行した時の様子をリポートする。
同港は八代海に面した波穏やかな海域で、秋から初冬はアジやカワハギ釣りなどで賑わう人気の堤防だ。
栖本港の様子
栖本港に午前5時過ぎに到着。既に数人の先客が居て、大半の人が外波止の突端付近で釣りの準備中だった。
私は迷わず、波止中間部の内向きに釣り座を構えた。ここは潮溜まりになっていて過去の経験から、まきエが溜まりやすくて魚が居着く場所でもある。
電気ウキ仕掛けでアジ
早速、仕掛け作り。まずは電気ウキを使ったフカセ釣りでアジを狙う。ウキは遠近自在に探れるLFスマート、ハリは細身で刺さりがいい速手チヌを選択。まきエサは赤アミと配合エサを混ぜたもので、さしエサはオキアミ生。
まきエサをサオ下に5~6杯まき、1ヒロ半のタナから探りを入れた。
回遊を待って手返し
1投目からのアタリに期待したが、魚信はおろか、さしエサが残る。それでもアジの回遊を待って手返しを続けた。
空が白み始め、「今日はだめか」と諦めかけた時だった。ウキがモヤッと沈み、横走りした。軽くアワセを入れると確かな手応え。小気味いい引きを味わいながら、そっと抜き上げたのは20cm級のアジだった。
日が高くなると時合い終了
そのまま時合いを迎え、同型のアジがぽつぽつと上がる。釣れるパターンをつかみ、ペースを上げるかに思えた。
しかし、日が高くなると徐々にアタリは遠くなり、午前7時ごろに魚信は途絶えた。
胴突き仕掛けでカワハギ釣り
フカセの道具を片付け、胴突き仕掛けにチェンジ。次は青虫やオキアミをエサに、カワハギを狙う。
専用のタックルに、満点カワハギ3本をセットし、まずは青虫で波止際の底近くを探った。
オキアミでカワハギヒット
アジのまきエが効いていると予想したが、なんのアタリもない。立ち位置をかえてもさしエサが残る。そこでエサをオキアミにかえ、着底後に仕掛けをたるませてみた。
その1投目、穂先が僅かに震え、そっと持ち上げると魚が乗った。リールをゆっくり巻くと、魚が横走りすることから、本命と確信。水面を割ったのは〝肝パン〟で20cm近いカワハギだ。
二刀流釣り成立
その後は青虫にもアタリが出始め、15cmほどのカワハギをぽつりぽつりと追加。同型のベラやカサゴも交え、2時間ほどで7尾の魚たちと遊んだところで、午前10時ごろに納竿した。
この日持ち帰った魚はアジを10尾と、カワハギ3尾。思ったよりもカワハギが少なかったが、二刀流のリレー釣りとしては〝ギリギリセーフ〟だった。
そろそろミズイカも
同港のアジは例年1月ごろまで釣れ、カワハギは11月いっぱい。そろそろミズイカも釣れ始めるので、次回はアジ、カワハギ、ミズイカの〝超(スーパー)リレー〟に臨みたい。
<松田正記/TSURINEWSライター>
栖本漁港
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