釣り人的「ひと手間」レシピ:ブリカマ照り焼き 新鮮なカマは釣魚の特権
2021年11月07日 16:30
抜粋
青物のトップシーズン到来。ブリに限らずヒラマサやカンパチなどでもおすすめしたい、「カマの照り焼き」レシピを紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮崎ゆきお)
カマは釣り人の特権
秋深し。青物釣りシーズン到来。釣った青物にもれなくあるのがカマ。新鮮なカマにあり付けるのは釣り人の特権でもあります。
カマ料理の定番といえば塩焼きですが、今回はひと手間加えた照り焼きのレシピをご紹介させていただきます。途中までの工程は塩焼きと同じです。
釣り場での下処理
大型青物を釣り上げたら、魚が元気なうちにナイフと海水で血抜きをします。もちろん腕に覚えのあるかたは自分なりのベストの締め方でかまいません。
血抜きした魚はたっぷりの氷と海水をクーラーボックスにひたひたに注いで作った海水氷などで、なるべく鮮度のいい状態で保冷して持ち帰りましょう。
自宅での下準備
1.包丁やうろこ落としなどでブリの鱗をきれいに落とす
2.出刃包丁でブリの頭と胴体を切り離す。さらに頭とカマを切り分ける。
3.ブリのカマを縦に半分に切り分ける。胸ビレは短く切り取る。
4.水道水でカマをきれいに洗う
5.キッチンペーパーや清潔な布巾などでカマの水気をできるだけ拭き取る
6.ブリカマの両面に料理酒(分量外)を振る
7.カマの両面に塩をやや強めに振り30分ほどザル付きバットなどに置き、浮き出た水分をキッチンペーパーなどでふき取る。
Point:料理酒はスプレーボトルに入れておくと使いやすいです
「ブリカマの照り焼き」材料と作り方
では、ブリカマの照り焼きの材料と調理手順を紹介します。
材料
・ブリのカマ 半身分
・しょうゆ 大さじ3
・料理酒 大さじ3
・みりん調味料 大さじ3
・砂糖 大さじ1.5
・小麦粉 適量
・大根おろし 適量
作り方
1、魚焼きグリルを3分ほど強火で予熱し、予熱後強火で約6~7分カマを焼いて、7~8割くらい火を通す。
Point:筆者の場合は両面焼きタイプの魚焼きグリルを使用。焼き時間はグリルや魚の頭の大きさで加減してください。片面焼きタイプグリルの場合は先に皮目から焼き途中で裏返してください。皮は多少焦げてもかまいませんが、焦げすぎないように注意しましょう。
2、7~8割焼いたカマをグリルからトングなどで取り出し、いったんザル付きバットなどの上に置き、表面に小麦粉を両面に振る。
Point:小麦粉を振っておくと照り焼きのタレがカマによくからみます。
3、焦げ付きにくい加工のフライパンに、しょうゆ、料理酒、みりん、砂糖全量とカマを投入し、加熱する。
4、タレを大きめのスプーンなどでカマにすくいかけながら、カマにしっかり火を通しつつ、タレを煮詰めていきます。カマに火が通り、タレにとろみがついたら完成です。
Point:タレが煮詰まり過ぎて焦げ付かないように注意しましょう。
皿などに完成したカマを盛り付け、残りのタレをカマの上からかけて、大根おろしを脇にこんもりと盛ります。針しょうがや木の芽などをあしらってもいいですね。
照り焼きは塩焼きよりも少々手間はかかりますが、筆者宅でも家族の評判は上々です。
甘じょっぱい味は大人だけではなくお子さんにも人気です。塩焼きが苦手お子さんにもおすすめです。
<宮崎ゆきお/TSURINEWSライター>
The post 釣り人的「ひと手間」レシピ:ブリカマ照り焼き 新鮮なカマは釣魚の特権 first appeared on TSURINEWS.