「オオモンハタゲーム」ステップアップ解説 バラシ軽減フッキング術
2021年11月08日 17:00
抜粋
ロックフィッシュゲームにおいて重要となるフッキング。特にオオモンハタはフッキングが決まらないとバラすことが多い。そこで今回はオオモンハタ狙いの有効なアワせ方について解説する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター山下洋太)
オオモンハタの特性
オオモンハタは砂地と根が絡むエリアを好む。大型になるとベイトフィッシュを捕食するフィッシュイーターになる。イワシやキビナゴはもちろんだが、ネンブツダイ、ベラ、時にはカサゴまで捕食している。かなり獰猛なフィッシュイーターだ。
オオモンハタの釣り方
オオモンハタはジグヘッドリグのスイミングと呼ばれる釣り方で狙うことが一般的だ。スイミングでは着底後、ハンドル10~20巻きして反応がなければ着底のサイクルを繰り返す。ラインが立ってきてジグヘッドが足元に近づいて来たら回収する。
フッキングの重要性
オオモンハタ狙いで使用するジグヘッドにはフックが1つしかついていない。トリプルフックがついていればある程度オートマチックなフッキングが可能だが、ジグヘッドリグではフッキングに気を使うことで釣果がかわってくる。
即アワセは厳禁
オオモンハタ狙いでは、即アワセは厳禁だ。アタリが出てもリーリングをし続けて、大きなアタリが出た時に思いっきりフッキングするようにしよう。即アワセすると浅いバイトでバラしやすいところにフックが掛かってしまうイメージだ。
アタリが出ても巻き続けると深いバイトが得られ、口の奥にしっかりとフックが掛かり、バレにくくなる。
リーリング中のロッド角度
リーリング中のロッド角度は、ラインと一直線にしておくといい。アタリが出るとリールを巻く感覚が重たくなる。オオモンハタのバイトはロッドで取るというよりも、リールで取るイメージとなる。
リールを巻く感覚に変化があれば、バイトかオオモンハタがジグヘッドに追ってきているサインだ。リールの巻きが重たくなっても慌てずに巻き続けて深いバイトを得よう。
ミスバイト後の動作
バイトがあってフッキングできなくても、すぐにチャンスが訪れる場合が多い。フッキングできなかったからと言って即回収はNG。オオモンハタは貪欲な魚で2回、3回とバイトしてくることが多い。バイトがあったらチャンスと捉え、すぐにスイミングを開始しよう。
バイトがあってフッキングミスをしてしまった後のスイミングでは反応がなくても、フォールで激しいバイトが出る場合がある。バイトが出た直後はフォール中にオオモンハタがバイトしてきてもいいようにしっかりと準備しよう。また回収したワームをチェックすることも忘れずに行う。歯形が付いていればハタ系の魚である可能性が高い。
ある程度のバラシは起こる
大型のオオモンハタになると、口切れでバラすこともある。ある程度のバラしは諦めて、すぐに気持ちを切りかえよう。オオモンハタをキャッチするにはとにかく安定したスイミングの釣りを繰り返すことが重要だ。
バラシは悔しいことではあるが、気持ちを切りかえないとスイミングの安定感が悪くなり、オオモンハタからのバイトが得られなくなる可能性もある。
<山下洋太/TSURINEWSライター>
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